大の里と豊昇龍が初めて優勝を争ったのは、この記事の翌月の2025年九月場所だった。千秋楽の結びで2敗の豊昇龍が1敗の大の里を破って13勝2敗で並び、優勝決定戦は大の里が寄り倒して5回目の優勝を決めた。2026年九月場所の千秋楽時点で、豊昇龍は横綱10場所で優勝0回、大の里は横綱8場所で優勝2回である。
この記事は田口 通廣が2025年8月7日に書いたもので、当時2人は優勝を争ったことが1度もなかった。その後の成績は日本相撲協会の力士プロフィール(令和八年九月場所:千秋楽時点・2026年9月27日確認)と、田口の千秋楽の記事による。
2025年8月の田口の見方|東西の横綱は新しい時代か
2025年の一月場所後に横綱豊昇龍が誕生し、さほど間をあけずに五月場所後、横綱大の里が決まった。番付の東西に横綱がそろったことで新しい時代が始まったように思える。しかし田口は「冷静に考えるとこれは錯覚であることがわかる」と書いた。
これまで期待もこめて、柏鵬時代・鵬豊時代・鵬佐時代・貴受時代・魁貴輪時代など様々な時代が叫ばれた。しかし実質をともなわない時代は消えていった。これは当時の大の里と豊昇龍にもいえる、というのが田口の見方である。
2025年8月まで、2人は優勝を争ったことが1度もなかった
記事を書いた2025年8月の時点で、大の里と豊昇龍が優勝を争ったことは1度もなかった。いちばん成績が近かったのは2025年の五月場所である。
大の里14勝、豊昇龍11勝3敗で千秋楽の結びの一番で対戦した。優勝はすでに大の里のものだったが、豊昇龍は意地を見せ、大の里の全勝優勝をはばんだ。

横綱3場所の豊昇龍と、新横綱の場所の大の里(2025年8月時点)
豊昇龍は横綱3場所で途中休場が2場所あった。横綱の力量があるか疑問視されており、とにかくよく負ける、と田口は書いている。横綱昇進直前の3場所は33勝12敗で、これはそもそも大関昇進の成績だという。
大の里は新横綱の場所で3連覇を逃した。それも自滅によってで、平幕に4敗はほめられない。琴勝峰戦は止め役だったが、やすやすと負けた。

ただ、大の里の復調は期待できる。九月場所はぜひ強い大の里を見せていただきたい、と田口は結んでいた。
その後|2025年九月場所の千秋楽に初めて優勝を争った
記事の翌月、2025年九月場所の千秋楽で、2人は初めて優勝を争った。田口は千秋楽の記事で「1敗大の里対2敗豊昇龍の決戦。千秋楽結びの一番、横綱同士の優勝争い。」と書いている。
本割は「豊昇龍のもろ手突きに大の里はあっさり土俵を割った。」。2人は13勝2敗で並び、優勝決定戦になった。決定戦は大の里が寄り倒し、物言いがついたが「かえっておらず大の里5回目の優勝を達成した。」と田口は書いている(◆25秋千秋楽 大盛り上がりの両横綱の決戦)。
協会の力士プロフィールでも、令和七年九月場所は東横綱の大の里が13勝2敗で幕内優勝、西横綱の豊昇龍が13勝2敗と記されている。豊昇龍は続く2025年十一月場所でも優勝決定戦に進んだが、関脇の安青錦に敗れた(田口 ◆25福岡千秋楽 新時代のヒーロー安青錦が初優勝)。
横綱になってからの優勝回数|豊昇龍0回・大の里2回(2026年九月場所時点)
2026年九月場所の千秋楽時点で、豊昇龍は横綱になってから優勝していない。大の里の横綱での優勝は2回である。協会の力士プロフィールの場所別成績から、横綱として番付に載った場所を当サイトが数えると次のとおり。
| 横綱 | 新横綱の場所 | 横綱の場所数 | 横綱での優勝 | 幕内優勝の通算 |
|---|---|---|---|---|
| 豊昇龍(第74代) | 令和7年三月場所 | 10場所 | 0回 | 2回(令和5年七月場所・令和7年一月場所) |
| 大の里(第75代) | 令和7年七月場所 | 8場所 | 2回(令和7年九月場所・令和8年九月場所) | 6回 |
豊昇龍の2回の優勝は、令和5年七月場所(関脇・12勝3敗)と令和7年一月場所(大関・12勝3敗)で、どちらも横綱になる前である。横綱になってからは2025年九月場所と十一月場所で優勝決定戦に進んだが、どちらも敗れた。田口は2026年9月11日の記事でも「豊昇龍はいまだに横綱優勝がない。」と書いている(横綱豊昇龍をめぐる休場・優勝記録)。
2026年七月場所のあとの総評でも、田口は2人について「ともに横綱の地力はない。」と書いている(2026年七月場所総評)。
大の里と豊昇龍の優勝についてよくある質問
Q. 豊昇龍は横綱になってから何回優勝しましたか?
0回です(2026年九月場所の千秋楽時点・横綱10場所)。2025年九月場所と十一月場所は優勝決定戦に進みましたが、大の里と安青錦に敗れました。
Q. 豊昇龍の優勝回数は何回ですか?
幕内優勝は2回です。令和5年七月場所(関脇)と令和7年一月場所(大関)で、どちらも横綱になる前です(協会の力士プロフィール)。
Q. 大の里は横綱になってから何回優勝しましたか?
2回です。令和7年九月場所と令和8年九月場所で、幕内優勝は通算6回です(2026年9月27日確認)。
Q. 大の里と豊昇龍が優勝を争ったことはありますか?
あります。2025年九月場所の千秋楽に13勝2敗で並び、優勝決定戦で大の里が寄り倒して5回目の優勝を決めました。この記事を書いた2025年8月の時点では、1度も争ったことがありませんでした。
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