また、十一月場所がやってくる。10月26日には新番付の発表である。
会場は福岡国際センターである。福岡スポーツセンター、九電記念
体育館に次いで3代目の会場である。このすべての会場に行かれた
方は相当少なくなっているのではないだろうか。
九州の興業は昭和32年福岡スポーツセンター主催で始まった。とこ
ろがある時期、協会は自主興業を計画していた。協会の言い分と福
岡スポーツセンターの主張が決裂に終わったため、昭和49年から九
電記念体育館に会場を移した。この施設は6000人台で狭かった。

昭和56年からの使用であり、45年が経過した。交通の便に難があっ
たが、定着している。施設の老朽化やバリアフリー対応の遅れが課
題となっているという。なお、愛知県体育館は約60年9カ月間使用
された。
昨年は安青錦が関脇で初優勝した。玉乃海、若羽黒、大鵬、魁傑、
三重ノ海、小錦、朝青龍、貴景勝、阿炎、琴櫻が九州で初優勝して
いる。玉乃海は平幕優勝だが、横綱・大関戦はなかった。若葉黒は
初優勝で終わっている。阿炎、琴櫻は現役だが現時点では初優勝止
まりである。大鵬、三重ノ海は場所後大関に昇進している。
千代の富士は九州で通算9回優勝している。昭和56年から63年まで
8連覇を達成している。夫人が九州出身だからハッスルしたという
見方があった。最多優勝45回を誇る白鵬も通算9回優勝している。
連覇は6であった。1年を締めくくるにふさわしい顔ぶれだった。

優勝回数32回の大鵬、25回の朝青龍、24回北の湖、22回貴乃花は九
州ではどうか。大鵬は7回優勝している。朝青龍は4回である。た
だ、北の湖・貴乃花は意外なことに1回であった。平幕優勝は玉乃
海と琴錦しかいない。実力者が締めくくる傾向が見られる。