2026年に引退した力士一覧|矢後を含む元関取10人・九月場所まで全53人

2026年に引退した十両以上の経験者は10人。元幕内の大奄美・大翔鵬・英乃海・千代丸・剣翔・大翔丸・矢後の7人と、元十両の紫雷・千代栄・勇磨の3人である。九月場所では9月25日に矢後の引退が発表された。

幕下以下・番付外を含めると、九月場所までの引退者は53人。協会の場所別の引退力士情報を当サイトが数えた人数で、年末の確定人数ではない。九月場所の9人(9月25日1人・9月30日8人)を七月場所までの44人に加えた。九月分は2026年10月2日確認。

目次

2026年に引退した十両以上の力士一覧(10人)

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引退場所と最高位は協会のプロフィール、発表日は協会のお知らせによる。矢後は9月25日の引退のお知らせと力士プロフィールを10月2日に確認した。既存9人の資料は9月27日取得。「—」は各発表に引退後の役職や対応記事の記載がない欄。

引退した場所
(発表日)
四股名最高位所属部屋年寄名跡・
引退後
田口の記事
一月場所
(1月16日)
大奄美前頭十一枚目追手風—大奄美の出世街道
三月場所
(2月13日)
大翔鵬前頭九枚目追手風—大翔鵬の出世街道
三月場所
(3月6日)
紫雷十両二枚目木瀬—令和新十両事情
三月場所
(3月20日)
千代栄十両八枚目九重—2022年5月の幕下の戦い
三月場所
(3月23日)
英乃海前頭六枚目木瀬—十両在位場所数番付
三月場所
(3月23日)
千代丸前頭五枚目九重若者頭5年前の番付
五月場所
(4月6日)
剣翔前頭六枚目追手風—剣翔の出世街道
五月場所
(5月25日)
勇磨十両十三枚目阿武松—2022年9月の幕下の戦い
七月場所
(7月25日)
大翔丸前頭五枚目追手風—手つき不十分に一考
九月場所
(9月25日)
矢後前頭十枚目押尾川——
協会のお知らせ・力士プロフィールによる。引退時の番付と、過去の最高位は異なる。

場所ごとの引退者数|九月場所まで53人

場所発表日と人数2026年元十両以上2025年
一月1/16:1人
1/28:7人
8人1人12人
三月2/13:1人
3/6:1人
3/20:1人
3/23:2人
3/25:6人
11人5人7人
五月4/6:1人
5/25:1人
5/27:18人
20人2人11人
七月7/25:1人
7/29:4人
5人1人8人
九月9/25:1人
9/30:8人
9人1人16人
十一月発表後に集計——5人
計(九月まで)当サイト集計53人10人54人
出典:協会の引退力士情報。九月分は10月2日確認、七月以前は9月27日までに取得した保存版。2025年は前年の引退力士一覧と照合。

当サイト集計では、引退力士情報に載った番付による内訳は幕下10人・三段目10人・序二段19人・序ノ口7人・番付外7人。元十両以上の10人も引退時には幕下以下で、53人の中に含まれる。53人と10人を足す数え方はしない。

七月以前の確認に使った保存版:一月場所 / 三月場所 / 五月場所。七月分は当サイトが9月27日に保存した協会ページで5人を確認している。

引退した力士の最高位と歩み

初土俵・新十両・新入幕・最高位・戦歴は協会の力士プロフィール、引退したときの番付は引退力士情報のもの(どちらも2026年9月27日取得)。場所の年は西暦に直した。

大奄美(元幕内・追手風部屋)|1月16日に引退

2016年一月場所に初土俵、2017年一月場所に新十両、2017年十一月場所に新入幕。最高位は前頭十一枚目で、幕内戦歴は73勝103敗4休(12場所)。生涯戦歴は392勝418敗7休(60場所)。一月場所の引退で、引退力士情報に載った番付は西幕下十七枚目。田口は「大奄美の出世街道」(2017年11月3日)を書いている。

大翔鵬(元幕内・追手風部屋)|2月13日に引退

2013年三月場所に初土俵、2016年十一月場所に新十両、2019年三月場所に新入幕。最高位は前頭九枚目で、幕内戦歴は53勝82敗(9場所)。生涯戦歴は417勝433敗2休(77場所)。三月場所の引退で、引退力士情報に載った番付は西三段目十六枚目。田口は「大翔鵬の出世街道」(2019年2月28日)を書いている。

紫雷(元十両・木瀬部屋)|3月6日に引退

紫雷(田口 通廣撮影)
紫雷。田口 通廣が撮影した実写

2014年三月場所に初土俵、2022年一月場所に新十両。最高位は十両二枚目で、幕内には上がっていない(幕内戦歴は0場所)。生涯戦歴は319勝273敗26休(71場所)。三月場所の引退で、引退力士情報に載った番付は東幕下二十一枚目。田口の「令和新十両事情」(2022年10月30日)に、写真つきで出てくる。

千代栄(元十両・九重部屋)|3月20日に引退

2009年一月場所に初土俵、2022年七月場所に新十両。最高位は十両八枚目で、幕内には上がっていない(幕内戦歴は0場所)。生涯戦歴は396勝380敗35休(102場所)。三月場所の引退で、引退力士情報に載った番付は西序二段三枚目。田口は「2022年5月 十両めぐる幕下の戦い 下」(2022年5月27日)で、入れ替え戦の写真に「苦労人千代栄が入れかえ戦に勝って十両へ」と説明を付けている。

英乃海(元幕内・木瀬部屋)|3月23日に引退

英乃海(田口 通廣撮影)
英乃海。田口 通廣が撮影した実写

2012年五月場所に初土俵、2014年十一月場所に新十両、2015年七月場所に新入幕。最高位は前頭六枚目で、幕内戦歴は70勝108敗17休(13場所)。生涯戦歴は541勝539敗22休(83場所)。三月場所の引退で、引退力士情報に載った番付は西幕下三枚目。田口は「幕内力士の十両在位場所数番付|最短は遠藤ら2場所、最長は英乃海」(2021年12月11日)で当時の幕内力士の十両在位を数え、英乃海について「幕内より十両時代が長かった。」と書いている。

千代丸(元幕内・九重部屋)|3月23日に引退

千代丸(田口 通廣撮影)
千代丸。田口 通廣が撮影した実写

2007年五月場所に初土俵、2013年九月場所に新十両、2014年三月場所に新入幕。最高位は前頭五枚目で、幕内戦歴は201勝262敗2休(31場所)。生涯戦歴は614勝631敗44休(112場所)。三月場所の引退で、引退力士情報に載った番付は西三段目筆頭。協会のお知らせに「なお、今後は若者頭になります。」とあり、若者頭一覧(2026年9月27日取得)にも載っている。田口は「5年前の番付」(2026年8月10日)に「千代丸は若者頭として職務を遂行している。」と書いた。若者頭の仕事は「相撲の若者頭と世話人とは」にまとめている。

剣翔(元幕内・追手風部屋)|4月6日に引退

2014年一月場所に初土俵、2016年一月場所に新十両、2019年九月場所に新入幕。最高位は前頭六枚目で、幕内戦歴は125勝153敗22休(20場所)。生涯戦歴は485勝484敗23休(73場所)。五月場所の引退で、引退力士情報に載った番付は東幕下十一枚目。田口は「剣翔の出世街道」(2019年8月27日)を書いている。

勇磨(元十両・阿武松部屋)|5月25日に引退

2014年三月場所に初土俵、2023年七月場所に新十両。最高位は十両十三枚目で、幕内には上がっていない(幕内戦歴は0場所)。生涯戦歴は256勝208敗50休(73場所)。五月場所の引退で、引退力士情報に載った番付は西幕下十三枚目。田口の「2022年9月十両をめぐる幕下の熱い戦い 下」(2022年10月3日)には、幕下での朝乃山戦の写真に「朝乃山、勇磨に痛恨の1敗」という説明がある。

大翔丸(元幕内・追手風部屋)|7月25日に引退

2014年三月場所に初土俵、2015年五月場所に新十両、2016年三月場所に新入幕。最高位は前頭五枚目で、幕内戦歴は127勝158敗(19場所)。生涯戦歴は405勝440敗1休(74場所)。七月場所の引退で、引退力士情報に載った番付は西幕下五十七枚目。田口は「立ち合いの手つき不十分に一考」(2017年6月5日)で、「五月場所10日目の栃ノ心対大翔丸戦で3本勝負おこなわれたのである。」と、大翔丸の手つき不十分で取り直しが続いた一番を書いている。

矢後(元幕内・押尾川部屋)|9月25日に引退

最高位は前頭十枚目。2017年五月場所に初土俵、同年九月場所に新十両、2019年一月場所に新入幕。協会のプロフィールは引退場所を令和八年九月場所としている。9月25日のお知らせでは、同日に引退届を受理したと発表している(いずれも10月2日確認)。

断髪式・引退相撲の予定(協会の発表)

七月場所までに引退した元十両以上9人の断髪式・引退相撲は、協会のお知らせに告知が無い(2026年9月27日確認)。協会がお知らせで告知している引退相撲は、2025年十一月場所で引退した元小結 遠藤の「遠藤引退北陣襲名披露大相撲」で、2027年(令和9年)1月30日(土)に両国国技館で開く。遠藤の引退と年寄 北陣の襲名は、令和7年11月1日の理事会で承認された(協会のお知らせ)。田口も「5年前の番付」(2026年8月10日)で「遠藤は来年一月場所後に引退相撲を行う。」と書いている。

2026年に開かれた引退相撲のうち、田口のレポートがあるのは照ノ富士(1月31日の記事)・北勝富士(5月30日の記事)・宝富士(5月31日の記事)。3人とも2025年に引退した力士で、協会のお知らせでは照ノ富士が2025年1月17日、北勝富士が2025年5月15日、宝富士が2025年10月1日に引退が承認されている。断髪式の一日の流れとはさみの順番は「断髪式とは」にまとめた。

十一月場所の引退は、協会の発表後に集計

2026年の集計は九月場所まで。十一月場所が終わった後も、協会の引退発表を確認してから年間の人数を確定する。断髪式・引退相撲の開催年と、実際に引退した年は一致するとは限らない。

過去の年の引退力士(田口の記事)

田口がその年の入門者数と引退者数を場所ごとに数えた記事は次の5本。

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令和に入ってから引退した幕内・元幕内の力士は「令和幕内・元幕内力士引退事情」(2025年2月21日)、横綱が何歳で引退したかは「横綱の引退年齢ランキング」にある。

2026年の引退力士についてよくある質問

Q. 2026年に引退した元関取は何人?
A. 九月場所までに10人です。元幕内7人、元十両3人で、9月25日に引退した矢後を含みます。

Q. 幕下以下も含めた引退者は何人?
A. 九月場所までに53人です。協会の引退力士情報を当サイトが数えました。元関取10人はこの53人に含まれます。

Q. 最近の引退発表はいつ?
A. 今回確認した最新の一覧は九月場所の分で、9月25日に矢後1人、9月30日に幕下以下の8人が掲載されています(10月2日確認)。

Q. 2026年の年間の確定人数?
A. まだ年間の確定値ではありません。十一月場所の発表を確認してから集計します。

Q. 2027年の引退相撲は?
A. 協会は遠藤引退北陣襲名披露大相撲を2027年1月30日・両国国技館で開くと告知しています。遠藤が引退した年は2025年です。断髪式とはも参照。

記録を読む:年間最多勝2026 / 2025年の引退力士 / 初場所2027。

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この記事を書いた人

少年漫画雑誌、日経関連の編集者を経て独立。現在は大相撲を専門に取材するライター。ほぼ毎場所、自ら土俵際で撮影している。にほんブログ村 相撲・大相撲カテゴリでランキング1位。

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