2026年九月場所総評

★優勝争いについて

大の里が土壇場で連敗して安青錦との相星決戦となった。それだけ
に一発勝負の緊迫感があった。14日目3敗の朝乃山がもし勝ってい
たら横綱・大関戦のないまま千秋楽を迎えていたことになる。安青
錦が優勝していたら3連敗しての優勝になった。昭和30年初場所横
綱千代の山が3連敗優勝を記録している。前頭9枚目時津山との優
勝決定戦を制している。

★優勝した大の里に関して

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5場所連続横綱優勝なしに終止符を打った。2場所連続休場、9勝
6敗と不振の後だけに涙の優勝となった。ただ、6場所連続12勝優
勝となった。大の里は13勝以上の優勝を目指すことを口にしている。
ぜひ大の里の手で打破していただきたい。

優勝パレード 騎手高安
優勝パレード 騎手高安

★次点に終わった安青錦は

足のケガが万全ではない。一気にもっていかれる相撲が3番あった。
これを克服しなければ先に進めない。大鵬は柏戸の前褌を取って走
る相撲に苦戦していた。ここを抜け出してさらに飛躍した。

★連続12勝できず8勝に終わった霧島について

3場所連続12勝はりっぱだが、次の場所横綱をかけるのは時期尚早
であった。横綱は品格力量抜群が2場所連続優勝項目以前に明記さ
れている。横綱に求められるものは常勝・盤石である。これを満し
てこその横綱である。これまで横綱によって差が大きすぎた。本来
それではいけない。

霧島
霧島

★大関昇進ならず8勝に終わった熱海富士に関して

大関昇進の目安が12勝とけっこうハードルが高かった。せめて10勝
して来場所につなげたかった。大麒麟は2度大関昇進に失敗して3
度目に決めた。熱海富士は再び立ち上がって大関への執念をみせて
いただきたい。

★幻の取組は

三役以上ではなかった。横綱・大関との対戦圏内である藤凌駕まで
の勝ち越し力士では2番になった。比較的少ない場所であった。
安青錦対藤凌駕
藤ノ川対藤凌駕

★三賞について

敢闘賞が藤ノ川・美ノ海となった。藤ノ川は窮地の逆転勝ちが目立
った。さらに霧島に腕を取られながらかまわず出ていった相撲があ
った。そのため技能賞まではいかなかったのかなと推測している。
しかし、いまや藤ノ川の相撲が最高に面白いのは間違いない。11勝
4敗は限界を超えた成績である。美ノ海は上位に定着していたが、
一歩進んで2ケタ勝利した。来場所新三役は間違いない。

美ノ海(左)と藤ノ川
美ノ海(左)と藤ノ川

★休場者に関して

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幕内から5人出た。3人は全休である。そのため取組が減少した。
豊昇龍はひざの手術後だけにやむを得なかった。出場するときは結
果を残していただきたい。

★チケットについて

ファンクラブの先行予約の当選数が減ったという不満を複数の方か
ら聞いた。ファンクラブの三役以上の年会費は以下である。
横綱コース:年間 330,000円(税込)
大関コース:年間 110,000円(税込)
関脇コース:年間 33,000円(税込)
小結コース:年間 6,600円(税込
関脇以上はチケット専門サイトの高値チケットが購入できる会費で
ある。そんなことにならないためにも当選枚数をせめて元に戻して
いただきたい。

★最後に場所の採点を

70点。

▶ 大相撲公式ファンクラブのコースと年会費、チケット先行抽選の仕組みと公式が挙げる当選しやすい申し込み方は大相撲公式ファンクラブとはにまとめた。

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この記事を書いた人

少年漫画雑誌、日経関連の編集者を経て独立。現在は大相撲を専門に取材するライター。ほぼ毎場所、自ら土俵際で撮影している。にほんブログ村 相撲・大相撲カテゴリでランキング1位。

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