豊昇龍は横綱直前3場所33勝12敗という不成績で昇進した。大の里
は直前3場所36勝9敗というぎりぎりであった。連続優勝ではあっ
たが、この第2項の前に品格力量抜群という第1項がある。この2
つはけしてイコールではない。豊昇龍は去る九月場所で横綱10場所
を迎えた。大の里は8場所である。2横綱の通信簿をみていこう。
71勝35敗44休。これが豊昇龍の成績である。横綱勝率は6割7分で
ある。15日間では10勝に相当する。大関なら合格という数字である。
横綱優勝率は当然0%である。

豊昇龍の横綱休場率はどうか。休場数は44だがこれに不戦敗4が加
わる。32%、これが豊昇龍の横綱休場率である。約3日に1度は休
んでいることになる。北の湖は43場所横綱連続出場している。白鵬
は48場所横綱連続出場の記録保持者である。
大の里の横綱成績は66勝28敗26休である。横綱勝率は7割0分2厘
になる。1場所10.5勝である。北の富士が4場所連続11勝したとき
「イレブン横綱」と揶揄された。それ以下では話にならない。横綱
優勝率は8場所で2回になり、25%になった。大の里は横綱になっ
て勢いは止まった。

大の里の休場数は26である。これに不戦敗1を加えた横綱休場率は
22.5%である。1場所に3.5日休場していることになる。学生出身
の横綱として先人の輪島は横綱10場所目で1不戦敗1休であった。
輪島はここまで横綱優勝を5回達成している。
豊昇龍・大の里の横綱の通信簿は合格ではなかった。いっそうの奮
起が望まれる。