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◆24福岡7日目 全勝が消えた日

前日タンカで運ばれた御嶽海が出場した。ケガの具合は本当に大丈
夫なのか。対戦相手は隆の勝であった。相撲内容は、御嶽海が力な
く向こう正面土俵を割った。何もかも気になる御嶽海の相撲の印象
であった。

7日目は熱闘が二番見られた。まず、琴勝峰対美ノ海戦である。両
者の突き押しの応酬はかなり長きに渡った。それがまさに休みなく
続いた。最後、琴勝峰が押し出しで決めた。見応え十分であった。

<琴勝峰が熱戦を制した>

もう一番が大栄翔対平戸海戦である。こちらも一歩も引かぬ突き押
しの激突となった。機を見て大栄翔がかわすようにはたき込んだ。
平戸海は大きく飛んで土俵に崩れた。大栄翔に一日の長あり。

<大栄が平戸海をはたき込む>

大の里対宇良は思いもよらない展開となった。攻める大の里、まわ
り込む宇良。追撃する大の里、まわりこむ宇良に体勢が傾きかける。
だが、こらえ踏みとどまった大の里が最後宇良を押し出した。2敗
大の里はもう負けられない。

<大の里、宇良から何とか勝利>

全勝豊昇龍は阿炎と組まれた。館内から「阿炎頼むぞ」という声援
が飛ぶ。勝負は一瞬であった。先に攻めた阿炎がすぐに豊昇龍を支
える棒を外したかのごとく決めた。豊昇龍は土俵にばったり倒れた。
決まり手は引き落としであった。阿炎は油断のならない相手である。

<豊昇龍、阿炎に不覚>

7日目を終え、全勝が消えた。

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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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