大相撲

四股名のルーツ ○○里

2017年2月23日

時の人稀勢の里だが、最後に「里」がつく
四股名は、幕内では唯一人である。ある意味
珍しい四股名の分類に結果的になっている。
すぐ思いつく○○里の四股名は、同部屋の
兄弟子だった若の里、師匠だった隆の里で
あろう。最後に「里」のつく四股名のルーツ
は誰か、調べてみた。対象は江戸・東京の
幕内力士である。江戸は番付が現存する宝暦
7年以降とした。なお、途中改名した力士は
除外した。
170218稀勢牛久パレード 085
<〇〇里の四股名は稀になった稀勢の里>
 
ルーツは宝暦7年(1753年)冬場所に四股名
を見ることができる出野里(いでのさと)で
ある。しばらくして、再び江戸に登場する
のは、宝暦10年の冬場所で出ノ里として四股
名を見ることができる。江戸期は出ノ里一人
である。ちなみに横綱の不知火(諾)は前名
濃錦里(のぎのさと)であることを付記して
おく。

明治も狭布里(きょうのさと)一人である。
明治29年春場所入幕で翌場所の初日いきなり、
横綱の小錦に勝利している。最高位は前頭3
枚目であった。ここまで「里」はあまりポピ
ュラーではなかった。大正では大関が登場
する。大ノ里(出羽海部屋)である。100キロ
に満たない名人大関であった。昭和7年の
春秋園事件では協会を脱退し、最後まで天竜
と行動した。
絵葉書 大の里
<大ノ里のブロマイド>
 
昭和戦前で○○里は6人いる。大ノ里の甥の
藤ノ里(出羽海部屋)である。戦後、物資
不足のとき、新十両初代若ノ花に化粧まわし
を贈っている。駒ノ里は双葉山の69連勝に
3度でてくる。しかも69連勝目が駒ノ里で
あったことから四股名を覚えている方もいる
ことと思う。鯱ノ里は年寄若松として褐色の
弾丸房錦、潜航艇岩風らを育てたことが光る。
 駒ノ里
<駒ノ里のブロマイド>
 
双葉山は69連勝以外に36連勝がある。36連勝
でストップしたのが、松ノ里(出羽海部屋)
である。昭和19年春場所6日目のことである。
それもちょん掛けで決まってしまった。ほか
に武ノ里、陸奥ノ里がいる。いずれも出羽海
である。○○里はこの時期出羽海部屋力士に
多く見られることがわかる。

戦後最初に登場するのは、鏡里である。ここ
で初めて○ノ(の)里のパターンではない里
がつく四股名が登場したわけである。明日は
大関若ノ花ですが、いかがですかと記者が
尋ねたとき「こっちは横綱だよ」と答えた
エピソードがある。福ノ里は1度牛若丸に
改名したが、再び福ノ里に戻している。最終
的には福乃里になった。鏡里と同じ時津風
部屋なのが青ノ里である。鏡里が立田川部屋
を興したとき、後にその部屋を継いでいる。
プロマイド 鏡里
<鏡里のブロマイド>
 
最後に「里」がつく横綱2人目が稀勢の里の
師匠であった隆の里である。2代目若乃花
と同じ列車で上京したり、糖尿病との闘いに
勝ったり、おしん横綱と呼ばれたり、とエピ
ソードがつきない横綱であった。ここからは
この目でみた力士ではないだろうか。三杉
里、旭里、若の里、そして稀勢の里である。
稀勢の里は、17人目の最後に「里」がつく
四股名である。稀勢の里に続く○○里の幕内
力士ははたして出るか。今後を見守りたい。
隆の里2
<隆の里>

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denkouriki

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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