一月場所、照ノ富士の突然の引退には驚かされた。照ノ富士の引退
の陰に隠れたが、阿武咲の元幕内力士も引退した。阿武咲は幕下で
場所前に引退した。令和に入ってどのくらいのペースで幕内・元幕
内力士は引退したのか、調査してみた。

令和
元年6人(4場所)安美錦、嘉風等
2年9人(5場所)豪栄道、栃煌山、琴奨菊等
3年6人鶴竜、白鵬等
4年5人魁聖、豊山等
5年7人栃ノ心、逸ノ城等
6年8人貴景勝、妙義龍、碧山等
7年2人(1場所)照ノ富士等
部屋持ち親方は6人いる。安美錦(安治川)、嘉風(中村)、豪栄
道(武隈)、蒼国来(荒汐)、琴奨菊(秀ノ山)、鶴竜(音羽山)
である。白鵬は部屋を持ったが、現在親方修行中で伊勢ヶ濱(元旭
富士)所属になっている。蒼国来の荒潮部屋以外は独立である。
協会に残った方は上記以外は次のメンバーである。
元栃煌山の清見潟.
元勢の春日山
元千代鳳の大山
元豊響の山科
元魁聖の友綱
元隠岐の海の君ヶ濱
元石浦の間垣
元千代の国の佐ノ山
元徳勝龍の千田川
元明瀬山の井筒
元琴恵光の尾車
元貴景勝の湊川
元妙義龍の振分
元碧山の岩友
照ノ富士

借株もあるが、協会所属の親方は22人で幕内・元幕内引退力士の54
%である。臥牙丸、栃ノ心、松鳳山は残れなかった。貴ノ富士、北
青鵬のように引退させられたケースがあった。逸ノ城のように親方
と対立して相撲界を去ったこともあった。
令和で引退した幕内・元幕内力士は41人に及んだ。令和は34場所だ
から毎場所1.2人幕内・元幕内力士が引退していることになる。1
年では7,2人である。5年前の番付をみると現時点で22人引退して
いる。時の流れはいかんともしがたい。