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成長著しい王鵬と安青錦

王鵬が幕内上位に進出したのは昨年の三月場所である。ここで大関
戦は全敗したが、横綱照ノ富士から金星を獲得している。先場所ま
で横綱戦1勝、大関戦は優勝決定巴戦を含め、7勝11敗である。対
大関の内訳は引退した貴景勝に2敗、霧島に1勝1敗、豊昇龍に2
勝4敗、琴櫻に2勝3敗、大の里に1勝1敗である。大関に通用す
るようになってきたことを証明した。

<王鵬>

先場所は12勝をあげ、優勝決定巴戦に出場した。技能賞を受賞し、
関脇に昇進した。これを一時的な現象とせず、強者の過程としなけ
ればもったいない。王鵬の主な上位戦の対戦成績は以下である。最
初が負け越し相手で、後者が五分及び勝ち越し相手である。

豊昇龍 3勝4敗
大の里 1勝3敗
琴櫻  2勝5敗
霧島  2勝3敗
若隆景 1勝2敗
若元春 2勝6敗
豪ノ山 0勝2敗

大栄翔 4勝2敗
阿炎  3勝2敗
千代翔馬2勝
翔猿  3勝3敗
隆の勝 5勝2敗

若元春には特に分が悪い。翔猿には3連敗3連勝である。王鵬は負
け越し相手を攻略すれば成績は上がっていく理屈である。

安青錦はスピード出世で新入幕を果たした。序ノ口からわずか8場
所である。むろんすべて勝ち越しである。欧州ウクライナで相撲経
験があったとはいえ強さはピカ一である。ここまで8場所で12敗し
ているが、2度勝った力士はいない。

<安青錦>

幕内の対戦予想は11枚目の翠富士以下と考えられる。十両で勝って
いる対戦相手は佐田の海、朝紅龍、白熊である。負けている相手は
獅司、竜電である。10番は初顔になる。明生戦は興味深い。

本来なら新入幕は勝ち越せば十分である。しかし、安青錦にはそれ
以上を期待せずにおれない。

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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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