熱海富士は優勝したことがあるか|幕内優勝0回・十両優勝1回、番付に載った35場所の成績と敢闘賞4回・金星2個【2026年9月場所は8勝7敗】

熱海富士に幕内優勝はまだない。協会の「戦歴・受賞歴」は幕内優勝0回、十両優勝1回、序二段優勝1回、序ノ口優勝1回と表示している(令和8年九月場所の千秋楽を終えた2026年9月27日時点)。三賞は敢闘賞が4回で、殊勲賞と技能賞は0回。金星は2個。生涯戦歴は270勝195敗4休(36場所)、うち幕内が162勝138敗(20場所)で、最高位は関脇である。幕内での最高成績は12勝3敗で、令和8年一月場所と令和8年七月場所の2場所。この「2場所」は当サイトが星取表の35行を数えたもので、協会が回数として表示しているものではない。

出典: 日本相撲協会「熱海富士 朔太郎 – 力士プロフィール」(2026年9月27日確認)。協会は戦歴の数字に「※令和八年九月場所:千秋楽時点」と注記している。

目次

熱海富士の優勝・三賞・金星|協会の戦歴と受賞歴

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協会の力士プロフィールには「戦歴・受賞歴」という欄があり、各段の優勝回数と三賞・金星がそのまま数字で出ている。下の表は、その欄の表示を並べ替えずに写したものである。

項目協会の表示
幕内優勝0回
十両優勝1回
幕下優勝0回
三段目優勝0回
序二段優勝1回
序ノ口優勝1回
殊勲賞0回
敢闘賞4回
技能賞0回
金星2個
生涯戦歴270勝195敗4休(36場所)
幕内戦歴162勝138敗(20場所)
日本相撲協会「熱海富士 朔太郎 – 力士プロフィール」戦歴・受賞歴より(2026年9月27日取得)。協会の注記は「※令和八年九月場所:千秋楽時点」

幕内での優勝はないが、関取になる前後で3つの段の優勝がある。序ノ口優勝が令和3年一月場所、序二段優勝が令和3年三月場所、十両優勝が令和5年七月場所で、いずれも下の全成績表に協会の表示が残っている。三賞は敢闘賞ばかり4回で、殊勲賞と技能賞はまだない。金星が2個あることは協会が表示しているが、どの場所のどの横綱から取ったかは力士プロフィールには出ていない。当サイトで裏が取れないので、ここでは場所も相手も書かない。金星の数え方は豊昇龍と大の里の金星配給数に、三役という地位の範囲は相撲の三役とはにまとめてある。

熱海富士
田口の記事46307(2025年2月7日公開)に載っている写真で、キャプションは「<熱海富士の三役入りはいつか>」。ファイル名は「250113A二日目幕内-771」で、日付は2025年1月13日。写真:田口 通廣(撮影)。

令和8年九月場所の成績|東関脇で8勝7敗

15日間の相手と勝敗を、協会の表示のとおりに並べる。地位は東関脇で、8勝7敗と勝ち越して場所を終えた。

日目相手結果
初日豪ノ山勝
二日目美ノ海勝
三日目隆の勝負
四日目藤凌駕勝
五日目大栄翔勝
六日目琴勝峰勝
七日目安青錦負
八日目琴栄峰勝
九日目高安勝
十日目琴櫻勝
十一日目霧島負
十二日目大の里負
十三日目朝乃山負
十四日目狼雅負
千秋楽藤ノ川負
日本相撲協会「力士プロフィール」の過去の星取表より(2026年9月27日取得)。15日間すべてが入っている。8勝7敗という合計は、この15行を当サイトが数えたもの

三日目に敗れた隆の勝戦について、田口は「熱海富士がつき勝って出るところ隆の勝の突き落とし。熱海富士は正面土俵に落下して痛恨の1敗をきっした」と書いている(記事55109・2026年9月15日)。七日目の安青錦戦は「安青錦は絶好の体勢でおこして寄り立てる。最後は西土俵で力強く寄り切った」で、田口はこの日の記事を「大関を目指す熱海富士は2敗となった」と結んでいる(記事55399・2026年9月19日)。

優勝に最も近づいた2場所|どちらも12勝3敗

協会の星取表で12勝3敗が並ぶのは令和8年一月場所(西前頭四枚目)と令和8年七月場所(東関脇)の2場所で、どちらも敢闘賞を受けている。この2場所の数え方は当サイトが表の35行を見て数えたもので、協会が「12勝が2回」と表示しているわけではない。

この2場所について、田口は「熱海富士は一月場所と七月場所優勝決定戦及び優勝決定巴戦で敗れている」と書いている(記事55001・2026年9月12日)。七月場所については「関脇熱海富士は優勝決定巴戦に出場するほど活躍した。優勝には届かなかったが、豊昇龍・大の里の両横綱を破っている」とも記している(記事54127・2026年8月5日)。優勝決定戦の結果は協会の力士プロフィールには載らないので、上の表の成績とは別に、田口の記事の記述として書いている。

令和5年九月場所(東前頭十五枚目)と十一月場所(西前頭八枚目)も11勝4敗・敢闘賞である。協会の表示では新入幕は令和4年十一月場所で、その場所は4勝11敗。いったん十両に戻り、十両優勝を挟んで幕内に戻ったのが令和5年九月場所にあたる。田口は2024年8月に「熱海富士が優勝戦線に絡んだのは新入幕とその翌場所である。いずれも昨年のことである」と書いており、ここでいう2場所は令和5年九月・十一月を指している(記事44009・2024年8月20日)。協会の「新入幕」の表示は令和4年十一月場所なので、同じ言葉が別の場所を指している。同じ記事で田口は、翌2024年に上位で勝ち越せず小結に届かなかった時期を「熱海富士の壁」と書いている。新三役は協会の表示で令和8年三月場所、そこから関脇が3場所続いている。

大関取りの物差し|田口が置いた数字

九月場所の前には、熱海富士の大関昇進が話題になっていた。当サイトの田口 通廣が記名記事で置いた数字をそのまま引く。

  • 「熱海富士の大関昇進はあるか。9勝ー12勝ときただけに九月場所、12勝がノルマになる。数字をみるとかなりハードルは高い。これまで上位で連続2ケタ勝利はない」(記事54127・2026年8月5日)
  • 「大麒麟は9勝ー12勝ー12勝で大関に昇進した。また、前の山は9勝ー12勝ー13勝で大関に昇進した。ただし大麒麟は関脇14場所・小結8場所務めた。前の山は大関昇進前までに関脇10場所・小結2場所務めた。熱海富士は関脇2場所、小結1場所に過ぎない」(同)
  • 「熱海富士の大関が話題になっているが、正直ハードルは高い。直近33勝をクリアするためには九月場所12勝が求められる。今の12勝は優勝しかねない成績である」(記事55001・2026年9月12日)

協会の星取表で場所前の3場所を見ると、令和8年三月場所が9勝6敗、五月場所が9勝6敗、七月場所が12勝3敗で、九月場所は8勝7敗だった。大関に上がるときの一般的な目安は大関昇進の成績と目安に、これまでに大関を務めた力士は歴代大関一覧にまとめてある。昇進の可否は協会の番付編成会議が決めるもので、ここでは扱わない。九州場所(11月8日初日)の番付は10月26日に発表される(協会の日程)。

熱海富士の全成績|番付に載った35場所

協会のプロフィールに残る過去の星取表を、新しい場所から順にそのまま並べた。地位・成績・三賞は協会の表示で、当サイトが足した列はない。

場所地位成績優勝・三賞
令和八年九月場所東関脇8勝7敗
令和八年七月場所東関脇12勝3敗敢闘賞
令和八年五月場所東関脇9勝6敗
令和八年三月場所西小結9勝6敗
令和八年一月場所西前頭四枚目12勝3敗敢闘賞
令和七年十一月場所東前頭六枚目8勝7敗
令和七年九月場所東前頭三枚目5勝10敗
令和七年七月場所東前頭十枚目11勝4敗
令和七年五月場所東前頭十二枚目8勝7敗
令和七年三月場所東前頭八枚目6勝9敗
令和七年一月場所西前頭二枚目5勝10敗
令和六年十一月場所西前頭三枚目8勝7敗
令和六年九月場所東前頭二枚目7勝8敗
令和六年七月場所西前頭筆頭7勝8敗
令和六年五月場所東前頭筆頭7勝8敗
令和六年三月場所東前頭二枚目8勝7敗
令和六年一月場所西前頭筆頭6勝9敗
令和五年十一月場所西前頭八枚目11勝4敗敢闘賞
令和五年九月場所東前頭十五枚目11勝4敗敢闘賞
令和五年七月場所西十両筆頭11勝4敗十両優勝
令和五年五月場所東十両八枚目13勝2敗
令和五年三月場所西十両八枚目8勝7敗
令和五年一月場所東十両三枚目3勝8敗4休
令和四年十一月場所西前頭十五枚目4勝11敗
令和四年九月場所東十両三枚目8勝7敗
令和四年七月場所東十両六枚目8勝7敗
令和四年五月場所西十両十二枚目10勝5敗
令和四年三月場所西十両十二枚目7勝8敗
令和四年一月場所西幕下筆頭4勝3敗
令和三年十一月場所西幕下十四枚目6勝1敗
令和三年九月場所西幕下二十四枚目5勝2敗
令和三年七月場所西幕下五十五枚目6勝1敗
令和三年五月場所東三段目四十八枚目6勝1敗
令和三年三月場所西序二段四十八枚目7勝0敗序二段優勝
令和三年一月場所東序ノ口二十五枚目6勝1敗序ノ口優勝
日本相撲協会「熱海富士 朔太郎 – 力士プロフィール」の過去の星取表より(2026年9月27日取得)。令和8年九月場所の行は15日間を終えた成績(8勝7敗)である。行数35は当サイトが数えたもの

協会の表示では、初土俵が令和2年十一月場所、新十両が令和4年三月場所、新入幕が令和4年十一月場所、新三役が令和8年三月場所。星取表に行があるのは35場所で、協会が表示する生涯戦歴は36場所である。初土俵の令和2年十一月場所には星取表の行が無い。所属は伊勢ヶ濱部屋、出身は静岡県熱海市、身長185.0センチ・体重198.0キロ、得意技は右四つ・寄りと表示されている。体重の並びは力士の体重ランキングに、幕内の顔ぶれは力士の顔 一覧にある。

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熱海富士についてよくある質問

Q. 熱海富士は優勝したことがありますか?
幕内優勝はありません。協会の戦歴・受賞歴の表示は幕内優勝0回です(令和8年九月場所の千秋楽を終えた2026年9月27日時点)。十両優勝1回、序二段優勝1回、序ノ口優勝1回はあります。

Q. 優勝に一番近づいたのはいつですか?
12勝3敗で終えた令和8年一月場所と令和8年七月場所です。田口はこの2場所について「一月場所と七月場所優勝決定戦及び優勝決定巴戦で敗れている」と書いています(記事55001)。

Q. 三賞は何回もらっていますか?
敢闘賞が4回です。殊勲賞と技能賞は0回と表示されています。

Q. 金星はいくつですか?
協会の表示は2個です。どの場所のどの横綱から取ったかは力士プロフィールに出ていないため、当サイトでは特定していません。

Q. 令和8年九月場所の成績は?
東関脇で8勝7敗でした(令和8年九月場所の千秋楽を終えた2026年9月27日時点)。負けたのは三日目の隆の勝戦・七日目の安青錦戦・十一日目の霧島戦・十二日目の大の里戦・十三日目の朝乃山戦・十四日目の狼雅戦・千秋楽の藤ノ川戦でした。

Q. 熱海富士の最高位は?
関脇です。新三役は令和8年三月場所(西小結)で、令和8年五月場所から関脇が続いています。

Q. 大関に昇進しますか?
田口は場所前に「9勝ー12勝ときただけに九月場所、12勝がノルマになる」「これまで上位で連続2ケタ勝利はない」と書いていました(記事54127)。九月場所は東関脇で8勝7敗でした。昇進は協会の番付編成会議が決めるもので、九州場所の番付は10月26日に発表されます(協会の日程)。

Q. 部屋と出身は?
伊勢ヶ濱部屋、静岡県熱海市の出身です(協会プロフィール)。

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この記事を書いた人

少年漫画雑誌、日経関連の編集者を経て独立。現在は大相撲を専門に取材するライター。ほぼ毎場所、自ら土俵際で撮影している。にほんブログ村 相撲・大相撲カテゴリでランキング1位。

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