日本大相撲トーナメントの第41回(2017年2月)は、横綱昇進を決めたばかりの稀勢の里が、決勝で貴ノ岩を破って優勝した。稀勢の里の横綱昇進で人気が加速し、チケットは売り切れ。国技館では初めてとなる稀勢の里の横綱土俵入りに、観客の目がくぎ付けになった。
※相撲記者・田口 通廣が大会当日の2017年2月に書いた観戦記。ほかの年の大会は、下の表から田口の記事へ。
第41回は稀勢の里人気でチケット完売
日本大相撲トーナメント第41回大会は、稀勢の里の横綱昇進とともに人気が加速し、ついにはチケットが売り切れとなった。
午前11時の開場時には、すでに多くの人が集まっていた。ただ、11時は開場であって、まだ始まっていない。田口は、指定席の人はゆっくり、ゆったりと来場したほうが賢明だと書く。
臨時の売店では、パンフレットと、翌日発売の「祝誕生!第72代横綱稀勢の里」(産業経済新聞社刊)が先行して売られていた。
大会の流れ|十両のトーナメントから横綱土俵入りへ
十両のトーナメントが始まっても、客席はブロックで空きが目立った。チケットは売り切れなのだから、まだ来るときではないという判断かもしれない。
客席が埋まるピークは、稀勢の里の土俵入りのときだった。鶴竜、白鵬に続いて、西からの入場である。

国技館で初めての稀勢の里の横綱土俵入り
国技館では初めての、記念すべき稀勢の里の土俵入りである。明治神宮の奉納土俵入りを見られなかった人も、国技館なら見えない場所はない。あるとしたら、前のマス席に座高の高い人がいた場合くらいである。
稀勢の里の力強い土俵入りに、観客の目は集中した。このときのためにチケットを買った人もいたのではないか。逆に、これからいやというほど見られるのだから、と悟った人もいた。

幕内トーナメント|白鵬は早々と敗退、稀勢の里が優勝
幕内トーナメントでは、白鵬が栃煌山に力なく敗れ、早々と退散した。田口は、所詮は巡業のなかの大会と割り切るのは簡単だが、客は入場料を払っているのであり、土俵を締めて盛り上げるのが横綱の務めだろうと書く。
トーナメントは稀勢の里が踏みとどまって優勝した。これで平幕が優勝していたら、かなりしらけた大会になった。事実「稀勢の里が優勝しなかったら来年は来ない」と言う者もいたほどである。


田口は、横綱の心構えで一味違う稀勢の里に、三月場所でも変わらぬ活躍と優勝を期待していた。
田口の大相撲トーナメント観戦記(年別)
田口は、ほかの年の大会も観戦記に書いている。
| 年 | 田口の記事 |
|---|---|
| 2016年 | 写真で見る日本大相撲トーナメント |
| 2017年 | この記事(第41回) |
| 2018年 | 強さ持続!栃ノ心がトーナメントで優勝 |
| 2020年 | 写真で見る大相撲トーナメント |
| 2022年 | 開催するも地獄、しないも地獄のトーナメント大会 |
| 2023年 | 大相撲トーナメント観戦記 |
| 2024年 | 大相撲トーナメント見聞記 |
| 2025年 | 異例づくしの大相撲トーナメント |
よくある質問
Q. 日本大相撲トーナメントの第41回は、誰が優勝しましたか?
A. 2017年2月の第41回は、横綱昇進を決めたばかりの稀勢の里が、決勝で貴ノ岩を破って優勝した。
Q. 第41回の開場は何時でしたか?
A. 午前11時の開場だった。十両のトーナメントの間は客席に空きが目立ち、稀勢の里の土俵入りのころに客席が埋まった。
Q. 白鵬はどうでしたか?
A. 幕内トーナメントで栃煌山に力なく敗れ、早々と退散した。
Q. ほかの年の大相撲トーナメントの様子は?
A. 田口が観戦記を書いた年の記事を、上の表に並べている(2016年から2025年までのうち、記事のある年)。
興味深いテーマをこれからもお届けします。下のバナーをクリックして応援していただけると励みになります。
