大相撲

2022年9月十両をめぐる幕下の熱い戦い 下

2022年10月3日

7日目を終えた成績
西筆頭  狼雅 2勝2敗
東3枚目 吉井 2勝2敗
東4枚目 對馬洋3勝1敗
西4枚目 塚原 2勝2敗
西5枚目 湘南乃海3勝
東15枚目 朝乃山4勝

8日目、3勝の湘南乃海は3勝の時疾風と対戦した。
相撲は、熱戦となったが、最後湘南ノ海が勝利した。
9日目4勝同士の朝乃山と湘南乃海が組まれた。朝乃
山が果敢に攻めて向こう正面寄り切った。塚原は友風
を引き落として3勝2敗とした。2勝2敗で狼雅と
吉井が対戦した。相撲は、狼雅が左ざし深く、吉井の
右腰にくらいついた。吉井は右小手投げにいくが通じ
ない。狼雅寄り立て最後下手投げで決めた。吉井は
残り2番も負けて2勝5敗の成績で終わった。

<朝乃山5勝>

11日目、快調に白星を重ねていた元大関朝乃山は勇磨
と5勝同士で対戦した。相撲は、両者当たって、朝乃
山右ざしにいく。勇磨きらって左へ動いて離れての
攻防。朝乃山まさって出るが、勇磨左へ左へとまわり
込む。追撃する朝乃山を勇磨が突き落とすと朝乃山
ばったり両手をついてしまった。これで朝乃山の十両
入りはなくなった。また、對馬洋が白鷹山に勝って
4勝2敗。十両昇進に望みをつないだ。

<朝乃山、勇磨に痛恨の1敗>

同日、4勝1敗の湘南乃海が紫雷に敗れ、十両昇進は
なくなった。3勝2敗同士勝ち越しをかけて狼雅と
塚原が激突した。相撲は、塚原が突き合いにでた。
塚原勝って出るも狼雅が右四つに組み止める。盛り
返す狼雅、塚原は上手が取れない。狼雅、引きつけ
て寄り立てると塚原しのぐ。狼雅再度寄り立て最後
寄り切った。西筆頭の狼雅が勝ち越し、十両昇進が
有力となった。塚原は3敗で今場所の十両昇進はなく
なった。

<狼雅は塚原破り4勝>

13日目、對馬洋は十両をかけて十両の豪ノ山と対戦
した。豪ノ山は5勝7敗であった。この時点では入れ
替え戦とまではいっていなかった。だが、-お互い
負けられない一番であることは間違いなかった。相撲
は、對馬洋が豪ノ山を突き上げ、はたき込んで勝負を
決めた。對馬洋は十両昇進第二候補に浮上した。

<對馬洋、豪ノ山を倒す>

狼雅は千秋楽七番相撲を落とし、4勝3敗に終わっ
た。狼雅はどうも強さともろさを持ち合わせている。

9月28日十両昇進が発表された。狼雅と對馬洋であっ
た。十両から幕下に降格する力士は栃丸ともう一人で
あった。候補は西5枚目1敗14休朝乃若と東十両13枚
目6勝9敗豪ノ山であった。朝乃若はコロナの後遺症
で力がはいらないとのことだが、協会が強制休場させ
たものではない。情報通によると豪ノ山が幕下降格、
朝乃若は十両尻あたりまで番付を下げたということ
であった。

来月、また幕下で十両をめぐる熱い戦いが始まる。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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