七月場所の豊昇龍・大の里の両横綱はとにかくよく負けた。豊昇龍
は不戦敗を除き6敗、大の里も6敗だった。横綱優勝なしは5場所
連続となった。豊昇龍の横綱時代の成績は71勝35敗29休である。横
綱勝率は0.670である。1場所10勝に相当する。大の里は54勝25敗
26休で、横綱勝率0.684である。1場所10.3勝になる。
両横綱が苦戦しているのは誰か。横綱時代の苦手をさぐってみよう。
豊昇龍最大の苦手は安青錦である。優勝決定戦を含め1勝6敗であ
る。5連敗した時期があった。最大の天敵といっていい。四つにな
ることが多いが、安青錦の方が戦える体勢である。豊昇龍は前褌を
取って出る相撲だと打開できるかもしれない。

霧島に1勝4敗である。七月場所は不戦勝だが、出場しても勝てた
かどうか。豊昇龍も7勝7敗で千秋楽を迎えたくなかったのでは。
1度も勝っていない相手が藤ノ川である。0勝3敗である。ただし
不戦勝1を含んでいる。
横綱時代2勝2敗の対戦成績者が4人いる。伯乃富士、義ノ富士、
熱海富士、大栄翔である。伊勢ヶ濱部屋が3人占めている。若い力
だけにこれから対戦が増えていきそうである。
大の里の横綱時代1度も勝てない相手が2いる。まず義ノ富士であ
る。0勝4敗である。ただし1不戦敗を含んでいる。次が藤ノ川で
ある。0勝2敗である。七月場所は初日、2日目に苦手2人がいき
なり組まれた。これが躓きスタートになってしまった。

熱海富士には1勝3敗である。現在3連敗中である。熱海富士は着
実に力をつけてきている。伯乃富士には2勝3敗と負け越している。
さらに優勝した場所で負けているだけにいやな相手である。
横綱は苦手をもってはいけない。稽古に引っ張り出し、克服しなけ
れば務まらない。