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大相撲
■24初11日目 優勝!上位4人の争い
単独1敗の琴ノ若は王鵬と対戦した。だが琴ノ若の対戦相手としては役不足であった。上位との実績が不足である。上位を脅かす要素がさほどない。相撲は、琴ノ若が安心して取って押し出しで決めた。 2敗霧島は大栄翔と激突した。かつて優勝決定戦で優勝を争... -
大相撲
■24初10日目 2024年一月場所の行方
この日優勝に直結する取組が二番あった。まず、1敗同士の琴ノ若と新入幕大の里戦である。大の里は、体があるし、勢いもある。しかし、相撲はこう展開した。琴ノ若がもろざしで一気に寄った。大の里は万事休すだった。琴ノ若に一日の長があった。 <琴ノ若... -
大相撲
■24初9日目 霧島、薄氷の勝利で2敗死守
初日は関取休場ゼロでスタートした。だが8日目までで高安・貴景勝・北青鵬・碧山と休場してきた。高安は再休場である。9日目新たに朝乃山・北勝富士・琴恵光が休場した。合計7人。これだけで取組は3番減少する。 2敗霧島は正代と対戦した。立ち合いあ... -
大相撲
■24初8日目 霧島、翔猿に痛恨の2敗
満員御礼は外国人客に支えられている。ただし、土日は外国人のお客さんが減る傾向がある。今場所8回目の満員御礼のなか、土俵はどう動いたか。 霧島がまさかの2敗になった。翔猿との突き押しの攻め合いから霧島が引いた。翔猿はつけいって押し出した。 ... -
大相撲
■24初7日目 照ノ富士、優勝争いから一歩後退
照ノ富士の対戦相手は正代である。正直豪ノ山・翔猿ほどの期待はもちえなかった。だが、正代は思いもかけない力を発揮することがある。これまで優勝争う力士を倒したことがあった。 <正代もろざし> 正代は調子を上げてきた照ノ富士に対してもろ差しにい... -
大相撲
■24初6日目 上位全勝消え、混戦模様
琴ノ若に土がつき、上位の全勝が消えた。若元春が先に攻め、いなして押し出した。琴ノ若はうまく攻められた。若元春は横綱・大関戦を終え、2勝2敗の結果を残した。難敵であるのは間違いない。 <琴ノ若、若元春に敗れ1敗> 琴ノ若、上位単独トップは簡... -
大相撲
■24初5日目 豪ノ山完勝!豊昇龍完敗の日
先場所豪ノ山戦で立ち渋った豊昇龍。今場所再び豪ノ山と激突した。どんな相撲になるか注目したが、相撲は豪ノ山の目のさめるような速攻。豊昇龍は残す間もなく西土俵を割った。 <豪ノ山速攻で豊昇龍を破る> 先場所、豊昇龍が立ち渋ったことで、かえって... -
大相撲
■24初4日目 翠富士十八番肩透かしで霧島1敗
快調に白星を重ねてきた霧島。対戦相手はまだ初日が出てない小兵翠富士。熱海富士戦、もろざしで快勝した霧島。 だがこの一番は、翠富士がもろざしで霧島を攻めた。これで後手を踏んだ霧島。きめていくが攻めきれない。動きのなかで翠富士が十八番の肩透か... -
大相撲
■24初3日目 逆転相撲の醍醐味
3日目は逆転相撲の醍醐味の日だった。 豊昇龍は宇良と対戦した。宇良は左下手深く、豊昇龍の腰に食らいついた。万事休すか豊昇龍と思った瞬間、はなったすくい投げで宇良がふっとんでしまった。まさに大逆転の相撲だった。逆転の醍醐味であった。 <食ら... -
大相撲
■24初2日目 照ノ富士暗転の1敗
照ノ富士が早くも土がついた。対戦戦相手は若元春である。 <長い攻防となった照ノ富士対若元春> 2022年七月場所、両力士の対戦で相撲史に残るハプニングが起こった。相撲は、若元春が左四つ、照ノ富士に上手を与えない絶好の体勢を築いた。若元春は攻め... -
大相撲
■24初 初日 休場明け照ノ富士パワー勝ち
新しい年を迎えて初の大相撲が始まった。これまでラジオ放送席・向こう正面席は囲まれた箱のような中であった。それが元に戻った。ラジオ放送席は花道の反対側の対角線上に、向こう正面は桝席の一角にあった。舞の海氏の顔が見えた。 <舞の海さん> 久々... -
大相撲
2024年一月場所直前考
一月場所はよくも悪くも霧島に焦点があたる。先場所の優勝により今場所優勝すれば横綱の道が開けるとの見方が支配的である。霧島もチャンスととらえ、意欲を感じさせている。現在27歳だが4月に28歳になる。横綱年齢としてはぎりぎりである。北の富士は、... -
大相撲
横綱三役の対戦成績
近年、小結以上のリーグ戦がくずれている。さる十一月場所では霧島対豊昇龍の大関同士の一番及び若元春対琴ノ若の関脇同士の一番が実現しなかった。こうしたことが常態化した責任は審判部にある。反省がなければ改善はない。 一月場所の横綱三役の対戦成績... -
大相撲
大の里は第2の輪島になれるか
2年連続アマ横綱になった大の里が入幕を果たした。幕下10枚目格でスタートしてわずか4場所の快挙となった。日体大出身である。十両2場所通過は輪島の4場所を超えた。 <大の里> 学生出身の横綱は輪島一人である。輪島が横綱になったのは昭和48年五月... -
大相撲
横綱直前5場所の成績を分析
横綱昇進基準5場所論はNHK解説者だった玉の海梅吉氏が提唱したものである。年6場所制で2場所判断はあまりにも短過ぎる。一時の勢いだけでは判断を誤る。それは3場所も同様である。横綱は常勝が求められ、横綱はけして落ちないう地位である。それだ... -
大相撲
大相撲人気を読み解く
一月場所のチケットが2023年内で完売御礼となった。チケットの売れ行きスピード、残りわずかな席の傾向・移り変わりから完売になるのは時間の問題だった。一月場所は日程の都合で成人の日からはずれている。それでも影響がなかったことになる。 九月場所も... -
大相撲
琴ノ若の強敵
琴ノ若は7場所連続小結・関脇在位中である。三役に定着している。ここ3場所は11勝-9勝-11勝である。2ケタ勝てるようになってきた。大関候補として浮上してきた。琴ノ若の強敵は誰か。琴ノ若はそれを突破できるか。 <琴ノ若> 0(××●×××)5照ノ富... -
大相撲
尊富士の十両挑戦
尊富士が幕下西筆頭の難しい地位で6勝1敗の堂々たる成績で十両入りした。付出を別にすれば序ノ口から負け越しなしで十両入りした。これは大変な偉業である。白鵬、朝青龍、貴乃花も達成できていない。初代若乃花は序ノ口で負け越している。 <尊富士> ... -
大相撲
横綱の好成績率
横綱の責任勝ち星は12勝である。11勝を何場所続けても横綱にはなれない。横綱は12勝以上の成績がどれくらいあげられたのか。優勝した場所はもちろんそうでない場所も含めて調査してみた。 対象は横綱審議委員会以降の横綱、千代の山以降とした。なお、初代... -
大相撲
鶴竜始動!音羽山部屋誕生
鶴竜が引退したのは2021年三月場所中だった。休場が続いていたが、その途中での引退だった。それからは鶴竜親方として協会に残った。横綱は5年間年寄株がなくても親方でいられる特権がある。 鶴竜親方として約2年9カ月、音羽山の株を入手した。それだけ... -
大相撲
霧島に立ちふさがる8人衆
良くも悪くも一月場所に焦点が集まる力士が霧島である。そこで対戦圏内で負け越している対戦相手・五分の相手は誰か。霧島に立ちふさがる8人衆を分析してみた。 <霧島> 0(××●×××)10照ノ富士霧島が一度も勝てない相手が照ノ富士である。四つに組んだ... -
大相撲
今年はどうなる 横綱・大関は誕生するか
昨年末、「2場所連続優勝は幻想」を記した。2場所連続優勝イコール力量抜群とはいかない。従って6勝-9勝-13勝優勝の霧島が次の場所で横綱をかける場所には本来なら、ならない。 <十一月場所優勝の霧島> ただ、情勢は霧島に有利に働いている。横綱照... -
大相撲
今年はどうなる 年間最多勝
2023年、霧島が年間最多勝を獲得した。大関直前の3場所が34勝11敗。大関3場所は28勝15敗2休であった。トータル62勝であった。 <年間最多勝の表彰を受ける霧島> これは2022年の若隆景の58勝よりは上である。しかし、年間最多勝としては低レベルである... -
大相撲
今年はどうなる 大関同士の優勝争いはあるか
昨年は新大関が2人誕生した。横綱照ノ富士の休場は続いている。それでいて大関同士が優勝を争う場面はなかった。それどころか霧島も豊昇龍も大関になって弱くなったと思えたほどだった。霧島は大関負け越し、9勝6敗のあと優勝して1場所だけ面目を保っ... -
大相撲
今年(2023年)1年ご愛読ありがとうございました
賢明な読者の皆様、今年1年ご愛読いただき誠にありがとうございました。今年もランキング上位を獲得できましたのもご愛読いただいた皆様のおかげです。 最初はプロレスから入り、プロ野球を観戦した時期がありました。だが、今は大相撲一本やりです。 大... -
大相撲
2023年土俵の目撃者を振り返って
2023年は5月上旬コロナから脱却したことが大きな変化でした。本場所は通常にほとんど戻ってきました。今年も東京場所・地方場所をすべて観戦できたことは幸いでした。 <名古屋で初優勝した豊昇龍> 地方はとにかく歩かされます。大阪・福岡は歩いていけ... -
大相撲
2場所連続優勝の幻想
霧島が十一月場所優勝したことで、一月場所は横綱を狙える場所になる。これは横綱審議委員会の2場所連続優勝の昇進基準によるものである。これが長年金科玉条のごとく扱われてきた。横綱審議委員会は千代の山以前に誕生した。 <綱> 2場所連続優勝の基... -
大相撲
島津海の出世街道
島津海はたたきあげである。15歳の時に父の縁で元若嶋津の松ヶ根部屋に入門した。2012年三月場所、本名の中園で前相撲の土俵を踏んだ。2012年は17勝11敗とまずまずのスタートを切った。 <新序出世披露> 2013年は22勝20敗で序二段と三段目を往復した。201... -
大相撲
優勝霧島の相撲内容を採点する 下
引き続き優勝霧島の相撲内容を採点してみよう。採点は5点満点でどれだけ自分の力を発揮したかを基準とした。細かい点数もいれて0.5単位で採点してみた。 <8日目 北勝富士を送り出す 4.5点> <9㈰目 朝乃山をはたき込む 3.5点> <10日目 錦木を... -
大相撲
大の里の出世街道
大の里は7歳から相撲を始めた相撲少年であった。新潟の中学・高校を経て日本体育大学へ進学した。大学時代に学生横綱、アマ横綱になっている。アマ横綱は2年連続で獲得している。 <アマ横綱> 誘惑が少ない茨城県のニ所ノ関(元稀勢の里)部屋に入門し... -
大相撲
2024年一月場所番付を読み解く
きたる一月場所の番付が発表された。関脇・小結は久々に東西2人になった。2022年七月場所以来である。新小結に宇良が昇進した。幕内20場所務めての結果だった。 <宇良> 熱海富士が上位の前頭筆頭に番付をあげてきた。連日上位との対戦になるだけに熱海... -
大相撲
優勝霧島の相撲内容を採点する 上
十一月場所霧島が自己最高の13勝2敗で優勝した。今年2回目の優勝であった。霧島の相撲内容はどうであったか。一番一番を採点してみた。 採点は5点満点でどれだけ自分の力を発揮したかを基準とした。細かい点数もいれて0.5単位で採点してみた。 <初日 ... -
大相撲
2023年大相撲10大ニュース 2位1位
■2位 寺尾急死!短すぎる60年の生涯 戦前は人生70古来稀なりといわれた。しかし、現代は男の寿命は平均80歳になった。そんななかで元寺尾の錣山は短すぎる60年の生涯を終えた。力士人生21年半、親方人生約21年3カ月だった。 親方になって1年2場所後に... -
大相撲
2023年大相撲10大ニュース 4位3位
■4位 逸ノ城突然の引退 五月場所前、逸ノ城が突然引退を発表した。前年七月場所に優勝していた。三月場所は出場停止1場所による十両で優勝していた。だから唐突の印象はぬぐえなかった。 引退理由は表向き腰痛だった。しかしアルコール依存症や稽古場に... -
大相撲
2023年大相撲10大ニュース 6位・5位
■6位 落合幕下1場所で突破 落合が幕下15枚目格で鮮烈なデビューを飾った。7戦全勝、幕下1場所で十両入りを決めた。御嶽海・遠藤は幕下10枚目格付出だが2場所かかっている。下田は幕下15枚目格で7戦全勝したが、番付運がなく、翌場所は幕下西筆頭に... -
大相撲
2023年大相撲10大ニュース 8位・7位
■8位 九月場所超低レベル11勝が最高成績 九月場所、11勝が幕内最高成績となった。よく11勝でも優勝は優勝だ、という方がいる。15日間で11勝はこれまで数えきれないほどあったことを考えるとそう単純ではない。柏戸、日馬富士は11勝が多い横綱だった。従... -
大相撲
2023年大相撲10大ニュース 10位・9位
■10位 伊之助まさかの庄之助昇格 きたる一月場所から伊之助が庄之助に昇格する。伊之助になったのは2019年一月場所からだから5年務めたことになる。この間差し違い11回、力士と接触があった。土俵下の転落もあった。 昨年の七月場所所、照ノ富士対若元春... -
大相撲
寺尾急死!短すぎる60年の生涯
今年残り2週間ほどに迫った師走のなか、元寺尾の錣山が死去した。入院していたことは耳にしていたが、不整脈で容体が急変したため帰らぬ人となった。17日午後8時27分、入院先の病院で寺尾の瞳は永遠に閉じられた。まだ60歳だった。寺尾は井筒3兄弟の末... -
大相撲
2023年大相撲10大ニュース 前文
今年はコロナの分類が5月上旬に変更された年であった。10大ニュースで特に大きく際立ったモノはなかった。それでもつぶさに振り返るとそれなりにニュースはあった。土俵上だけでなく、土俵外もあった。予期しないニュースも飛び込んできた。 <北の富士さ... -
大相撲
写真で見る尊富士6番勝負
幕下筆頭尊富士は6勝1敗で十両入りをきめた。序ノ口から7場所を要し、幕下以下で負け越しなしできた。尊富士の幕下筆頭の戦いを写真で振り返ってみよう。 <尊富士> <初日欧勝海を寄り倒す> <2日目 十両千代栄を押し出す> <7日目深井を押し出... -
大相撲
優勝物語 玉錦大関3連覇
昭和5年夏場所横綱常ノ花が引退した。横綱在位20場所、33歳だった。もう一人の横綱宮城山は大阪横綱であり、あまり強くなかった。昭和6年春場所引退している。 玉錦の3連覇はこの両横綱の引退のはざまである昭和5年10月場所から始まった。玉錦は大関2... -
大相撲
2024年一月場所チケット事情
九月場所は協会のホームページに完売御礼が出るほど相撲人気は復活してきた。それは2024年一月場所も続いているといっていい。まだ一般発売日から1週間経っていない。しかし、そうはいっていられないほど人気なのである。 5日間ある土日はチケットを買う... -
大相撲
白鵬・大鵬・千代の富士の好成績回数
優勝回数の3大横綱は白鵬・大鵬・千代の富士である。これまで年齢別に優勝回数などを展開してきた。今回は視点をかえて3横綱の好成績について述べてみた。 横綱は特別な存在で最低でも12勝が求められる。玉の海が亡くなったとき、引退した大鵬にかつらを... -
大相撲
明治東西制番付編成事情
日頃、相撲ファン・相撲愛好家は部屋別総当たり制のもとでの予想番付を作成してきた。大相撲は長い間同じ片屋同士は対戦してこなかった。東西制では番付はどのように編成されたのか。東は東だけで、西は西で編成するのだから東西の成績に差がつけば難しく... -
大相撲
2023年幕下のホープ下
1.十一月場所の幕下力士の1年間の成績(三段目以下の成績含む)2.関取経験者は対象外3.尊富士・欧勝海は十両いりが決定している条件を満たす年間成績優秀者が以下である。 尊富士 36勝6敗聖富士 30勝5敗(5場所)大青山 30勝12敗風の湖 30勝12敗... -
大相撲
コロナ禍の影響が残る大相撲
大相撲はコロナに苦しまされてきた。2020年三月場所は急遽無観客開催になった。続く五月場所は中止になった。当時は有名人が相次いで亡くなり、新型コロナウイルスは恐れられた。相撲界でも勝武士が新型コロナウイルス性肺炎による多臓器不全で命を失って... -
大相撲
横綱最後の1年
横綱はほかの競技にはみられない特徴がある。常勝は当然で地位が落ちることはない。その代わり不成績なら引退である。不成績には特に基準があるわけではない。 横綱の引退というと休場が多くなり、勝てなくなってきたときにおこるイメージがつきまとう。そ... -
大相撲
大関に近づいた琴ノ若
2023年は大関が2人誕生した。五月場所後に霧島、七月場所後に豊昇龍が大関に昇進した。霧島は2場所不成績が続いたが、大関3場所目に優勝して面目を保った。豊昇龍はまだ優勝争いができていない。大関はなるだけではなく、なった後も実力を問われる。 <... -
大相撲
2023年幕下のホープ上
2022年の幕下のホープから関取になったのは向中野こと天照鵬だけであった。そこで年齢と幕下成績を基準とした幕下のホープ選出基準を改めることにした。新しい基準は今年1年間の幕下及び幕下以下の年間勝ち星を出すことから始めた。十一月場所幕下在位力... -
大相撲
四股名クイズ解答・解説編
1.○○富士とつく幕内力士第3号は誰でしょう【答】北の富士現在富士は伊勢ヶ濱を中心に花盛りだが、かつてはそれほどひんぱんに使用されなかった。幕内力士第1号は大阪相撲から常陸山を慕って入門した近江富士である。第2号が横綱東富士である。そして第... -
大相撲
今年の土俵から
今年初優勝が2人生まれた。霧馬山と豊昇龍である。幕内優勝経験者が3人引退した。逸ノ城、栃ノ心、徳勝龍である。 これで幕内優勝したことがある現役力士は11人になった。照ノ富士、御嶽海、貴景勝、玉鷲、朝乃山、正代、大栄翔、若隆景、阿炎、霧馬山、... -
大相撲
混迷の時代の未達成優勝
昨年は6場所優勝者が異なった。今年は霧島が2回優勝し、これを脱出した。貴景勝は優勝と単なる1位でこれに該当しない。 霧島の年2回優勝で混迷の時代を終えたといえるのか。混迷でない時代とは場所前から優勝予想ができる状態である。つまり絶対的強者... -
大相撲
四股名クイズ
土俵の目撃者では様々な四股名ををテーマに扱ってきた。四股名は江戸時代にさかのぼって調査した。また、幕下以下の四股名にスポットをあてたことこともあった。 テーマは30回以上に及んだ。ここで四股名クイズを出題してみたい。マニアックにならない問題... -
大相撲
大関の今後
貴景勝一人だった大関に七月場所から霧島が、九月場所から豊昇龍が加わった。貴景勝が一人大関になった背景は御嶽海、正代の大関落ちであった。貴景勝の一人大関は3場所で解消された。それは結果で今年の一月場所は当分続くと思われていた。 <貴景勝> ... -
大相撲
2023年入門者数と引退力士数
日本は人口減少、少子化に向かっている。政府の少子化対策は有効性があるのか疑問がささやかれている。今年もまた新たに相撲界の門をたたいた者、限界を感じ去り行く者は絶えない。入門者数と引退力士今年はどのようになったのか、調べてみた。それが以下... -
大相撲
2023年架空年間三賞
年間三賞はかつて日刊スポーツが制定していた。大関への登竜門と言われるほどの受賞者を輩出してきた。今年も大相撲は全日程を終了した。あらためて架空年間三賞を制定してみよう。 最初に今年実際の三賞の受賞者をピックアップしてみよう。 1月 殊勲な... -
大相撲
2023年年間最多勝最終形
混迷の時代の今年の年間最多勝が確定した。それが以下である。単なる数字の比較ではなく、横綱・大関との対戦率によってクラス分けした。対象は幕内在位6場所の力士とした。6場所幕内在位力士は30名である。幕内の定員は42名だから、71%が幕内を1年間... -
大相撲
2023年十一月場所総評
★今場所の優勝争いについて 優勝争いの戦いは2敗同士の霧島対琴ノ若(12日目)と霧島対熱海富士(14日目)の2番である。ともに最高に盛り上がった。惜しむらくは13日目に2敗熱海富士対3敗琴ノ若戦がなかったことである。理想は平幕ではなく、大関同士... -
大相撲
2024年一月場所私製番付
予想番付ではなく、私製番付にこだわる理由。1.幕内は横綱・大関との対戦圏内とそうでないものの二部制である2.番付は関脇以下を編成するもの そこから導き出される結論は次である。横綱・大関との対戦を除外した成績とする。ただし、横綱・大関に勝っ... -
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■23福岡千秋楽 霧島有終の美を飾る13勝優勝
まず、最初に驚かされたのは、十両11枚目2勝12敗日翔志と幕下筆頭5勝1敗の尊富士が組まれたことである。日翔志は幕下落ちが決定的、尊富士は十両昇進が確定的だから入れかえ戦ではない。これほど星に差がある取組が千秋楽におこなわれたのだ。相撲は、... -
大相撲
■23福岡14日目 実力通り!霧島が熱海を寄り切り単独トップ
霧島か熱海富士か。二人の対戦は初顔となる。熱海富士の大関戦は貴景勝に優勝決定戦を含み2敗、豊昇龍に1勝である。霧島左四つ、熱海富士右四つのけんか四つ。 14日目今場所のクライマックスを迎えた。仕切りの間霧島は落着いて見えた。一方熱海富士は気... -
大相撲
■23福岡13日目 優勝争う力士同士の対戦なき中で3敗組皮肉な後退
13日目は各段の優勝及び優勝決定戦進出者が決まる日である。序ノ口優勝はウクライナの安青錦。序二段は城間と大凜山との間で優勝決定戦になった。三段目は大昇龍が優勝した。 幕下は11枚目北はり磨と42枚目聖富士の間で優勝が争われた。北はり磨が勝てば十... -
大相撲
■23福岡12日目 二大決戦を斬る
この日3敗の一山本は一転して三役から平幕の錦木と対戦した。3敗はまだ圏内だし、展開によってはチャンスが出てくる。実際相撲は、終始攻めた一山本が寄ると、錦木は正面土俵に足を踏み出した。この結果一山本は3敗をキープした。なぜ錦木が対戦相手だ... -
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■23福岡11日目 期待の一番に熱戦なし
幕下西筆頭尊富士が千代の海を破り、5勝1敗と大きく踏み出した。現在、十両から幕下落ちとなる予想が東龍、日翔志、伯桜鵬なので十両昇進が有力となってきた。調子を上げてきた若隆景も元十両栃武蔵に勝って4勝と勝ち越した。ただ、尊富士対若隆景は実... -
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■23福岡10日目 2023年十一月場所のゆくえ
まず、優勝ラインだが、普通に考えれば12勝になりそうである。昨年は4場所、今年は3場所が12勝優勝である。先場所は11勝1位であった。混迷の時代は場所前の優勝予想を困難にし、優勝レベルを引き下げてきた。 9日目を終えて1敗一山本、2敗霧島・琴ノ... -
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■23福岡9日目 サバイバルマッチで浮上したのは琴ノ若
幕下で若隆景と尊富士が登場した。まず、若隆景は大辻と対戦した。大辻は昨年土俵の目撃者の幕下のホープで取り上げた。幕下成績は先場所まで68勝56敗2休である。2勝2敗同士の対戦は若隆景の出足鋭い速攻相撲がさえた。決まり手は押し出しである。若隆... -
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■23福岡8日目 まさに混迷の時代!上位1敗消える
若隆景が幕下で登場した。成績は1勝2敗とはなはだよくない。対戦相手はベテラン海龍である。若隆景は今場所最高の速攻出足相撲で押し出した。まだ試練は続きそうだが、これで明るい材料が見えてきた。 中日8日目は上位1敗組消滅の日だった。それはまさ... -
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■23福岡7日目 前半最後の波乱!琴ノ若1敗貴景勝2敗
幕下西筆頭尊富士は2勝1敗同士で深井と対戦した。相撲は、尊富士の出足速攻相撲で押し出した。尊富士は3勝1敗で勝ち越しまであと1勝。十両入りな1番でも多く勝っておきたいところである。なお、尊富士は、今場所が序ノ口から7場所目であるから恐るべ... -
大相撲
■23福岡6日目 琴ノ若三役ただ一人全勝
若隆景が幕下で登場した。しかし、時津海の息子木龍皇にいいとろなく、寄り切りで敗れた。これで1勝2敗である。まだ本調子ではなさそうな感じである。せっかく若隆景の取組が見られてもファンは心配になってくる。若隆景の巻き返しはあるのか。 豪ノ山の... -
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■23福岡5日目 大関・関脇充実の序盤戦
幕下注目の尊富士は元十両の白鷹山のはたき込みに敗れ、2勝1敗となった。幕下はどんな力士も苦戦する。幕下西筆頭の尊富士がここを勝ち越せるか否かで今後の運命が決まる。残り4番は重要かつ勝負をかけた戦いになる。 4戦全勝同士の関脇同士の対戦が早... -
大相撲
■23福岡4日目 貴景勝の横綱は最初からない
大関に波乱が生じた。まず、霧島が高安と対戦した。高安があたり勝って攻め立て、突き落としを決めた。高安の流れるような攻めが功をそうした。連日気迫あふれる相撲を取っていた霧島もこの日はなすすべがなかった。霧島は5日目気持ちを切り変えて臨むこと... -
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■23福岡3日目 琴ノ若、苦戦の中から大逆手で逆転勝ち
今日は学生の団体がかなり大勢観戦に訪れた日だった。それもマス席を含めて占めていた。応援紙に城北高校卒業生頑張れの文字が見えた。帰りは多数の学生があふれるなかの通路・階段であった。 今日はきわどい相撲が目立った日だった。まず、後半2番目の相... -
大相撲
■23福岡2日目 大栄翔戦でみせた豪ノ山の凄さ
土俵の目撃者が十一月場所幕下最大の焦点にあげた尊富士が十両の土俵にあがった。初日に続き連日の出場である。初日は欧勝海を寄り切っている。今日の対戦相手は千代栄である。体格はかなり違って千代栄が大きい。それでも、相撲は尊富士が出足鋭く、一気... -
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■23福岡初日 3大関そろって好スタート
大相撲十一月場所が始まった。休場続きで幕下まで番付を下げた若隆景が登場した。館内は久々の若隆景にわいた。対戦相手は馬力相撲の嘉陽である。若隆景は押し込まれ白星発進とはいかなかった。 幕内で満員御礼となったが、空席がブロックで目に入った。十... -
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◆2023年11月お知らせ 賢明な読者の皆様へ
土俵の目撃者をいつもご愛読いただき誠にありがとうございます。足を使い、この目で見た生の大相撲をお届けするために十一月場所初日から千秋楽まで福岡国際センターで観戦します。福岡からこの目で見た大相撲、新たな視点、情報をお届けします。 <十一月... -
大相撲
2023年十一月場所直前考
巡業に途中から参加した横綱照ノ富士が休場となった。今年フル出場は1場所である。横綱は休場しても地位はそのままである。それだけに、今度出場するときは間違いなく進退をかけた場所になる。照ノ富士は待ったなしまで追い詰められた。 <照ノ富士> 朝... -
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令和好成績事情
去る九月場所は好成績者が11勝2人という低迷ぶりであった。12勝以上の好成績者皆無は令和初であった。令和は21場所を経過した。11勝以上の成績2人は今回を除けば2場所あった。いずれも最高成績は12勝であった。 <米大統領(当時)から表彰> 令和はこ... -
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美ノ海の出世街道
美ノ海こと木崎少年は5歳から相撲を始めた。根っからの相撲少年であった。相撲を生かすべく名門城北高校、日大に進学している。その後木瀬(元肥後ノ海)部屋に入門した。十両まで上がりながら慢性的な首の痛みで引退した木崎海は弟である。 木崎の四股名... -
大相撲
十一月場所幕下最大の焦点
幕下以下を負け越しなしで十両入りすることは容易ではない。貴花田、朝青龍、白鵬でも達成できなかった。現役で序ノ口から負け越しなしで十両昇進を決めた力士がいる。宇良、北勝富士、熱海富士、北青鵬である。北青鵬にはコロナ部屋ごと休場が1場所ある... -
大相撲
かくありたい横綱
貴景勝が「チャンスを生かしたい」と発言している。また一部メディアに貴景勝の横綱挑戦があるかのような記事があった。全休-11勝の貴景勝がどうなれば横綱につながるのか。12勝優勝はスキあり優勝。貴景勝の11勝は単なる1位に過ぎない。優勝に値しない... -
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狼雅の出世街道
狼雅の名を知ったのは、序二段のときであった。このとき番付を下げて出場した照ノ富士と7戦全勝同士で優勝決定戦をおこなった。そこでなんと狼雅が勝ってしまったのである。筆者は大阪府立体育館内で観戦していた。この一番で狼雅を注目するようになった... -
大相撲
朝潮死去!67歳の別れ
大ちゃんの愛称で親しまれた大関朝潮が小腸がんで亡くなっていたことが3日判明した。67歳という若さだった。春先から体調すぐれず、闘病生活だったという。 朝潮の名は5代目だった。3代目は春秋園事件で脱退し、朝潮の四股名を剥奪され、男女ノ川に戻し... -
大相撲
東白龍の出世街道
東白龍こと白石少年が相撲を始めたのは10歳のときだった。それは途切れることなく、中学、高校と続いた。中学3年のとき白鵬杯に参加している。大学は東洋大に進学した。4年のとき全日本選手権で8強までいき、三段目付出の資格を獲得した。 <三段目時代... -
大相撲
2023年十一月場所チケット事情2
十一月場所まであと11日となった。力士は福岡にのり込んだ。番付も発表された。大相撲の機運は盛り上がってきた。11月2日現在、チケット事情はその後どう変化したか。 <十一月場所のポスター> 千秋楽は前回記した通り完売である。今回これに14日目が加... -
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北の若の出世街道
北の若は10歳から相撲を始めた相撲少年であった。小学校、中学校で実績をあげ、高校は地元の山形を離れた。名門埼玉栄高校に進学した。相撲部で鍛えられ、八角(元北勝海)部屋に入門した。きっかけは北の富士さんとの出会いだった。中学生のとき、北の富... -
大相撲
出羽系対ニ所系 下
昭和40年一月場所から部屋別総あたり制が始まった。その中でニ所ノ関(元佐賀ノ花)部屋の分家片男波(2代目玉乃海)部屋から横綱が誕生した。玉乃島改め3代目玉の海であった。横綱のチャンスをのがし、ようやくつかんだ横綱だった。玉の海は腰で取る相... -
大相撲
2023年十一月場所番付を読み解く
今年納めの十一月場所の番付が発表された。大栄翔、若元春、琴ノ若の3関脇は変わらない。小結に阿炎・北勝富士が返り咲いた。北勝富士は2020年三月場所以来4度目の小結である。過去3度の小結は負け越している。 <北勝富士> 上位はどん詰まりで以下の... -
大相撲
出羽系対ニ所系 中
分家独立を許さずの不文律の出羽系。分家独立奨励を打ち出した二所系。戦後、相撲界は食糧事情が悪く、日本の古いものはすべてダメという風潮による不人気、両国国技館接収と困難をかかえていた。人気回復策として昭和22年秋場所から系統別総あたり制を導... -
大相撲
白鵬30歳以降の成績
年6場所は消耗の日々でもある。大横綱大鵬は30歳で引退した。北の湖は31歳で引退した。なかには30歳未満で引退した横綱もいた。 例外は千代の富士であった。35歳まで取った。30歳以降の優勝は千代の富士の19回がトップだが、30歳以降優勝12回の白鵬も負け... -
大相撲
出羽系対ニ所系 上
出羽系とニ所系。名門だが、ともに現代では横綱がいない、大関貴景勝は常盤部屋(元隆三杉)だが、前身は元舛田山の千賀ノ浦部屋である。部屋のルーツは春日野(元栃乃和歌)部屋の分家である。ただ常山部屋はニ所一門に入っている。 出羽海部屋は明治の角... -
大相撲
2023年幕下以下の四股名 下
引き続き幕下以下の四股名をみていこう。 【読み方注意の四股名】 大和湖 荒雄山 優力勝 西太司 小力 千代天富竜輝 隆勝生 雷道 大馬翔 <大和湖>... -
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現代相撲部屋勢力
戦前、相撲部屋は出羽海(元両国=前名国岩)部屋が片屋を占めたことがあった。それほど古くない時代では、二子山(元貴ノ花)部屋が横綱貴乃花・若乃花、大関貴ノ浪ほか三役クラスの安芸乃島、貴闘力などをそろえた時期があった。元三重ノ海の武蔵川部屋... -
大相撲
大関27% 横綱70%
昭和43年一月場所、アメリカのハワイからやってきた高見山が幕内に昇進した。高見山は長い間外国人力士の代表であった。親方になるためには日本国籍が必要。これは、対象が高見山しかいないときにできた。元栃錦の春日野理事長時代のことであった。 <小錦... -
大相撲
2023年幕下以下の四股名 上
このテーマは過去2017年、2021年に調査しているくらいである。人によっては、幕下以下はまったくみない。あるいは熱心にみて応援している力士が育っていく過程を楽しみにしている方もいる。さて今回はどんな果になったか 【難読四股名】十両には天空海と書... -
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次の展開が読めない大相撲
一人横綱照ノ富士となって長い。厳密には今度の十一月場所で13場所目になる。しかもフル出場は5場所である。照ノ富士は11月末で32歳になる。横綱として晩年に入った。 <照ノ富士> それでいて次の横綱候補はみえてこない。今年大関は2人誕生した。しか... -
大相撲
思いもよらない優勝
優勝は様々なドラマを生み出すことがある。同時に思いもよらない優勝も生み出すこともある。大正15年に始まった優勝制度は今年の十一月場所で485場所を迎える。その間思いもよらない優勝が以下である。 ■突然東西制から系統別総当たり制に 昭和7年春場所... -
大相撲
新十両をめぐる話題
さる九月場所後、幕下西3枚目日翔志が6勝1敗で新十両を決めた。日翔志は昨年の十一月場所の三段目優勝がきいて、今年(2023年)の一月場所はいきなり幕下18枚目であった。今年5場所は22勝12敗の成績であった。日翔志6勝1敗ながら湯幕下優勝だったの... -
大相撲
14勝1敗の優勝なし複数回数力士 下
14勝1敗で優勝をのがしていたことが2回以上ある力士は4人いる。3人目は大鵬である。最初は昭和38年九月場所であった。大鵬と同日にだき合わせで横綱になった柏戸。直前3場所の大関時代優勝がなく、横綱になって11場所優勝がなかった。それどころか5... -
大相撲
14勝1敗の優勝なし複数回数力士 上
混迷の時代は12勝レベルのスキあり優勝が続いている。ハイレベルな優勝は2021年七月場所、横綱白鵬と大関照ノ富士が14戦全勝同士で対戦したときである。白鵬が最後の優勝を全勝で飾った。照ノ富士は優勝を逃したとはいえ、初の14勝1敗だった。 14勝1敗で... -
大相撲
10大横綱の新入幕時代4
朝青龍の新入幕は平成13年一月場所である。曙が全休後引退している。序ノ口から12場所目であった。負け越しは幕下のときの1回である。 新入幕の場所は9勝6敗と勝ち越したものの平凡な成績で終わった。ただ、新入幕から3場所目には小結に出世した。大関...