横綱に上がった年齢(横綱として最初の場所を務めたときの年齢)は、千代の山以降では大鵬と北の湖の21歳が最年少、吉葉山の33歳が最年長である。30歳以上での昇進は、田口が2016年に数えた吉葉山・琴桜・三重ノ海・隆の里・旭富士の5人に、平成29年三月場所に30歳で新横綱となった稀勢の里が加わって6人になった。最近では照ノ富士が29歳、豊昇龍と大の里が25歳で横綱に上がっている。
対象は系統別総当たり制と15日制が定着した千代の山以降。表は田口が2016年8月に作成したもので、その後に昇進した4人は協会公式の記録で補った。引退年齢だけを常陸山以降で見るなら横綱の引退年齢ランキング、昇進までの所要場所数は横綱昇進 最速ランキングへ。
横綱の昇進年齢 一覧|千代の山以降の31人(若い順)
最年少は大鵬と北の湖の21歳、次いで朝青龍・柏戸・白鵬・貴乃花の22歳。最年長は吉葉山の33歳である。
昇進年齢は横綱としての最初の場所を務めたときの年齢で、昇進が決まったときではない。田口の表を若い順に並べ直し、横綱優勝の回数、最後に優勝したときの年齢、引退した年齢も同じ行に置いた。
| 横綱 | 昇進年齢 | 横綱優勝 | 最終優勝年齢 | 引退年齢 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| 北の湖 | 21歳 | 22回 | 31歳 | 31歳 | |
| 大鵬 | 21歳 | 29回 | 30歳 | 30歳 | |
| 朝青龍 | 22歳 | 23回 | 29歳 | 29歳 | |
| 柏戸 | 22歳 | 4回 | 28歳 | 30歳 | |
| 白鵬 | 22歳 | — | — | — | 作成当時は現役 |
| 貴乃花 | 22歳 | 15回 | 28歳 | 30歳 | |
| 双羽黒 | 23歳 | 0回 | — | 24歳 | 現役廃業 |
| 曙 | 23歳 | 8回 | 31歳 | 31歳 | |
| 北勝海 | 24歳 | 6回 | 27歳 | 28歳 | |
| 2代若乃花 | 25歳 | 3回 | 27歳 | 29歳 | |
| 千代の山 | 25歳 | 3回 | 30歳 | 32歳 | |
| 大乃国 | 25歳 | 1回 | 25歳 | 28歳 | |
| 栃ノ海 | 25歳 | 1回 | 26歳 | 28歳 | |
| 輪島 | 25歳 | 12回 | 32歳 | 33歳 | |
| 千代の富士 | 26歳 | 29回 | 35歳 | 35歳 | |
| 玉の海 | 26歳 | 4回 | 27歳 | 27歳 | 現役死亡 |
| 3代若乃花 | 27歳 | 0回 | — | 29歳 | |
| 佐田の山 | 27歳 | 3回 | 29歳 | 30歳 | |
| 北の富士 | 27歳 | 7回 | 30歳 | 32歳 | |
| 日馬富士 | 28歳 | — | — | — | 作成当時は現役 |
| 武蔵丸 | 28歳 | 7回 | 31歳 | 32歳 | |
| 鶴竜 | 28歳 | — | — | — | 作成当時は現役 |
| 初代若乃花 | 29歳 | 8回 | 32歳 | 34歳 | |
| 朝潮 | 29歳 | 1回 | 31歳 | 32歳 | |
| 栃錦 | 29歳 | 6回 | 34歳 | 35歳 | |
| 鏡里 | 29歳 | 3回 | 33歳 | 34歳 | |
| 旭富士 | 30歳 | 1回 | 30歳 | 31歳 | |
| 隆の里 | 30歳 | 2回 | 31歳 | 33歳 | |
| 三重ノ海 | 31歳 | 2回 | 31歳 | 32歳 | |
| 琴桜 | 32歳 | 1回 | 32歳 | 33歳 | |
| 吉葉山 | 33歳 | 0回 | — | 37歳 |

横綱として土俵に上がった年齢を番付にした一覧は最年少横綱ランキングにある。
表の作成後に昇進した横綱|稀勢の里・照ノ富士・豊昇龍・大の里
2016年の表の作成後に横綱に上がった4人の昇進年齢は、稀勢の里30歳、照ノ富士29歳、豊昇龍25歳、大の里25歳である。協会公式の生年月日と新横綱の場所から、田口の表と同じく最初の場所の時点の満年齢を当サイトが算出した。
| 横綱 | 新横綱の場所 | 生年月日 | 昇進年齢 |
|---|---|---|---|
| 稀勢の里(第72代) | 平成29年三月場所 | 昭和61年7月3日 | 30歳 |
| 照ノ富士(第73代) | 令和3年九月場所 | 平成3年11月29日 | 29歳 |
| 豊昇龍(第74代) | 令和7年三月場所 | 平成11年5月22日 | 25歳 |
| 大の里(第75代) | 令和7年七月場所 | 平成12年6月7日 | 25歳 |
表の作成時に現役だった白鵬・日馬富士・鶴竜の引退年齢は、協会公式の記録から算出すると、引退場所の時点で白鵬36歳、日馬富士33歳、鶴竜35歳である。常陸山以降の横綱全体の引退年齢は横綱の引退年齢ランキングにまとめている。
30歳以上で横綱になったのは6人(千代の山以降)
田口が2016年に数えた30歳以上での昇進は、吉葉山(33歳)・琴桜(32歳)・三重ノ海(31歳)・隆の里(30歳)・旭富士(30歳)の5人。そこへ平成29年三月場所に稀勢の里が30歳で加わり、6人になった(当サイトが数えた)。
田口は、30歳以上で昇進した横綱は吉葉山以外は短命の傾向があり、吉葉山にしても横綱としての成績はまるで残せなかったと書く。5人の横綱優勝は、隆の里と三重ノ海が2回、琴桜と旭富士が1回、吉葉山は0回だった。
栃錦と初代若乃花は29歳で30歳に近かったが、彼らは年3場所制・4場所制の時代も相撲を取ってきた経緯がある、と田口は付け加えている。

引退時の最高齢は吉葉山の37歳(千代の山以降)
田口の表で、引退時の最高齢は吉葉山の37歳。続くのが千代の富士・栃錦の35歳、鏡里・初代若乃花の34歳、琴桜・輪島・隆の里の33歳である(田口の引退年齢番付では、栃錦は34歳)。
年6場所制のなかでは、表を作った2016年の時点で千代の富士の35歳が最高だった。その後、白鵬が36歳で引退している(協会公式から算出)。

稀勢の里と30歳の壁|2016年の田口の考察

この表は、横綱を目指していた稀勢の里が30歳を超えたのをきっかけに、田口が2016年に作ったものである。30歳を超えると懸念されることが2つある、と田口は書いた。30歳からどこまで強くなれるかという伸びしろと、横綱に昇進したらどれくらい務められるかという寿命である。
晩年は不成績になりがちな傾向があるので、最後の優勝時の年齢も加えた、と田口は書く。仮に稀勢の里が33歳まで務まるとしても、あと3年しかない、というのが当時の見立てだった。
琴奨菊が優勝して稀勢の里が優勝なしではバランスが悪い、という意見もあった。田口は、大関としての実績は稀勢の里がはるかに上だとしたうえで、まず優勝すること、横綱はそれからで、30歳台昇進横綱のジンクスを破る必要があると書いている。
稀勢の里はその後、平成29年三月場所に30歳で新横綱となり、平成31年一月場所で引退した(協会公式)。在位の短さは短命横綱ランキングで扱っている。
横綱の昇進年齢についてよくある質問
Q. 横綱の昇進年齢で最年少は誰ですか?
千代の山以降では大鵬と北の湖の21歳です。次いで朝青龍・柏戸・白鵬・貴乃花の22歳が並びます(横綱として最初の場所の年齢)。
Q. 最も高齢で横綱になったのは誰ですか?
千代の山以降では吉葉山の33歳です。次いで琴桜の32歳、三重ノ海の31歳でした。
Q. 30歳以上で横綱に昇進したのは誰ですか?
千代の山以降では吉葉山・琴桜・三重ノ海・隆の里・旭富士・稀勢の里の6人です。田口が2016年に数えた5人に、平成29年三月場所に30歳で新横綱となった稀勢の里が加わりました。
Q. 最近の横綱は何歳で昇進しましたか?
照ノ富士は29歳、豊昇龍と大の里は25歳です(協会公式の生年月日と新横綱の場所から算出)。
Q. ここでいう昇進年齢はいつ時点ですか?
横綱として最初の場所を務めたときの年齢です。昇進が決まった時点ではありません。
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