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大相撲
千代の山の金星配給率
千代の山は戦後相撲界の期待のホープだった。戦後日本の古いものはみんなだめという風潮であった。大相撲も例外ではなかった。大衆の心は相撲から離れていった。加えて食糧事情が悪かった。なお「千代ノ山」の時期があったが、ここでは「千代の山」に統一... -
大相撲
東富士の金星配給率
東富士は将来を有望視されていた。双葉山は「キン坊」と呼んで幕下東富士に胸を出し、よく稽古をつけていた。その後東富士はぐんぐん実力をつけ、十両・幕内へと駆け上がっていった。昭和19年秋場所新関脇東富士は双葉山と対戦した。東富士は巨体をぶつけ... -
大相撲
旭富士が達成できない記録
ここ1年の三段目の優勝者の地位と翌場所の地位は以下である。成績は全員7戦全勝である。五月 旭富士 6枚目→?三月 生田目 3枚目→幕下10枚目一月 花の富士23枚目→幕下15枚目十一月可貴 31枚目→幕下21枚目九月 一意 26枚目→幕下15枚目七月 ... -
大相撲
照國の金星配給率
双葉山に傾倒し、相撲を見る基準を双葉山においた小坂秀二氏はいう。昭和の横綱で天才といわれたのは戦前の照國と戦後の大鵬である。両横綱に共通していたのは腰である。前に傾けていなければ相撲が取れなかった。反り腰の強さはなかった。 照國の相撲は桜... -
場所の総括と番付
2026年五月場所総評
★2横綱・2大関・1小結ほか2人が休場したが まさに看板に偽りありの場所になった。詳細は横綱大の里全休、横綱豊昇龍14休、大関安青錦全休、大関琴櫻4休、小結高安12休である。朝紅龍、朝乃山も途中休場した。休場のオンパレードで取組数が激減した。... -
コラム・論考
現役力士 年齢一覧【2026年最新・常時更新】幕内42人を若い順に
2026年5月場所の幕内でもっとも若いのは藤ノ川の21歳。次いで安青錦・若ノ勝・琴栄峰・伯乃富士の22歳が並ぶ。最年長は玉鷲の41歳、次が高安の36歳。30歳を超えるベテランは42人中16人である。 ※年齢は2026年3月31日現在。対象は2026年5月場所で幕内在位が... -
本場所レポート
◆26春五日目 高安全勝の序盤戦!優勝待望論出るか
大の里のいない土俵は寂しい。ただでさえ少ない横綱・大関陣はわずか3人に過ぎない。残った3人豊昇龍・安青錦・琴櫻が盤石の強さならいいのだが、そうはいっていないところに重苦しさがある。こんな場所はそうない。不安のなかで5日目の幕内が進行した... -
本場所レポート
◆25秋12日目 大歓声!安青錦が豊昇龍の全勝をストップ
本日のメインエベントは結びの一番全勝豊昇龍対驚異の新人安青錦戦である。今場所の豊昇龍は別人の如く、ほぼスキのない相撲を取ってきた。豊昇龍の全勝を阻む者は誰かがテーマになってきた。といってもあとの対戦相手は若隆景、琴櫻、大の里だけである。... -
コラム・論考
蔵前国技館とは|両国国技館との違いと歴史【海軍の鉄骨で建った】
蔵前国技館は、現在の両国国技館(昭和60年〜)の前に大相撲が開かれていた国技館である。昭和25年に仮設で始まり、昭和29年秋場所に完成、昭和59年(1984年)まで約31年間使われた。戦後、旧両国国技館が占領軍に接収されたため、開催場所を失った大相撲... -
本場所レポート
◆25夏千秋楽 現役最強大の里全勝ならず
千秋楽、久々に優勝を争わぬ日となった。焦点は14戦全勝の大の里が全勝優勝するかである。大の里の千秋楽の相手は豊昇龍である。大の里は分が悪いと前日書いた。具体的数字はどうか。それが以下である。 豊昇龍5勝(〇■●〇〇×)大の里1勝1不戦勝豊昇龍... -
本場所レポート
◆25夏14日目 全勝大の里大栄翔を粉砕して14勝
全勝大の里に関脇最強の大栄翔が挑んだ。大の里のパワーに対抗できるとは思えない。むしろ攻め合いのなかから横攻めができれば面白くなる。かすかなチャンスである。過去大の里が優勝した場所はすべて負けている。 相撲は、両力士当たった後大の里がはたい... -
本場所レポート
◆25夏12日目 場所の焦点は大の里の全勝優勝
館内のお客さんに尋ねられた。「炎鵬はいつ登場しますか」筆者は「14時15分十両土俵入りです。そのあと14時半から審判が入場して幕下上位5番が始まります。そこに炎鵬が3番目に登場します」と答えた。 炎鵬は善戦したが最後敗れた。2勝4敗となった。そ... -
本場所レポート
◆25夏10日目 全勝大の里2差つけ終盤戦へ
幕下の上位5番に朝乃山、炎鵬が出場した。朝乃山が勝ち、炎鵬が惜敗した。その結果朝乃山が勝ち越し、炎鵬が負け越した。明暗を分けた結果になった。十両は草野が1敗で単独トップ。次点に2差をつけた。草野の十両連続優勝なるか。 幕内では2人の若手力... -
本場所レポート
◆25夏8日目 大の里快調の全勝進撃
幕下では朝乃山、炎鵬が出場した。朝乃山は強さの勝利で3勝1敗となった。炎鵬は敗れ2勝2敗となった。幕下以下は原則相星で取組が組まれるため、朝乃山対炎鵬はまだ実現しない。十両では草野が1敗、2敗で欧勝海・東白龍が続いている。 幕内中位で全勝... -
本場所レポート
◆25夏7日目 全勝大の里・伯桜鵬、1敗若隆景・安青錦の展開
朝から雨が降りしきる首都圏。普段なら家にこもって雨を避けるのだが、今はそうはいかない。大相撲が開催されているなら雨中でも朝早く国技館に向かった。救いは帰るときやんでいるという予報である。 新横綱で休場した豊昇龍は出直しの場所である。2勝2... -
コラム・論考
全勝優勝した力士 一覧|歴代11人と全勝優勝率
負け星が一つもない優勝、いわゆる全勝優勝は、その場所のすべての取組に勝って賜杯を抱くことを指す。文字どおりの完全優勝で、頂点に立つ力士でもそうそう手の届くものではない。この記事は、全勝優勝した力士を歴代でたどる一覧として、なかでも全勝優... -
本場所レポート
◆25初10日目 全勝金峰山、1敗千代翔馬に上位の壁
全勝金峰山を止められるか阿炎。役力士として止め役となった。金峰山は動けていて油断できない。勝負は立ち合い一瞬で決まった。阿炎突き起こすと金峰山はばったり手をついた。決まり手は突き落としであった。阿炎はしてやったりで結果を残した。 <阿炎立... -
本場所レポート
◆24福岡7日目 全勝が消えた日
前日タンカで運ばれた御嶽海が出場した。ケガの具合は本当に大丈夫なのか。対戦相手は隆の勝であった。相撲内容は、御嶽海が力なく向こう正面土俵を割った。何もかも気になる御嶽海の相撲の印象であった。 7日目は熱闘が二番見られた。まず、琴勝峰対美ノ... -
力士・人物
朝紅龍の国籍・身長は?大阪出身・本名石崎の高砂部屋力士
朝紅龍(あさこうりゅう)は、大阪府出身・本名「石崎」の日本の力士である。四股名が朝青龍・朝赤龍に似ているため外国出身と思われがちだが、朝紅龍は大阪で生まれ育っている。身長177センチ・体重122キロ、押しと右四つ寄りを得意とする(2024年時点で2... -
本場所レポート
◆24秋6日目 入幕5場所目の大の里が全勝
大の里はますます強さを増してきた。その破壊力は容易に止めることはできない。6日目の対戦相手は元大関の正代である。立ち合いからもろ手突き、一気に向こう正面に押し出した。正代をまったく問題にしなかった。正代は何もできなかった。 <大の里、正代... -
本場所レポート
◆24秋5日目 明暗分かれる!大の里全勝、琴櫻1敗
炎鵬が連日土俵にあがった。好調を持続し、勝って3勝とした。炎鵬見たさに早く来るお客さんがいる。声援が飛ぶ。勝った後炎鵬は拍手に包まれる。炎鵬に過大な期待は禁物である。とにかく静かに見守っていきたい。 <王鵬、琴櫻に初勝利> 結びの一番琴櫻... -
力士・人物
大関の優勝回数|歴代で最も多いのは貴ノ花5回・最高位大関では魁皇4回
大関の地位で最も多く優勝したのは貴ノ花(のちの横綱貴乃花)の5回で、10場所のあいだに達成した。4回が玉錦・琴櫻・3代目若乃花・魁皇と続く。ただし「最高位が大関のまま(横綱にならなかった)」力士に限ると、魁皇の4回が最多で、次が小錦・栃東の3回... -
コラム・論考
幕内在位場所数ランキング|最長は玉鷲87場所【2024年3月時点】
幕内は相撲界の最高クラスである。そこに長く在位し続けることは、それ自体が力士の格を示す。2024年三月場所時点で、現役幕内力士の幕内在位場所数が最も多いのは玉鷲の87場所。次いで高安の76場所で、高安は一度も十両に落ちていない。30場所(5年)以上... -
本場所レポート
■24春8日目尊富士全勝で勝ち越し!大関に2差
大相撲は中日を迎えた。大阪府立体育館内は熱気であふれた。東京から相撲仲間が再び来た。大阪の知り合いとも再会した。 ●尊富士対竜電新入幕尊富士の勢いが止まらない。今日は竜電相手に押しから右四つ。常に前に圧力をかけて出る。黒房下土俵でまわしを... -
本場所レポート
■24春7日目大の里に土!新入幕尊富士唯一の全勝
2勝4敗3連続金星を配給した照ノ富士がついに休場した。今場所はやたらもろ差しになられ、なすすべなく敗れた。この状態を続けるわけにはいかなかった。しかし、照ノ富士は先場所の優勝者である。こうも様変わりしてしまうとは。思い起こせば昨年も優勝... -
本場所レポート
■24初6日目 上位全勝消え、混戦模様
琴ノ若に土がつき、上位の全勝が消えた。若元春が先に攻め、いなして押し出した。琴ノ若はうまく攻められた。若元春は横綱・大関戦を終え、2勝2敗の結果を残した。難敵であるのは間違いない。 <琴ノ若、若元春に敗れ1敗> 琴ノ若、上位単独トップは簡... -
本場所レポート
■23福岡6日目 琴ノ若三役ただ一人全勝
若隆景が幕下で登場した。しかし、時津海の息子木龍皇にいいとろなく、寄り切りで敗れた。これで1勝2敗である。まだ本調子ではなさそうな感じである。せっかく若隆景の取組が見られてもファンは心配になってくる。若隆景の巻き返しはあるのか。 豪ノ山の... -
本場所レポート
■23名6日目 横綱・三役相手の錦木が一人全勝
2日目から5日目の平日の満員御礼は70%の入りだった。空席がけっこう目立った。6日目の平日は多少違った。週末ということがあったのか、76%位の入りであった。 そんなかで錦木は快調である。何をするかわからない阿炎。先手を取って突きあげて錦木を攻... -
本場所レポート
■23春8日目 全勝翠富士対1敗大栄翔戦の早期実現を望む
横綱・大関休場のなか、優勝争いは激しさを増してきた。残念ながら現時点では関脇陣は蚊帳の外である。むろん、今後の展開次第では 3敗優勝が視野にはいることは十分あり得る。 8日目、1敗の高安がまず登場した。対戦相手は3勝4敗の平戸海である。こ... -
力士・人物
弱い横綱・短命横綱の一覧|在位が短く消えた横綱たち
同じ横綱でもピンからキリまで格の差がある。なかでも横綱在位が短い、あるいは横綱としてのフル出場が極端に少ない横綱を「短命横綱」と呼ぶ。横綱が地位として定まった常陸山以降でたどると、戦前では2代目西ノ海・武蔵山、戦後では前田山・琴櫻・三重ノ... -
力士・人物
横綱昇進の条件と成績|昇進を決めた直前5場所の記録
この記事は、横綱昇進の事実上の基準「直近2場所連続優勝、またはそれに準ずる成績」が、千代の山以降の歴代横綱でどう運用されてきたかを、田口が昇進直前5場所の成績から検証したものである。2場所連続優勝が基準として浸透している一方で、鏡里は初優勝... -
力士・人物
横綱で優勝なしの記録|連続優勝なしワースト番付
横綱は優勝を宿命づけられた地位である。事実、幕内優勝のほとんどは横綱がさらってきた。逆に、その横綱が優勝から遠ざかった連続場所数はどれくらいになるのか。ワーストは大乃国の20場所連続、続いて曙の18場所、吉葉山の17場所である。そして横綱優勝... -
角界ニュース・論
5年後の番付予想は当たるのか|過去5年で何が変わったか
5年後の番付を予想するのは、思いのほか難しい。理由は過去5年(2017年一月場所→2022年一月場所)を振り返るとはっきりする。この5年で、当時の3横綱(白鵬・日馬富士・鶴竜)を含む17人が引退し、新たに横綱へ昇進したのは照ノ富士ただ一人だった。しかも... -
本場所レポート
■初 8日目全勝御嶽海1敗照ノ富士のマッチレース
この日最大の好取組は御嶽海対大栄翔戦で ある。大栄翔は押し相撲だけに御嶽海をくず すチャンスがある。大栄翔は果敢に突き押し で攻めたてた。御嶽海踏みとどまってこらえ、 大栄翔の引きにつけ入って押し出した。御嶽 海は初日から8連勝とした。これは... -
力士・人物
幕内力士の十両在位場所数番付|最短は遠藤ら2場所、最長は英乃海
力士は十両に到達すると、次は幕内を目指す。ところが十両に在位する場所数は力士によってまちまちである。現役幕内力士が十両時代に過ごした場所数を調べると、通算十両在位がもっとも短いのは遠藤・正代・御嶽海・北勝富士の2場所。逆にもっとも長いのは... -
本場所レポート
■福岡千秋楽 1強他弱時代の中照ノ富士全勝優勝
マス席は原則2人、イス席は互い違いに座る というコロナ禍ならではの特殊事情のなかで 満員御礼の垂れ幕が下がった。東京でも名古 屋でもコロナ禍満員でもそんなことはしな かった。福岡では観客数に苦しんできただけ に千秋楽満員御礼としたのか、かなり... -
本場所レポート
■福岡5日目 照・貴両力士序盤戦上位で全勝
序盤戦が終了した。大栄翔、若隆景、阿武咲 はすでに横綱・大関戦を終えている。隆の勝、 隠岐の海、妙義龍は5日目から横綱・大関戦 が始まった。宝富士、遠藤、高安はまだ対戦 はない。宝富士は6日目大関貴景勝戦である。 いつもながら極端な取組編成で... -
記録と統計
白鵬10大記録6 全勝優勝
横綱大鵬は晩年、横綱になって間もない北の 富士、玉の海の全勝優勝を阻止してきた。 「先輩横綱は苦労して全勝優勝を達成して きた。それを横綱になりたてにやられてたま るか」そこには意地があった。結局北の富士、 玉の海が全勝優勝できたのは大鵬の引... -
コラム・論考
連続写真で見る千秋楽全勝決戦
七月場所は予想をこえて休場明け白鵬と横綱 を目指す照ノ富士が千秋楽14勝同士で激突 した。横綱と大関による全勝決戦は大正15年 の優勝制度以前を含め、3度目である。過去 2度はいずれも大関が横綱を倒している。 3度目の決戦を連続写真でふりかえって... -
本場所レポート
■名古屋千秋楽 全勝決戦を斬る
白鵬か照ノ富士か。七月場所千秋楽は両雄の 全勝決戦で迎えた。仕切りを繰り返すたびに お客さんの興奮がたかまる。何人もの相撲 好きのカメラマンのレンズがこの一番を逃す まいとずらり立ち並んでいた。館内の目も 土俵を注視する。そしてついに時間いっ... -
本場所レポート
■名古屋14日目 白鵬対照ノ富士ついに千秋楽全勝で激突
14日目の取組、それはすべて結び前の一番 及び結びの一番に向かう前哨戦に思えるくら い照ノ富士の一番と白鵬の一番にスポットが あたっている。むろんそこまでの一番一番は それぞれの戦いがあるわけだが、ファンの目 は否応なしに結び二番に焦点がいって... -
本場所レポート
■十一月6日目 全勝対全敗
6日目、全勝対全敗の対戦が幕内の前半で 実現した。幕内14枚目千代の国ここまで5戦 5勝。先場所十両で14勝1敗優勝した勢いを そのまま持続してきたような今場所である。 さらに遡れば七月場所は幕下で7勝優勝して いる。それにしても千代の国のテーピ... -
力士・人物
大関在位場所数ランキング|横綱になるまで最短2場所〜最長32場所
横綱に昇進した力士が、その前に大関で何場所を過ごしたか。最短は大関2場所で、双葉山・栃木山・照國の3人が記録した。最長は32場所で、琴櫻と武蔵丸である。番付の真ん中に位置するのは白鵬・柏戸らの7場所で、横綱を目指す力士のひとつの目安になる。こ... -
コラム・論考
千秋楽全勝決戦5
白鵬に最も迫った力士、それが日馬富士で ある。日馬富士が横綱白鵬と最初に優勝を 争ったのが2008年十一月場所、まだ安馬と いっていたときである。白鵬は既に8回の 優勝をしていた。安馬は関脇であった。12日 目1敗白鵬と2敗安馬が直接対戦して安馬が... -
コラム・論考
千秋楽全勝決戦4
北の湖時代から千代の富士時代へ。昭和56年 十一月場所、千代の富士は横綱初優勝した 場所から時代は千代の富士へと移った。この 千代の富士と短期間ながら対抗した力士が 遅れて来た男隆の里である。隆の里と2代目 若乃花は青森から同じ夜行列車に乗って... -
コラム・論考
千秋楽全勝決戦3
柏戸は苦悩していた。大鵬と抱き合わせで 横綱になったものの、横綱昇進時は優勝が なかった。それだけではない。横綱に昇進 しても優勝がなかった。それどころかケガで 休場を余儀なくされ、4場所連続休場となっ て追い詰められていた。大鵬はすでに6連... -
コラム・論考
千秋楽全勝決戦2
時代を築いた横綱で栃錦・若乃花ほど拮抗 したライバルはいない。その両横綱の対戦が、 頂点に達したのが昭和35年三月場所であった。 東の正横綱栃錦。先場所14勝1敗で10回目の 優勝。その勢いのまま三月場所は初日から 14連勝で千秋楽を迎えた。14勝のな... -
コラム・論考
千秋楽全勝決戦1
優勝争いの最大のハイライトは全勝同士が 千秋楽に激突することである。これは当然 ながらめったにみられることではない。優勝 制度が正式に協会認定としてスタートした 大正15年以降片手で数えるほどしかない。 それでは明治42年夏場所国技館開設とともに... -
本場所レポート
■七月9日目 朝乃山、取り直しを制して全勝
1敗御嶽海は大変な実力者である。優勝2回、 小結・関脇17場所連続在位記録の持ち主で ある。関脇以下最強といってもいい。その 御嶽海相手に新鋭霧馬山が立ち合い左四つに なって御嶽海に上手を与えない絶好の体勢を つくった。まわしを引きつけ御嶽海を... -
本場所レポート
■七月8日目 全勝の一角崩れる!御嶽海1敗
この日、横綱・大関の対戦相手は前頭4枚目 以下である。朝乃山対碧山、白鵬対輝は力の 差を見せつける一番となった。貴景勝は西 5枚目北勝富士と対戦した。これは東5枚目 阿炎が休場したことによる繰上げ対戦であっ た。また、その休場理由が尋常でなか... -
力士・人物
横綱の連続優勝なし場所数4
燃える要素があると強いのが北の富士であっ た。初優勝は元千代の山の九重が出羽海部屋 から破門独立した直後という劇的な優勝で あった。2度目は清國の新大関優勝に刺激 されて、一気に横綱を決めたときであった。 大関在位は21場所と長かった。大鵬は晩... -
コラム・論考
平幕優勝した力士 一覧|歴代と令和9回
平幕優勝とは、前頭(平幕)の力士が幕内最高優勝を果たすことをいう。横綱・大関・三役以外の力士がさらう優勝で、正式な優勝制度が始まった大正15年から数えるほどしか出ていない。令和に入ってからは増え、令和7年7月の琴勝峰までで9回を数える。37場所... -
本場所レポート
■春13日目 全勝と1敗の対戦なき不思議な場所
横綱・大関と対戦がない2敗組琴奨菊と碧山が敗れ、3敗で完全に優勝圏外になった。「中位以下の平幕力士の力なんてそんなものさ」と一言で片付けるのは簡単である。だが、歴史を紐解けばそのまま突っ走った力士だっているのだ。軽く一笑に付すわけにはい... -
力士・人物
横綱の連敗記録|ワーストランキングと全横綱の最高連敗
連勝記録は双葉山の69連勝や白鵬の63連勝がすぐ浮かぶが、横綱の連敗記録は意外と知られていない。ワーストは照國と北の富士の8連敗。次いで7連敗が宮城山・東富士・輪島・旭富士・貴乃花の5人である。横綱の最高連敗数の平均は4.4で、大鵬・千代の富士・... -
本場所レポート
■秋13日目 場所の焦点は白鵬の全勝優勝
優勝争いが2差となったせいか、どうも取組がもうひとつ盛り上がらない。たんたんと進行していく感が否めない。盛り上がった優勝争いなら、取組の進行とともに徐々に熱くなっていきクライマックスへ達する。五月場所の鶴竜対栃ノ心戦のときはまさにそうだ... -
本場所レポート
■夏12日目 1敗白鵬対全勝栃ノ心戦を斬る
3強、横綱鶴竜・白鵬(ともに1敗)・関脇栃ノ心(全勝)の決戦のなかで最大のヤマ場となる白鵬対栃ノ心戦は12日目結びの一番で実現する。優勝の行方を大きく左右する大一番である。これまでの対戦成績は白鵬の25連勝ということは何度も触れてきた。この... -
コラム・論考
全勝初優勝の翌場所
九月場所では、大関豪栄道が見事な初優勝を全勝で飾った。明治42年国技館開設以来、全勝初優勝は横綱・大関との対戦がない3例を除くと豪栄道で12例目である。豪栄道の翌場所の成績が気になるが、11例はどんな成績を残したのか。それが以下である。連続優... -
本場所レポート
■秋7日目 豪栄道対隠岐の海 全勝決戦を斬る
豪栄道は横綱・大関全員と対戦する地位で12勝3敗が3回ある。関脇時代2回、大関時代1回である。豪栄道はこの成績が最高である。しかし、いずれも初日からの6連勝はない(関脇で11勝をあげたとき8連勝をしたことがある)。隠岐の海も初日から6連勝は... -
本場所レポート
■8日目 全勝決戦に館内は燃えた
この日最大の注目の一番は、7戦全勝同士の稀勢の里対勢の一番である。両力士が全勝で対戦するとは、誰が予想できただろうか。館内の正面イス席には、勢を応援する方が観客をまきこんで、大道具・小道具を使用しての大声援を送っていた。カメラマン席のカ... -
記録と統計
白鵬の63連勝5 白鵬、連続全勝優勝を達成
平成22年五月場所の優勝争いは13日目で決まり、千秋楽は魁皇の通算勝利1000勝が見られるかが見所になってしまった。しかし、把瑠都(10勝5敗)がくずれればこうなることはわかっていた。三月場所の最後まで優勝が決まらなかったほうが例外で、今後は五月... -
記録と統計
白鵬の63連勝3 白鵬、全勝で13回目の優勝
平成22年三月場所は朝青龍の引退後初の場所になった。だが、満員御礼が8度出たということで観客動員に大きな影響は少なかったといえるのではないだろうか。千秋楽、協会挨拶のとき、朝青龍がいないことに対する不満をやじっていた者がいた程度だった。把... -
記録と統計
白鵬の63連勝2 把瑠都と全勝決戦
平成22年三月場所、関脇把瑠都は長足の進歩をみせた。3日目、把瑠都が稀勢の里を突き立て一方的に突き倒した。それは今まで見たこともない把瑠都の相撲である。以前の把瑠都の突っ張りは、どことなくすきがあり、ともすれば相手に飛び込まれかねなかった... -
力士・人物
大関の在位と成績|歴代最長は千代大海・魁皇の65場所【通信簿】
大関は一時的な好成績でなれるが、なったあとは不成績が目立つ地位でもある。在位がもっとも長いのは千代大海と魁皇の65場所(約11年)、次いで貴ノ花の50場所である。ただし問題は長さではなく中身で、大関の責任勝ち星10勝(勝率.667)を在位通算で超え... -
力士・人物
横綱同士の対戦成績ランキング|歴代1位は大鵬・最下位は輪島(常陸山以降50人)
横綱同士の対戦成績(優勝決定戦を含む)を勝敗差で順位づけすると、1位は大鵬の40勝21敗(勝敗差+19)。双葉山15勝2敗と千代の富士24勝11敗(ともに+13)が続き、上位は大鵬・双葉山・千代の富士・羽黒山・北の湖と大横綱が並ぶ。逆に最下位は輪島の21勝3... -
本場所レポート
■十三日目 充実白鵬全勝優勝の可能性を探る
平日のチケットに異変あり。この日販売したのはイス席B、残りわずかのマス席Cと当日売りの自由席のみであった。やがてイス席Bと自由席は完売し、満員御礼の垂れ幕が下がった。13日目の満員御礼はこれまでもあったが、それ以上に本当によく入った。土日の館...
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