大相撲

千秋楽を超えた8日目のチケット人気

2015年8月24日

大相撲は1場所15日間興行である。15日間のうちチケッ
トは千秋楽から通常売れていく。しかし、この法則があ
てはまらない場所があった。それが2010年の十一月場所
であった。
九州風景 039
<福岡国際センター>
 
この場所売れ行きトップはなんと8日目であった。ふつ
うならあるはずのイス席がない。まさか、本当にと驚く
とともに筆者はやむなくマス席を購入したのを覚えてい
る。それにしてもマス席は前売りではいやおうなしに4
人分購入しなければならない。

ここにやりにくさがある。いまどき同じ日に高額な料金
で相撲観戦をする者を4人そろえることは容易ではない。
この声は国技館のチケット売り場でも聞いたことがある。
購入した十一月場所8日目のマス席チケット4人分は結
局友人夫妻と筆者と筆者のパートナーで分けた。

九州チケット
<当時のチケット>

十一月場所8日目は白鵬が阿覧を難なく寄り切った日だ
った。なぜこの日に人気が集中したのか。実は本来なら
白鵬が双葉山の連勝記録69を破って70連勝達成の日にな
るはずだった。そんな歴史的瞬間をこの目で見ようと人
気がわき、日曜という休日も手伝ってチケットは千秋楽
以上に殺到したのだ。
63連勝でストップ
 <白鵬、稀勢の里に敗れ63連勝でストップ>
 
だが、実際は白鵬の連勝は2日目稀勢の里にストップさ
れ63連勝で終わっていた。8日目にチケットを購入した
方はあてがはずれたカタチになった。もっとも新記録が
かかっていたら、対戦相手が代わっていたかもしれない。
白鵬の連勝が双葉山を超える日。それが思いがけず、チ
ケットの売れ行きにまで影響を与えたのである。今後は
めったにありえない場所になった。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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