横綱の初優勝・優勝間隔記録|横綱での初優勝は照国の18場所目、優勝間隔は曙の18場所(2015年時点)

常陸山以降の横綱で、横綱になってからの初優勝が最も遅かったのは照国の18場所目(2015年7月・田口の調べ)。優勝と優勝の間が最も長くあいたのは曙の18場所で、田口は2015年7月の時点でこれを「現在ワースト記録」と書いている。

相撲記者・田口 通廣が常陸山以降の横綱を調べた記事(2015年7月4日)。現役の横綱のその後は下の見出しに(協会の記録・2026年9月28日確認)。

目次

何を数えたか|常陸山以降の横綱の初優勝と優勝間隔

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横綱が実質的に地位になった常陸山以降の横綱について、横綱での初優勝は何場所目か、間隔があいた優勝は何場所かを田口が調べた。

横綱で優勝がない横綱は、両方の記録がなしになってしまう。そんな横綱がなんと9人もいる。横綱での優勝が1回の横綱は間隔の記録から外れ、そんな横綱が6人いる(どちらも2015年7月の時点)。

横綱の優勝に関して(田口 通廣の表・2015年7月)
田口 通廣の表「横綱の優勝に関して」。横綱になって何場所目の初優勝か、最大の優勝間隔、最後の優勝から引退までの場所数(2015年7月の時点)

横綱での初優勝は何場所目か|最も遅いのは照国の18場所目

年2場所の時代は、数字はそう大きくならない。その中でも太刀山はまんべんなく優勝したので、数字は極端に少ない。

大正時代の名横綱栃木山は3連覇後に引退した。昭和に目を移すと、第一人者の横綱玉錦、無敵の双葉山も数字は少ない。

横綱の初優勝で数字が2ケタになったのは照国である。照国が横綱で初優勝したのは、なんと18場所目だった。照国は常に双葉山、羽黒山などの陰に隠れ、ナンバー2であることが多かった。

横綱 照国のブロマイド
<照国のブロマイド>

横綱での初優勝が遅かった例として、田口は横綱返上問題をおこした千代の山の13場所目、1回の優勝で横綱になった鏡里の11場所目、横綱昇進が甘いと言われた朝潮の12場所目、攻めで自爆してしまう柏戸の12場所目を挙げている。

横綱横綱での初優勝
照国18場所目
千代の山13場所目
鏡里11場所目
朝潮12場所目
柏戸12場所目
田口 通廣が本文で挙げた例(本文の順・2015年7月)。全員の数字は上の田口の表にある。

優勝と優勝の間隔|最長は曙の18場所(2015年7月時点)

優勝と優勝の間隔が初めて2ケタになったのは羽黒山である。11場所優勝がなかったのは、稽古で右足のアキレス腱を切ってしまったためだった。

羽黒山の11場所を超えたのが佐田の山の14場所である。常に大鵬という壁に阻まれ、15場所目に優勝できたのは大鵬が途中休場したときだった。

大横綱北の湖は、23回目の優勝から最後の24回目の優勝まで13場所優勝がなかった。佐田の山の記録を更新したのは曙で、18場所優勝なしを田口は「現在ワースト記録」と書いている。

曙
<曙>

貴乃花は、1ケタ勝利、途中休場、全休で苦しんだ時期に13場所優勝がなかった。

横綱優勝がなかった場所数
羽黒山11場所
佐田の山14場所
北の湖13場所
曙18場所
貴乃花13場所
田口 通廣が本文で挙げた例(本文の順・2015年7月)。上位の順ではなく、全員の数字は上の田口の表にある。

書いた当時の日馬富士と鶴竜(2015年)

2015年五月場所の照ノ富士は栄光に包まれていたが、その裏で自己ワースト記録を更新している横綱がいた。日馬富士と鶴竜である。

日馬富士
<日馬富士>

日馬富士は2013年の十一月場所以来、9場所、1年半優勝がなかった。鶴竜は横綱に昇進して以来7場所優勝がなかった。優勝争いの目安となる12勝以上も、日馬富士・鶴竜ともたった1回しかなかった。

鶴竜
<鶴竜>

横綱7場所で優勝のない鶴竜は、2ケタにならないためにも、ここらで優勝しておきたいところだ、と田口は書いている。日馬富士は七月場所で優勝できなければ、2ケタ優勝なしの仲間入りとなる状況だった。

現役の横綱のその後|大の里と豊昇龍(2026年9月場所まで)

大の里は令和7年七月場所に横綱へ上がり、横綱での初優勝は2場所目の令和7年九月場所だった。令和8年九月場所で6回目の優勝をしたが、その前の5場所は優勝がなかった。

田口は千秋楽の記事で「5場所続いた横綱以外の優勝。それを横綱の手に取り戻した。」と書いている。

豊昇龍は令和7年三月場所に横綱へ上がり、令和8年九月場所までの横綱10場所で、横綱としての優勝はまだない。幕内優勝2回は、関脇だった令和5年七月場所と大関だった令和7年一月場所である。

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協会の力士プロフィール(大の里・豊昇龍。令和八年九月場所:千秋楽時点・2026年9月28日確認)の場所ごとの成績で、当サイトが数えた。

横綱の初優勝と優勝間隔についてよくある質問

Q. 横綱になってから初優勝まで最も時間がかかったのは誰ですか?
A. 常陸山以降では照国の18場所目です(田口 通廣の調べ・2015年7月)。

Q. 優勝と優勝の間隔が最も長い横綱は?
A. 田口が書いた2015年7月の時点では、曙の18場所がワースト記録でした。本文ではほかに佐田の山の14場所、北の湖と貴乃花の13場所を挙げています。

Q. 横綱で一度も優勝しなかった横綱は何人ですか?
A. 常陸山以降で9人です(2015年7月の時点で田口が数えた)。

Q. 大の里の6回目の優勝は?
A. 令和8年九月場所で、12勝3敗でした。前の優勝の令和7年九月場所から、5場所優勝がありませんでした(協会の記録)。

関連記事:横綱になって優勝できなかった力士9人/横綱優勝ワースト17/歴代横綱の勝率・優勝回数ランキング/第75代横綱 大の里とは/第74代横綱 豊昇龍とは

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この記事を書いた人

少年漫画雑誌、日経関連の編集者を経て独立。現在は大相撲を専門に取材するライター。ほぼ毎場所、自ら土俵際で撮影している。にほんブログ村 相撲・大相撲カテゴリでランキング1位。

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