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相撲の歴史
相撲部屋の継承事情⑥|4代続く立浪部屋など
立浪部屋は、緑嶋が興してから羽黒山、安念山(2代目羽黒山)、旭豊へと4代にわたって継がれてきた。安念山は長女の婿養子に元旭豊を迎えて後継者にしたが、引退相撲の利益をめぐる金銭トラブルから、部屋の明け渡しと名跡の譲渡金を争う裁判になった。裁... -
記録と統計
横綱の引退年齢ランキング|常陸山以降の最年長は太刀山・常陸山の40歳、白鵬は36歳・千代の富士は35歳
常陸山以降の横綱で最も高齢まで務めたのは太刀山と常陸山の40歳。年6場所制では千代の富士が36歳直前まで取り、白鵬は令和3年九月場所に36歳で引退した。最も若く土俵を去ったのは双羽黒の24歳で、常陸山以降の東京横綱51人を田口が引退年齢の高い順に並... -
力士・人物
玉の海の死因と急死の経緯|27歳の横綱と、現役で亡くなった玉錦・谷風
横綱玉の海の死因は、右肺動脈幹に発生した血栓症。虫垂炎の手術から5日後の昭和46年(1971年)10月11日に容体が急変し、27歳で亡くなった。虫垂炎を切らずに注射で散らし、巡業と九月場所、大鵬の引退相撲の太刀持ちまで務めたあとの入院だった。 ※横綱の... -
記録と統計
歴史的瞬間!連勝ストップ7
■白鵬 白鵬が横綱になっての初陣は2007年七月場所 であった。このとき先輩横綱に朝青龍がいた。 すでに20回優勝していた。この後2年4場所、 白鵬と朝青龍を中心とする優勝争いが続いた。 白鵬が優ったカタチではあったが、朝青龍の スピードと集中力はあ... -
力士・人物
横綱が優勝から遠ざかった理由|北の湖・輪島ら7人の連続優勝なし場所数
横綱が優勝から遠ざかった理由は、故障や休場、引退までそのまま勝てなかった晩年など、人によって違う。田口はこの記事で北の富士・玉の海・琴櫻・輪島・北の湖・2代目若乃花・三重ノ海の7人を取り上げ、7人のうち最長は頚椎の疾患もあった2代目若乃花の1... -
記録と統計
千代の富士の連勝記録は53|連勝ストップは大乃国、大鵬の45を抜いた昭和63年
千代の富士の連勝記録は53。昭和63年五月場所7日目の花の湖戦から始まり、七月場所と九月場所を続けて全勝優勝。十一月場所の千秋楽、横綱大乃国に寄り倒されて止まった。大鵬の45連勝は超えたが、双葉山の69連勝には届かなかった。 ※相撲記者・田口 通廣... -
コラム・論考
決まり手新分類2
決まり手を公式の並び順でひと通り見るなら、相撲の決まり手 一覧(全82手と非技5つ)に置いてある。この連載は、その手を分類し直して読んでいくものである。 足の裏以外を土俵につける技に目をむけていこう。こちらは次の10に分類した。■投げ技■足技■足... -
力士・人物
若隆景の出世街道
大波3兄弟の末弟、若隆景が入幕を果たした。三段目付出ながら2年4場所とスピード出世である。なお、同じ三段目付出の豊山は1年1場所という超スピード出世で入幕している。若隆景の祖父は昭和22年から34年まで幕内で活躍した時津風(元双葉山)部屋の... -
力士・人物
嘉風の経歴|日体大でアマチュア横綱、前相撲から関脇へ・現在は中村親方
嘉風は大分県出身の元関脇で、2019年九月場所限りで引退し、年寄中村を襲名した。日体大3年でアマチュア横綱になりながら卒業を優先し、尾車(元琴風)部屋に前相撲から入門した。序ノ口から8場所で新十両、十両を3場所で通過して入幕している。 ※相撲記者... -
コラム・論考
安美錦(安治川親方)の相撲は智略|把瑠都戦の熱戦と2019年の引退
安美錦は、相手の力を封じて自分の力が出せる体勢をつくる智略の相撲で上位に挑んだ力士で、2019年七月場所限りで引退した。引退後の年寄名は安治川で、所属する安治川部屋には大関の安青錦がいる。田口が智略力士だと実感したのは、2010年三月場所の関脇... -
記録と統計
横綱の連敗記録|ワーストは稀勢の里の10連敗(不戦敗含む)、常陸山以降54人
常陸山以降の横綱で、連敗記録のワーストは稀勢の里の10連敗である(田口の数え方で、不戦敗を含む)。平成30年(2018年)九月場所の千秋楽から、引退した平成31年(2019年)一月場所の4日目まで、不戦敗2つを含めて負け続けた。それまでのワーストは照國... -
コラム・論考
大相撲 九州場所の観戦ガイド|福岡国際センターの席・アクセスと楽しみ方
大相撲の九州場所は福岡国際センターで開かれる。最寄りは地下鉄呉服町駅で、会場までは少し歩くが時間は読める。客席は1階・2階がマス席、3階がイス席(指定A〜Cと両端の自由席)で、3階はトイレが2階までしかないのが難点。早めに入れば序ノ口の取組から... -
記録と統計
続 知られざる大横綱の連勝記録
羽黒山は双葉山の陰に隠れた横綱だった。 14勝1敗で2度、13勝2敗で2度優勝できな かった。羽黒山が脚光をあびたのは戦後で あった。相撲どころではなかったが、羽黒山 は全勝優勝が、4回ある。そのなかで2場所 連続優勝をし、その前後の場所をあわせ... -
記録と統計
知られざる大横綱の連勝記録
連勝記録といえば、谷風、初代梅ヶ谷、太刀山、双葉山、大鵬、千代の富士、白鵬の名前が、あがってくるし、その連勝数はよく知られている。それでは彼ら以外の大横綱はどのような連勝記録をもっているのだろうか、調べてみた。雷電(為)。横綱ではないが... -
力士・人物
輪島大士とは|学生出身初の横綱、優勝14回と70歳で死去するまでの栄光と波乱
輪島大士は、学生出身で初めて横綱になった第54代横綱である。2年連続の学生横綱をひっさげて角界に入り、横綱昇進を15戦全勝優勝で決め、優勝は14回を数えた。2018年10月8日、70歳で亡くなった。 ※相撲記者・田口 通廣が亡くなった2日後の2018年10月10日... -
相撲の歴史
井筒部屋の現在|本家と分家、鶴竜と逆鉾の系譜
▶ いまの井筒部屋:井筒部屋は2019年九月場所中に師匠の元逆鉾が亡くなって消え、横綱鶴竜は陸奥部屋に移った。旧井筒の系統は、いま錣山部屋(元豊真将)と音羽山部屋(元鶴竜)になっている(「井筒部屋の系統はどうなったか」)。この記事は2018... -
力士・人物
数字で比較する双葉山・大鵬・白鵬3
5.優勝回数( )は全勝双葉山 12回(8回)大鵬 32回(8回)白鵬 40回(13回)年2場所制の双葉山が6場所制なら何回優勝できただろうか。3倍の36回かというと、そうは言い切れない。年2場所時代で1回優勝の出羽湊は年6場所なら3回優勝で... -
力士・人物
数字で比較する双葉山・大鵬・白鵬2
2.大関・横綱の勝率協会の看板となり、責任ある地位になる大関・横綱時代の勝率はどうか。双葉山 204勝24敗22休 勝率8割9分5厘大鵬 680勝120敗136休 勝率8割5分白鵬 851勝122敗77休 勝率8割7分5厘双葉山が大関時代を全勝で通過したのに対... -
力士・人物
数字で比較する双葉山・大鵬・白鵬1
<双葉山>昭和・平成の3強を選ぶとすると双葉山、大鵬、白鵬であるならば、異論は少ないであろう。改めてこの3強を数字で比較してみる。数字といっても双葉山は年2場所の力士であり、1場所の日数も現在のように15日制ではなく、まちまちである。また... -
力士・人物
玉の海梅吉氏が語る双葉山の強さ2
双葉山対玉ノ海戦は、双葉山が69連勝の途上であったことも加わって、昭和11年夏場所の初顔から5連敗であった。それでも唯一勝ったときがあった。昭和14年春場所である実は昭和14年春場所は歴史的な場所となった。無敵双葉山が新鋭安芸ノ海に敗れ、69連勝... -
力士・人物
玉の海梅吉氏が語る双葉山の強さ1
双葉山の強さを語れる世代はほとんどいないと思われるほど、時は過ぎ去っていった。もはや双葉山は遠い昔の存在になりつつある。しかし、今から約50年前の昭和42年、専門誌「大相撲」(読売新聞社発行)名古屋場所展望号で双葉山と大鵬を比較する企画が打... -
力士・人物
求道者双葉山
日馬富士問題はここへきて、貴乃花と白鵬の相撲に対する姿勢へと広がりを見せてきた。白鵬の勝ちにいく相撲。そのために張り差し、ひじ打ち気味のかちあげ、挙句のはては猫だましまで繰り出したことさえあった。また、ダメ押しも目立つ。また強ければなん... -
力士・人物
相撲のバイブル わが回想の双葉山定次
双葉山といえばどんなイメージをもつだろうか。片目でうちたてた69連勝、年2場所時代に12回の最高優勝回数、相手が立てばいつでも立つ立ち合い、信念の人。69連勝は4分の3世紀以上たった今でも破られていない。後の先の立ち合いは誰もマネできない。双... -
コラム・論考
四股名のルーツ ○○里
時の人稀勢の里だが、最後に「里」がつく四股名は、幕内では唯一人である。ある意味珍しい四股名の分類に結果的になっている。すぐ思いつく○○里の四股名は、同部屋の兄弟子だった若の里、師匠だった隆の里であろう。最後に「里」のつく四股名のルーツは誰... -
力士・人物
双葉山の陰に隠れた男達
不世出の名力士、無敵と称されたのが双葉山である。双葉山といえば69連勝が思い浮かぶほど直結したイメージがある。その69連勝は77年以上経った今も、破られていない。大鵬、千代の富士、白鵬と優勝回数ビッグ3が挑んだが、及ばなかった。<双葉山のブロ... -
相撲の歴史
春日山部屋とは|名寄岩が昭和29年に興した立浪系の部屋と2016年の消滅
春日山部屋は、立浪部屋の名寄岩が昭和29年に独立して興した、立浪系統の部屋である。その後、元濱錦の春日山が師匠不適格として協会から師匠辞任勧告を受け、2016年に部屋は消滅して力士は追手風部屋へ移った。春日山の名跡は、2026年9月時点では元関脇の... -
相撲の歴史
4横綱時代とは|歴代16回の一覧と最長14場所の千代の山・鏡里・吉葉山・栃錦
4横綱時代とは横綱が同時に4人いた時期のことで、大正6年から平成29年(2017年)までに16回ある。最も長く続いたのが、昭和30年1月から昭和33年一月場所までの千代の山・鏡里・吉葉山・栃錦の14場所だ。ただ全員が皆勤したのは14場所中1場所だけで、4横綱... -
角界ニュース・論
昭和・平成の10大ニュース7 玉の海急死
玉の海が急死したのは昭和46年10月11日のことである。現役横綱の死は衝撃的な出来事だった。玉の海は虫垂炎を患っていた。玉の海は持ち前の責任感から切らずに注射で散らしていた。それが夏の巡業、九月の本場所と長期に渡っていた。場所が終われば今度こ... -
記録と統計
昭和・平成の10大ニュース3双葉山69連勝でストップ
現代では連勝というと1年以内のケースになる。事実、白鵬が63連勝を達成したときも一月場所から十一月場所までであった。双葉山は年2場所の時代だから、足かけ4年にわたって勝ち続けたのである。双葉山の連勝は、昭和11年春場所平幕のとき、当時の第一... -
コラム・論考
無念!玉の海3
27歳の青年横綱玉の海の急死。それはあまりにも衝撃的で、大相撲に触れてからこれ以上ない悲しみの出来事だった。日本中の大相撲ファンが悲しみにくれた。まだ取り盛り、双葉山の域にどこまで近づけるか。そんな楽しみ、可能性さえ失ってしまった。玉の海... -
記録と統計
大関在位ランキング|最長は千代大海・魁皇65場所、成績のワースト記録も
大関在位の最長は、千代大海と魁皇の65場所(11年弱)。次いで貴ノ花の50場所が長い。ただ田口は「問題は長さではなく、その間にあげた成績なのである」と書く。2015年当時に横綱に上がっていなかった大関のうち、大関の責任勝ち星10勝(勝率.667)を在位... -
観戦と楽しみ方
千秋楽を超えた8日目のチケット人気
大相撲は1場所15日間興行である。15日間のうちチケットは千秋楽から通常売れていく。しかし、この法則があてはまらない場所があった。それが2010年の十一月場所であった。<福岡国際センター> この場所売れ行きトップはなんと8日目であった。ふつ... -
記録と統計
史上最弱の横綱は誰か|田口のワースト10は1位武蔵山・2位前田山
「史上最弱の横綱」と名指しされたのは前田山で、NHKの番組がそう紹介した。ただ田口は、前田山に劣らず振るわなかった横綱はほかにもいたと書き、弱い横綱の条件を①短命 ②成績がよくない ③優勝が少ない ④休場が多いの4つに置いている。そのうえで玉錦以降... -
記録と統計
横綱の初優勝・優勝間隔記録|横綱での初優勝は照国の18場所目、優勝間隔は曙の18場所(2015年時点)
常陸山以降の横綱で、横綱になってからの初優勝が最も遅かったのは照国の18場所目(2015年7月・田口の調べ)。優勝と優勝の間が最も長くあいたのは曙の18場所で、田口は2015年7月の時点でこれを「現在ワースト記録」と書いている。 相撲記者・田口 通廣が... -
力士・人物
双葉山の土俵態度
白鵬が力士会で犬じゃないんだからほえるなという趣旨の発言をした。対象である琴勇輝は戸惑を隠せないようである。ほかにも発声する力士に千代鳳がいる。実はちばてつや作のたり松太郎という漫画に、土俵の上で声をだしちゃいけないの、という意味のセリ... -
力士・人物
双葉山と白鵬を比較する
白鵬と大鵬・千代の富士の比較はこれまで何度となく述べてきた。そこで今回は偉大な横綱であり、力士の理想像である双葉山と比べてみることにした。双葉山は戦前の横綱であり、年2場所の時代の力士である。何をどう比較するか首をかしげる方がいるかもし... -
力士・人物
あえて勝敗を問わなかった双葉山
白鵬の騒動はすっきり止む気配はない。むしろ様々な問題を浮き彫りにした。あらためてこの問題はあらゆる角度から取り上げる予定だが、ここでは双葉山の土俵に取り組む姿勢がいかに白鵬と異なるか記したい。双葉山という力士はおよそ勝つために、奇襲や対... -
場所の総括と番付
大相撲 2015年初場所(平成27年一月場所)の結果|優勝は白鵬、三賞・幕内の全成績と田口の15日間の観戦記
平成27年一月場所(2015年初場所)の幕内優勝は横綱 白鵬、成績は15勝0敗。同じ成績で並ぶ力士はいなかったので、優勝決定戦は行われていない。次点は11勝4敗の横綱 日馬富士・大関 稀勢の里・前頭十六枚目 徳勝龍。 三賞は敢闘賞が照ノ富士(前頭二枚目・... -
本場所レポート
■初12日目 白鵬は偉大な双葉山に迫れるか
冷たい雨が降りしきる中、この日も平日とは思えぬ満員札止めと盛況。全勝白鵬は琴奨菊のこれしかないというあたりを受け止めた上で出足鋭く一気に寄り立てた。完勝である。中盤相撲に乱れのあった白鵬であるが、ここへきて手の内を知りつくしている大関陣... -
相撲の歴史
九州場所とは(十一月場所の通称)|いつから・なぜ九州と呼ぶのか、会場の歴史
九州場所は、毎年11月に福岡市の福岡国際センターで開く大相撲の本場所(十一月場所)の通称である。準場所から本場所になったのは1957年(昭和32年)。会場は福岡スポーツセンター、1974年(昭和49年)からの九電記念体育館を経て、1981年(昭和56年)に... -
記録と統計
横綱同士の対戦成績ランキング|1位大鵬・2位白鵬・最下位は輪島(常陸山以降)
常陸山以降の横綱同士の対戦成績(優勝決定戦を含む)で、勝敗差の1位は大鵬の40勝21敗(+19)である。2位は白鵬の35勝17敗(+18)で、千代の富士の+13が続く(双葉山は田口の2014年の表で+13、2019年の記事では+10)。最下位は輪島の21勝33敗(-12)だっ... -
力士・人物
白鵬と玉の海
白鵬がもつ記録に連続7場所中日勝ち越しがある。2011(平成23)年一月場所から翌年の三月場所までになしえた記録である。(注:2011(平成23)年の三月場所は中止)これは横綱玉の海の6場所連続中日勝ち越しを抜く記録である。この記録は相撲の安定度を... -
記録と統計
双葉山は69連勝したから偉大なのではない
ソチオリンピック見ていてある言葉を思い出した。それは「スポーツにおける英雄の条件はここで結果をだしてくれと期待したとき、それに応えられる者である」という言葉だ。巨人の長嶋はまさに英雄だった。彼の記録を上回る選手はけっこういるが、記憶の面...
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