第75代横綱 大の里とは|初土俵から13場所で横綱、在位7場所54勝25敗26休の星取表と優勝5回、輪島以来の学生出身横綱【歴代横綱シリーズ・2026年9月場所前まで】

大の里 泰輝(おおのさと だいき)は第75代横綱。石川県河北郡津幡町の出身で、二所ノ関部屋。令和5年(2023年)五月場所に幕下十枚目格付出で初土俵を踏み、令和7年(2025年)七月場所から横綱を務めている現役の横綱で、幕内優勝5回、生涯193勝70敗26休(協会・令和8年九月場所時点)。初土俵から横綱までは13場所で、田口はこれを「最短場所数」と書いている。横綱在位は2026年9月場所前までで7場所、協会の星取表を合計すると54勝25敗26休になる。輪島以来の学生出身の横綱で、田口の記名記事は入幕前から輪島と並べて書いてきた。

※戦歴の数字は日本相撲協会の歴代横綱プロフィールと力士プロフィール(2026年9月18日確認)、場所ごとの勝敗は協会「過去の成績・番付」の星取表(2026年8月3日取得)から写した。合計は当サイトが足した。進行中の令和8年九月場所は合計に入れず、田口の日次記事にある範囲だけを別に書いた。写真と場所の情景は田口 通廣の撮影・記名記事による。歴代横綱の一覧は初代明石から第75代大の里までに。

横綱昇進が決まり騎馬に担がれる大の里
横綱昇進の伝達式の日(2025年5月28日・ファイル名の日付)。田口のキャプションは「騎馬上の大の里」(新横綱大の里論)。写真:田口 通廣(撮影)。
目次

大の里の基本データ|協会公式プロフィール(2026年9月18日確認)

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横綱昇進の日、羽織袴で笑う大の里
横綱昇進の日の大の里(2025年5月28日・ファイル名の日付)。田口の記事3強ここ1年の成績のキャプションは「大の里」。写真:田口 通廣(撮影)。
四股名大の里 泰輝(おおのさと だいき)。しこ名履歴は大の里の1つだけ
第75代横綱(令和7年7月〜・在位中)
本名・出身中村 泰輝・石川県河北郡津幡町
生年月日平成12年(2000年)6月7日
部屋二所ノ関
身長・体重190.0cm・188.0kg(歴代横綱の体重ランキング
得意技突き・押し・右四つ・寄り
初土俵/新十両/新入幕令和五年五月場所/令和五年九月場所/令和六年一月場所
新三役/新大関/新横綱令和六年五月場所/令和六年十一月場所/令和七年七月場所
優勝幕内5回。十両以下は0回
三賞・金星殊勲賞2回・敢闘賞3回・技能賞3回。金星0個
生涯戦歴193勝70敗26休(21場所)※令和八年九月場所時点
幕内戦歴159勝60敗26休(17場所)※同上

出典: 日本相撲協会「第75代横綱 大の里 泰輝」(歴代横綱・2026年9月18日確認)と「力士プロフィール」(同日)。番付推移の元号表記は協会の書き方のまま。協会の戦歴には「※令和八年九月場所時点」の注記があり、進行中の場所の勝敗を含む。

現役の横綱なので、この表には引退の欄が無い。協会の歴代横綱プロフィールでも横綱在位は「令和7年7月~」と開いたままである。金星0個は、平幕だった2場所で横綱に勝っていないという意味である(協会の金星は平幕が横綱を破った星)。入幕から横綱まで9場所のうち平幕は2場所だけだった。三賞は新入幕の令和6年一月場所から5場所続けて受け、殊勲賞2回・敢闘賞3回・技能賞3回の8個。三賞は関脇以下が対象なので、大関に上がった令和6年十一月場所より後は増えない(協会の力士プロフィールの場所別を当サイトが数えた。田口は「大の里の新入幕から8つの三賞連続獲得は不滅の記録になるかもしれない」と書いている。大の里がかなわない安青錦の記録・2025年12月5日)。

初土俵から横綱までの13場所|幕下十枚目格付出から数える

場所番付成績優勝・三賞
令和5年五月場所幕下十枚目格付出6勝1敗
令和5年七月場所東幕下三枚目4勝3敗
令和5年九月場所東十両十四枚目12勝3敗
令和5年十一月場所東十両五枚目12勝3敗
令和6年一月場所西前頭十五枚目11勝4敗敢闘賞
令和6年三月場所西前頭五枚目11勝4敗敢闘賞・技能賞
令和6年五月場所西小結12勝3敗幕内優勝・殊勲賞・技能賞
令和6年七月場所西関脇9勝6敗殊勲賞
令和6年九月場所西関脇13勝2敗幕内優勝・敢闘賞・技能賞
令和6年十一月場所西大関9勝6敗
令和7年一月場所西大関10勝5敗
令和7年三月場所東大関12勝3敗幕内優勝
令和7年五月場所東大関14勝1敗幕内優勝
13場所の合計135勝44敗幕内優勝4回・三賞8個
出典=日本相撲協会 力士プロフィール(2026年9月18日確認)の過去の星取表。番付の書き方は協会のまま。合計は当サイトで算出し、休場は無い

「初土俵から横綱まで何場所か」は数え方で1つずれる。この表は初土俵の令和5年五月場所を1場所目と数え、新横綱の令和7年七月場所を含めずに13場所とした。新横綱の場所を含めれば14場所目になる。田口は「大の里はデビューから13場所と最短場所数で横綱、入幕から9場所を要し最短場所数で横綱にのぼりつめた」と書き(新横綱大の里論・2025年5月28日)、別の記事では「14場所後に横綱に昇進した」とも書いている(50046)。どちらも同じ事実の数え方の違いである。入幕からは9場所、大関在位は4場所で、田口は「年6場所制では北の湖、千代の富士、朝青龍は大関在位3場所で横綱に昇進した」と並べている(大の里のスピード出世を比較・2025年10月16日)。

数え方でもうひとつ断っておくべきなのは、出発点が幕下十枚目格付出である点だ。前相撲・序ノ口・序二段・三段目を経ていないので、序ノ口から数える力士の「◯場所」とは並べられない。田口は安青錦との比較で「安青錦は前相撲から、大の里は幕下付け出し10枚目格からであった。連続アマ横綱となった大の里だけに特別扱いだった。現在は幕下最下位付け出しと規定されている」と書いている(入門以降勝ち越し続く大の里・安青錦・2025年8月8日)。

時期出来事出典
大学時代日本体育大学で学生横綱、アマ横綱に。アマ横綱は2年連続田口 41731
令和5年五月場所二所ノ関部屋から幕下十枚目格付出で初土俵。6勝1敗。初日は石崎(のちの朝紅龍)に敗れた協会・田口 41731
令和5年七月場所幕下2場所目。3勝3敗から七番相撲を勝って4勝3敗協会・田口 41731
令和5年九月場所新十両。千秋楽まで優勝を争ったが狼雅に敗れ、優勝はならず協会・田口 41731
令和5年十一月場所十両2場所目。琴勝峰との優勝決定戦に敗れる。十両以下の優勝が無いまま新入幕へ協会・田口 41731
令和6年一月場所新入幕。西前頭十五枚目で11勝4敗・敢闘賞。横綱照ノ富士・大関豊昇龍とも対戦した協会・田口 42471
令和6年五月場所新小結で初優勝(12勝3敗)。初土俵から7場所目協会・田口 43208
令和6年九月場所関脇で2回目の優勝(13勝2敗)協会
令和6年十一月場所新大関。初土俵から9場所、入幕から5場所での昇進協会・田口 44398
令和7年三月・五月場所大関で連続優勝(12勝3敗・14勝1敗)協会
2025年5月28日横綱昇進の伝達式。口上は「横綱の地位を汚さぬよう、稽古に精進し、唯一無二の横綱を目指します」田口 47856
令和7年七月場所新横綱(第75代)。11勝4敗協会
令和7年九月場所横綱として初めての優勝(13勝2敗)協会・田口 49302
令和8年三月・五月場所途中休場と全休協会
令和8年七月場所皆勤して9勝6敗協会
2026年9月18日時点協会の歴代横綱プロフィールの横綱在位は「令和7年7月~」で、在位中協会
「協会」は歴代横綱プロフィールの番付推移と力士プロフィールの過去の星取表。番号は当サイトの記事ID

入門前後を田口はこう書いている。「大の里は7歳から相撲を始めた相撲少年であった。(中略)大学時代に学生横綱、アマ横綱になっている。アマ横綱は2年連続で獲得している」「誘惑が少ない茨城県の二所ノ関(元稀勢の里)部屋に入門した。幕下10枚目格付出で初土俵を踏んだ。2023年五月場所の初日、石崎(朝紅龍)に突き落としで敗れた」。幕下2場所目は「3勝3敗の窮地に陥っている。(中略)大の里は7番相撲を制してなんとか勝ち越した」(大の里の出世街道・2023年12月26日)。十両の2場所はどちらも千秋楽まで優勝を争って落としており、「大の里はここ一番に勝てない。ついに十両以下優勝なしで入幕となった」と同じ記事は結んでいる。

横綱昇進を決めた令和7年五月場所の十三日目、田口は琴櫻戦をこう書いた。「大の里が一方的な相撲で寄り切った。この瞬間大の里の4回目の優勝が決定した。現役では最多優勝回数である」。同じ記事で「連続優勝イコール力量抜群ではない。3場所38勝で初めて審議の対象とするが筆者の持論である」とも書いている(◆25夏13日目 大の里現役最多4回目の優勝・2025年5月23日)。横綱昇進直前3場所は10勝・12勝・14勝の36勝9敗で、これは協会の場所別成績を当サイトが足した数字である。

令和7年五月場所十三日目、相手を押し込む大の里
令和7年五月場所十三日目の大の里(2025年5月23日・ファイル名の日付)。田口の同日の記事(47803)に載った写真で、キャプションは付いていない。写真:田口 通廣(撮影)。

横綱7場所の星取表|54勝25敗26休(2026年9月場所前まで・協会の過去の星取表より)

場所備考
令和7年七月場所1140新横綱。4敗はすべて平幕(田口 48666)
令和7年九月場所1320横綱として初めての優勝。豊昇龍との優勝決定戦を制した
令和7年十一月場所1140千秋楽は不戦敗(田口 52563)。協会の星取表は敗に数え、休は0
令和8年一月場所1050八日目から3連敗のあと10勝にまとめた(田口 50682)
令和8年三月場所0411途中休場。4敗のうち1つは不戦敗(田口 53864)
令和8年五月場所0015全休
令和8年七月場所960皆勤したが横綱で初めての1ケタ勝利(田口 54654)
合計542526横綱在位7場所(2026年9月場所前まで)
出典=日本相撲協会「過去の成績・番付>星取表(幕内)」(2026年8月3日取得)。2026年9月18日に協会の力士プロフィールの場所別成績と7場所すべて照合して一致。合計は当サイトで算出。進行中の令和8年九月場所は入れていない

進行中の令和8年九月場所は、田口の日次記事にある範囲だけを書く。2026年9月17日の五日目を終えて4勝1敗。初日は大栄翔に「かろうじて足が残り、その前に大栄翔が落ちた」(◆26秋初日)、四日目は高安に敗れた。田口は「大の里ははたきの連続。最後は自分でバランスをくずし、土俵の外に飛び出した」と書いている(◆26秋4日目)、五日目は横綱になってから勝ったことのなかった義ノ富士に「右差し。そのまま前に出て体を突きつけて寄り切った」(◆26秋5日目・2026年9月17日)。この場所は豊昇龍が休場しており、田口は「大の里の一人横綱になる」と場所前に書いている(2026年九月場所直前考)。場所が終わったら、この表に1行足す。

合計は協会の生涯戦歴と突き合わせて検算した。協会の193勝70敗26休(令和8年九月場所時点)から、横綱昇進前13場所の135勝44敗(休0)を引くと58勝26敗26休。当サイトの横綱7場所54勝25敗26休に、九月場所五日目までの4勝1敗を足すと同じ58勝26敗26休になる。田口が七月場所後に書いた横綱成績「54勝25敗26休で、横綱勝率0.684」(豊昇龍・大の里横綱時代の苦手・2026年7月29日)とも一致した。

休場は7場所のうち2場所で、日数は三月場所の11休と五月場所の15休。十一月場所の千秋楽と三月場所の四日目は不戦敗で、協会の星取表では敗に入っている(千秋楽の不戦敗は田口52563、三月場所の1不戦敗は田口53864の記述と、協会の力士プロフィールに並ぶ対戦相手の数から当サイトが読んだ)。休場の理由は協会の休場力士情報の掲載期間が過ぎており当サイトでは確認できないので、この記事では扱わない(田口の当時の記事はケガの影響残す大の里大の里試練の場所。記事名は田口のもの)。休が0の場所は5場所だが、そのうち令和7年十一月場所は千秋楽が不戦敗である。田口はこの不戦敗を休場に数えて「3場所連続休場中」と書いており(52563)、その数え方なら皆勤は4場所になる。この記事では「不戦敗を出場に数えると5場所、休場に数えると4場所」と両方を書く。勝敗が1つも付かなかった場所は1場所(いずれも当サイトが星取表を数えた)。田口は休場の割合を輪島と比べて「輪島の横綱休場率は不戦敗を含めて通算13.42%である。大の里の横綱休場率は現時点で31.1%である」と書いている(怪しくなってきた大の里の輪島越え・2026年6月3日。横綱6場所目までの田口の計算)。

明治神宮で土俵入りをする横綱大の里
明治神宮での横綱土俵入り(2026年1月6日・ファイル名の日付)。田口の記事ケガの影響残す大の里のキャプションは「大の里右」。写真:田口 通廣(撮影)。

幕内優勝5回の一覧|新小結の初優勝から横綱初優勝まで

場所番付成績この場所のこと出どころ
1回目令和6年五月場所小結12勝3敗初優勝。初土俵から7場所目。田口は新小結の優勝を昭和32年五月場所の安念山以来と書いている協会・田口 43208
2回目令和6年九月場所関脇13勝2敗入幕から5場所目の2回目。この場所の後に大関昇進協会・田口 44398
3回目令和7年三月場所大関12勝3敗3敗で並んだ高安との優勝決定戦に勝った。田口は「優勝決定戦の勝利は高安戦の初勝利であった」と書いている協会・田口 46987/47653
4回目令和7年五月場所大関14勝1敗十三日目に琴櫻を寄り切って決めた。連続優勝で横綱昇進。千秋楽に豊昇龍に敗れ全勝は逃した協会・田口 47803/48749
5回目令和7年九月場所横綱13勝2敗横綱として初めての優勝。本割で豊昇龍に敗れ、優勝決定戦を寄り倒しで制した協会・田口 49302
5回という合計は協会プロフィールの幕内優勝の数と同じ。場所ごとの成績は協会の力士プロフィールから写した(2026年9月18日確認)。番号は当サイトの記事ID
初優勝の賜杯を受け取る小結大の里
令和6年五月場所千秋楽。田口のキャプションは「<賜杯を受ける大の里>」(■24夏千秋楽 大の里が最短7場所で初優勝)。写真:田口 通廣(撮影)。

初優勝は初土俵から7場所目だった。田口は千秋楽の記事で「その瞬間大の里の初優勝が決定した。デビューしてからわずか7場所目である。これは新記録である」と書き、「新小結の優勝は昭和32年五月場所の安念山以来である」「学生出身唯一の横綱となった輪島は15場所目の優勝であった」と並べている(43208・2024年5月26日)。ただし3敗での優勝で、「3敗優勝はスキあり優勝である」、輪島の初優勝も3敗優勝だったと同じ記事は付け加えている。

小結・関脇・大関・横綱の4つの地位で優勝したことになる。田口は横綱初優勝の日に「大の里は5回目の優勝だが、小結・関脇・大関・横綱と4階級制覇となった」と書き(◆25秋千秋楽 大盛り上がりの両横綱の決戦・2025年9月28日)、のちに「平幕優勝があれば全地位での優勝を成し遂げていた。今となっては達成のしょうがないが」と続けた(52563)。5回のうち十両以下の優勝は1つも無い。十両以下で優勝せずに横綱になった例として田口は双葉山・栃錦・佐田の山・北の湖・2代若乃花・曙の名を挙げている(大の里もう一つの記録・2025年6月14日。「昭和3年以降を対象とした場合」という田口の条件つき)。

横綱初優勝のパレードで手を振る大の里
令和7年九月場所千秋楽、横綱として初めての優勝(2025年9月28日・ファイル名の日付)。田口のキャプションは「優勝大の里」(2025年九月場所総評)。写真:田口 通廣(撮影)。

横綱初優勝の千秋楽は、本割で豊昇龍に敗れて13勝2敗で並び、優勝決定戦になった。田口の記述は「豊昇龍右上手、大の里もろ手突き。大の里委細かまわず出て豊昇龍の上手投げをかまわず寄り倒して東土俵にもたれ込んだ」。物言いがついたが「大の里の足の甲がかえったかの確認であった。かえっておらず大の里5回目の優勝を達成した」(49302)。田口は場所の総評で「久々に横綱同士の優勝争いになった点が実によかった」と書いている(49322)。この場所のあと、令和8年七月場所まで優勝は無い。

項目数字出どころと算出範囲
幕内優勝5回十両以下の優勝は0回。協会プロフィール
生涯戦歴193勝70敗26休(21場所)協会プロフィール。※令和八年九月場所時点(進行中の場所を含む)
幕内戦歴159勝60敗26休(17場所)同上
横綱在位7場所(2026年9月場所前まで)令和7年七月〜令和8年七月。当サイトが数えた。進行中の九月場所は8場所目
横綱としての成績54勝25敗26休協会の過去の星取表7場所を当サイトで合計した(2026年8月3日取得・2026年9月18日に力士プロフィールと照合)
横綱で皆勤した場所5場所(不戦敗を休場に数えると4場所)休が0の場所を当サイトで数えた。7場所のうち。田口52563は千秋楽不戦敗の令和7年十一月場所を休場に数えている
初土俵から横綱まで13場所初土俵の場所を1と数え、新横綱の場所を含めない。協会の番付推移から当サイトが数えた
三賞・金星殊勲賞2回・敢闘賞3回・技能賞3回。金星0個協会プロフィール
身長・体重190.0cm・188.0kg協会プロフィール
大の里の記録のまとめ(2026年9月18日時点)。「当サイトが数えた」「当サイトで合計した」とある行は協会の表示値ではない

豊昇龍に3勝9敗、金星13個|横綱時代の対戦と苦手

相手大の里から見た成績田口の記述と時点
豊昇龍3勝9敗「優勝決定戦を含め3勝9敗である。不戦勝不戦敗があり、1勝1敗を含んでいる」(51059・2026年3月3日)
義ノ富士横綱時代 0勝4敗「ただし1不戦敗を含んでいる」(53864・2026年7月29日)。九月場所五日目に初めて勝った(55202)
藤ノ川横綱時代 0勝2敗53864
熱海富士横綱時代 1勝3敗「現在3連敗中である」(53864)
伯乃富士横綱時代 2勝3敗「優勝した場所で負けているだけにいやな相手である」(53864)
数字はすべて田口が本文に記録したもので、当サイトは足していない。安青錦との対戦は安青錦 対 大の里の対戦成績に本割5番を1番ずつまとめてある

同じ時期の横綱、豊昇龍との対戦は大の里が負け越している。田口は「同じ横綱とはいえ、これでは天敵状態である」と書き(大の里は復活優勝できるか)、不戦勝・不戦敗を除いた数では「優勝決定戦を含め2勝8敗である」(大の里試練の場所・2026年4月28日)。ただし優勝回数は大の里が5回、豊昇龍が2回で、田口は「大の里5回優勝、豊昇龍2回で差は開いた」と書いている(49520・2025年10月)。2人が優勝を争ったのは令和7年九月場所が最初で、それまでは「これまで大の里と豊昇龍が優勝を争ったことは1度もない」(優勝を争ったことがない大の里と豊昇龍・2025年8月7日)。

金星の配給は横綱7場所で13個である。田口の集計は横綱5場所目までで11個、「伯桜鵬=伯乃富士には3個提供している。義ノ富士には2個与えている」(豊昇龍と大の里の金星配給数・2026年3月25日)。令和8年七月場所の2個(藤ノ川・豪ノ山)を足した13個は同じ記事の追記にあり、田口は七月場所後に「大の里の金星配給率は30%に及ぶ。特に伯乃富士に3個提供している。藤ノ川に2個与えている」と書いている(記録を伸ばした豊昇龍・大の里・2026年8月3日)。輪島との比較は田口の集計で「輪島の横綱1年目の金星配給率は10.9%である。4場所連続金星配給なしでスタートしている」(52563)。

横綱になる前の対戦の型は、田口が大関2場所目のときにまとめている。3回以上戦って負けていない相手が熱海富士・霧島・宇良・正代・明生の5人、負け越している相手が阿炎・若隆景・琴櫻・豊昇龍の4人(大の里カモと苦手・2025年2月24日)。このうち熱海富士は横綱時代に1勝3敗へ裏返っており、霧島についても「これまで霧島・安青錦に負けたことはなかった。それが七月場所ではともに逆になった」(54026)。七月場所のあと、田口は「横綱は苦手をもってはいけない。稽古に引っ張り出し、克服しなければ務まらない」と書いた(53864)。

輪島以来の学生出身横綱|田口が毎場所並べてきた2人

田口の大の里論には、入幕前から一貫して輪島が置かれている。新入幕の直前に「学生出身の横綱は輪島一人である。輪島が横綱になったのは昭和48年五月場所後である。今年その日がくれば51年経ったことになる」と書き(大の里は第2の輪島になれるか・2024年1月11日)、横綱昇進のときには「輪島から約52年を経て学生出身の横綱が誕生したことになる。偶然だが両者とも石川出身である」(輪島対大の里もし戦えば・2025年6月17日)。協会の歴代横綱プロフィールで見ても、輪島(第54代)の出身地は石川県七尾市、大の里は石川県河北郡津幡町である。

比べた項目輪島大の里田口の記事
新入幕の成績9勝6敗11勝4敗42471(2024年3月)
初優勝まで15場所目7場所目43208(2024年5月)
大関在位4場所4場所44398・49520
新横綱の場所11勝4敗・金星配給なし11勝4敗・平幕に4敗48666(2025年7月)
横綱直前3場所39勝6敗36勝9敗(当サイトが協会の場所別を足した)47155(輪島の数字)
横綱1年目の優勝3回1回52563(2026年6月)
輪島の数字はすべて田口の地の文から写した。大の里の横綱直前3場所だけは当サイトが協会の力士プロフィールから足した

新横綱の場所は2人とも11勝4敗だったが、田口は「数字は同じでも状況はまるで違う」と書いている。輪島の相手には「先輩横綱の北の富士と琴櫻がいた。大関は3人いた」。大の里の側は「先輩横綱に豊昇龍がいるが、横綱の力量に疑問がもたれている。(中略)それでも4敗した。すべて平幕である」(新横綱場所!輪島と大の里を比較・2025年7月30日)。1年後には「破竹の勢いできた大の里がここへきて怪しくなってきた。4場所優勝がなく、その上千秋楽不戦敗を含めると3場所連続休場中である」と書いた(52563)。

大の里の相撲の形を、田口は横綱昇進のころにこう書いている。「大の里は恵まれた体格を生かし、立ち合いから圧倒する。右差し左おっつけで一気に出る。五月場所はこの相撲で快進撃となった」(48100)。新大関のときには「そのポイントはおっつけである。だから圧倒する相撲が多くなった」(新大関大の里論・2024年9月25日)。反対に負けるときの形も田口は同じ言葉で書いていて、九月場所の四日目は「はたきの連続」、初日は「大の里ははたきを封印しないと危ない相撲は続くことになる」である(55191・55086)。

大の里についてよくある質問

Q. 大の里は何代目の横綱ですか?
第75代です。令和7年七月場所に昇進し、2026年9月18日時点で在位中です(協会プロフィール)。前が第74代の豊昇龍で、2人が現役の横綱です。

Q. 優勝は何回ですか?
幕内優勝5回です(協会プロフィール・令和8年九月場所時点)。小結・関脇・大関で4回、横綱で1回。十両以下の優勝はありません。

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Q. 横綱としての成績は?
2026年9月場所前までの7場所で54勝25敗26休です(協会の星取表を当サイトが合計)。休が0の場所は5場所ですが、うち令和7年十一月場所は千秋楽が不戦敗で、田口52563のように不戦敗を休場に数えると4場所です。優勝は令和7年九月場所の1回です。進行中の九月場所は五日目を終えて4勝1敗(田口 55202)。

Q. 初土俵から横綱まで何場所ですか?
初土俵の場所を1と数えて新横綱の場所を含めなければ13場所、含めれば14場所目です(協会の番付推移を当サイトが数えた)。田口は「デビューから13場所と最短場所数で横綱」と書いています(47856)。幕下十枚目格付出からの出発なので、序ノ口からの力士とは並べられません。

Q. 休場は何回ありますか?
横綱7場所のうち令和8年三月場所(11休)と五月場所(15休)の2場所です。理由は協会の休場力士情報の掲載期間が過ぎており当サイトでは確認できないので、この記事には書いていません。

Q. 豊昇龍との対戦成績は?
田口の集計では優勝決定戦を含めて大の里の3勝9敗、不戦勝・不戦敗を除くと2勝8敗です(51059・51682、2026年3〜4月時点)。

Q. 安青錦との対戦成績は?
本割5番を1番ずつ安青錦 対 大の里の対戦成績にまとめてあります。この記事では扱いません。

Q. 学生出身の横綱は何人目ですか?
田口は輪島に次いで2人目と書いています(47856・48100)。2人とも石川県の出身です(協会プロフィール)。

歴代横綱シリーズ歴代横綱一覧|初代明石から第75代大の里まで第35代 双葉山第48代 大鵬第51代 玉の海第52代 北の富士第55代 北の湖第58代 千代の富士第64代 曙第65代 貴乃花第68代 朝青龍第69代 白鵬第70代 日馬富士第71代 鶴竜第72代 稀勢の里第73代 照ノ富士第74代 豊昇龍

田口の大の里論出世街道第2の輪島になれるか狙える記録新大関大の里論大鵬超えカモと苦手新横綱大の里論もう一つの記録輪島対大の里輪島と大の里を比較スピード出世を比較連続勝ち越し記録金星配給数輪島越え横綱時代の苦手横綱1ケタ勝利安青錦との対戦成績

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この記事を書いた人

少年漫画雑誌、日経関連の編集者を経て独立。現在は大相撲を専門に取材するライター。ほぼ毎場所、自ら土俵際で撮影している。にほんブログ村 相撲・大相撲カテゴリでランキング1位。

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