豊昇龍を検証

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三月場所、豊昇龍は新横綱として登場した。豊昇龍には未知の領域
があった。それは14勝以上の成績と新横綱優勝だった。新横綱優勝
は稀勢の里-照ノ富士と続いてきた。ただ17%と確率は低かった。

ところが場所が始まるとそれどころではなかった。金星3個を配給
し、5勝4敗で休場してしまった。大関でないからカド番にはなら
なかった。それでもやすやすと休場すると、今後はいつ休場するか
わからない、という不安を抱くことになる。

<初日阿炎に敗北>

大正15年の公式優勝制度以降では新横綱休場は5人目である。武蔵
山は新横綱の場所から5場所連続休場している。同様に吉葉山は2
場所連続休場である。なお、横綱2場所目の休場は以下である。前
田山-朝潮-大乃国-稀勢の里である。豊昇龍は五月場所では休場
できない立場になる。

豊昇龍は、横綱直前3場所は33勝12敗である。直前4場所42勝16敗
2休、直前5場所52勝21敗2休である。これで横綱昇進によく賛成
できたな、という印象である。賛否の否定論者を「黙らせる」活躍
を豊昇龍に期待した方がいたが、遠く及ばない結果になった。

<横綱になったが>

豊昇龍の今後は横綱の力量なき横綱としての戦いである。大きな期
待はしにくいが、たまに優勝することがあるかもしれない。先輩横
綱がいない点は有利に働く。今年に入って負けた相手は熱海富士、
正代、平戸海、阿炎、千代翔馬、高安、一山本である。五月場所、
熱海富士、正代は対戦圏外である。上位に休場がでれば一山本戦は
あるかもしれない。豊昇龍は横綱の力量をできるだけ早く身につけ
ることである。

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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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