2026年五月場所総評

★2横綱・2大関・1小結ほか2人が休場したが

まさに看板に偽りありの場所になった。詳細は横綱大の里全休、横
綱豊昇龍14休、大関安青錦全休、大関琴櫻4休、小結高安12休であ
る。朝紅龍、朝乃山も途中休場した。休場のオンパレードで取組数
が激減した。千秋楽の理事長の挨拶でも土俵に立った力士はわずか
4人だった。

★優勝争いについて

横綱・大関でただ一人残った霧島が奮闘した。だが力尽きて思いが
けない力士に取りこぼした。若隆景は予想以上に健闘した。幕内下
位は上位との対戦が遅すぎた。特に琴栄峰は13日目だった。これで
は真に優勝を争っているとは言えない。

若隆景と霧島の優勝決定戦
若隆景と霧島の優勝決定戦

★優勝した若隆景に関して

本当によくやったと思う。初優勝が2022年三月場所だった。あれか
ら4年1場所後の優勝だった。その間幕下2場所、十両3場所を経
験している。右前十字靱帯損傷、右外側半月板損傷、骨挫傷、右外
側側副靱帯損傷によるものだった。

優勝パレード 騎手若元春(左)
優勝パレード 騎手若元春(左)

★霧島の横綱・若隆景の大関の見通しは

両力士とも簡単にはいかない。霧島は30歳である。初代横綱審議委
員長である酒井忠正氏はこう言っている。「13勝以上の2場所連続
優勝の線は守りたい」12勝優勝は本来横綱に直結しないのである。
プラス5場所の安定感をみたい。弱い横綱、物足りない横綱はいら
ない。

若隆景は31歳である。大関はコンスタントに10勝できなければクン
ロク大関、ハチナナ大関と揶揄される。琴風は大関在位22場所。2
ケタ勝利は13場所で、大関連続2ケタ勝利は8場所に及ぶ。把瑠都
は大関在位15場所。2ケタ勝利は8場所で、大関連続2ケタ勝利は
6場所である。若隆景は大関が務まるか懸念される。

★幻の取組は

前頭4枚目豪ノ山以上では次である。
大関霧島対関脇熱海富士
藤ノ川対豪ノ山
隆の勝対豪ノ山
平戸海対王鵬
大関霧島対関脇熱海富士が特になかったのは痛恨の極みである。

★三賞について

実際の三賞は以下である。
殊勲賞 該当者なし
敢闘賞 義ノ富士・伯乃富士
技能賞 若隆景

敢闘賞を受賞した義ノ富士
敢闘賞を受賞した義ノ富士

三賞は相撲内容である。11勝したら敢闘賞はおかしい。これなら星
本位である。伯乃富士の印象はやや薄い。

★ほかに気がついた点は

旭富士は三段目6枚目だが、幕下付け出し2場所目の不動豊、幕下
付け出しの大森を倒して全勝優勝を達成した。ここまで3場所無敵
の快進撃である。来場所は幕下15枚目以内が濃厚である。一意が三
段目26枚目で7勝優勝したとき、翌場所は幕下15枚目だった。

★最後に場所の点数を

50点

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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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