大相撲の優勝賞金はいくら|幕内2000万円へ倍増・各段の金額と三賞【2027年一月場所から改定】

幕内最高優勝の賞金は1000万円。これが2027年(令和9年)一月場所から2000万円に倍増する。十両は200万円→300万円、幕下50万円→70万円、三段目30万円→50万円、序二段20万円→30万円、序ノ口10万円→20万円。三賞も1つにつき200万円→300万円になる。日本相撲協会が2026年7月30日の理事会で決め、同日発表した。幕内の優勝賞金が動くのは、500万円から1000万円になって以来33年ぶりである。

※賞金額は2026年7月30日付の報道(デイリースポーツ、日刊スポーツ、朝日新聞、東京スポーツ)による。2026年8月10日確認。日本相撲協会が公式サイトで同日公表しているのは入場料金の改定で、賞金額の一覧は公表されていない。

千秋楽の表彰式で、優勝した力士が賜杯を抱える。そのあと賞金が渡る。いくらなのかは長らく1000万円だったが、2027年の初場所からは2000万円になる。倍である。相撲協会が2026年7月30日に発表した改定は、優勝賞金だけでなく関取の月給、幕下以下の場所手当、そして本場所の入場料にまで及んだ。ここでは賞金の部分だけを、段ごとに新旧で並べる。

目次

各段の優勝賞金|現行と2027年一月場所からの新額

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本場所の優勝は幕内だけではない。十両、幕下、三段目、序二段、序ノ口にもそれぞれ優勝があり、賞金が出る。今回はその全段が上がる。

現行2027年一月場所から差額
幕内最高優勝1,000万円2,000万円+1,000万円
十両優勝200万円300万円+100万円
幕下優勝50万円70万円+20万円
三段目優勝30万円50万円+20万円
序二段優勝20万円30万円+10万円
序ノ口優勝10万円20万円+10万円
三賞(1つにつき)200万円300万円+100万円
出典:デイリースポーツ2026年7月30日、日刊スポーツ同日、朝日新聞同日、東京スポーツ同日の各報道。差額は当サイトで引き算した。2026年8月10日確認。

下の段ほど額は小さいが、上がり幅の比率では序ノ口と三段目が大きい。序ノ口の10万円が20万円になれば倍、三段目の30万円が50万円なら1.67倍である。幕下以下の力士には月給がなく、収入は本場所ごとの手当と、勝てば付く賞金しかない。優勝賞金の引き上げは、この層にとって月給の引き上げに近い意味を持つ。

2026年七月場所の千秋楽、賜杯を受け取る安青錦
<2026年七月場所千秋楽、3回目の優勝で賜杯を受け取る安青錦>

幕内の2000万円は33年ぶりの改定

幕内最高優勝の賞金は、500万円から1000万円に引き上げられてから33年ぶりに動く(デイリースポーツ2026年7月30日)。この間に横綱は何人も代わり、外国出身の優勝者が当たり前になり、入場料も改定された。賞金だけが同じ額で据え置かれていたことになる。

三賞(殊勲賞・敢闘賞・技能賞)は1つにつき200万円から300万円になる。三賞は複数を同時に受けることがあるので、2つ取れば600万円である。

いつから変わるのか

適用は2027年(令和9年)一月場所から。両国国技館で行われる初場所である。2026年九月場所・十一月場所、そして2026年内の全場所は現行の金額のままになる。

時期幕内優勝賞金
2026年九月場所(東京)1,000万円
2026年十一月場所(福岡)1,000万円
2027年一月場所(東京)以降2,000万円
適用時期。出典:2026年7月30日付の各報道。2026年8月10日確認。

なぜ上げるのか

協会は物価上昇によるコスト増を理由に挙げている。警備・清掃・運営の業務委託費、国技館の改修工事費、食料費や光熱費が上がり続けている、という説明である(デイリースポーツ2026年7月30日)。同じ日に本場所の入場料金の改定も発表されており、値上げで増えた分を力士をはじめとする協会員の処遇改善や健康管理、国技館の維持に回すとしている。

広報部長(元大関武双山)は「ご負担をおかけしますが、さらに充実した環境設備、場所で応えたい」と述べた(デイリースポーツ2026年7月30日)。入場料がいくらになるかは大相撲の入場料が2027年一月場所から改定に東京・大阪の全席種を新旧で並べた。

賞金と一緒に上がるもの

今回の改定は賞金だけではない。関取の月給が8年ぶりに上がり、幕下以下の場所手当も6〜9%増える。

項目現行2027年一月場所から
横綱の月給300万円330万円
大関の月給250万円275万円
三役(関脇・小結)の月給180万円200万円
幕内(平幕)の月給140万円155万円
十両の月給110万円120万円
幕下の場所手当16万5,000円18万円
三段目の場所手当11万円12万円
序二段の場所手当8万8,000円9万5,000円
序ノ口以下の場所手当7万7,000円8万2,000円
出典:月給は日刊スポーツ2026年7月30日、場所手当はデイリースポーツ同日。2026年8月10日確認。

関取の給与改定は2019年以来8年ぶりになる(日刊スポーツ2026年7月30日)。番付ごとの月給と年収の考え方は力士の給料はいくら?番付別の月給と年収ランキングにまとめてある。

賞金のほかに何が渡されるか

千秋楽の表彰式では、優勝した力士に賜杯が渡り、優勝額も贈られる。2026年七月場所では、毎日新聞社の名が入った額が安青錦に手渡された。

2026年七月場所の表彰式で優勝額を受け取る安青錦
<優勝額の贈呈。2026年七月場所千秋楽>

このほか、各国の大使館や企業から副賞が贈られる。ただし副賞は提供する側の判断で年ごとに入れ替わり、協会が一覧を公表しているわけでもない。金額に換算していくらになるかを示した一次資料は見当たらないので、本サイトでは副賞の金額を扱わない。

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優勝賞金についてよくある質問

準優勝に賞金は出るのか

準優勝そのものに対する賞金は、協会も公表しておらず、2026年7月30日の発表にも出てこない。優勝決定戦で敗れた力士に何が支払われるのかを示した資料も確認できていない。数字を出している解説は見かけるが、出どころをたどれなかったので本サイトでは書かない。

優勝賞金に税金はかかるのか

力士個人の課税がどう処理されているかを示す一次資料が無い。手取りがいくらになるかは書けない。

懸賞金は優勝賞金とは別か

別である。懸賞金は企業や団体が個々の取組に懸けるもので、勝った力士がその場で受け取る。1本7万円のうち6万円が力士に渡る。仕組みは相撲の懸賞金とは相撲の懸賞旗とはで扱っている。今回の改定に懸賞金は含まれていない。

優勝すると力士褒賞金も増えるのか

増える。幕内最高優勝で持ち給金に30円、全勝優勝なら50円が加算され、支給額はその4000倍になる。この仕組みは力士褒賞金(持ち給金)とはに書いた。

関連記事

出典

  • デイリースポーツ「大相撲の優勝賞金が倍増2000万円、力士給与・手当もアップ、両国国技館のチケット料金は大幅値上げに」2026年7月30日
  • 日刊スポーツ「横綱月給30万円アップ、関取給与を8年ぶり改定へ…来年初場所から」2026年7月30日
  • 朝日新聞「大相撲の入場料と力士給与を値上げ、優勝賞金は倍増 来年1月から」2026年7月30日
  • 東京スポーツ「【大相撲】幕内優勝賞金1000万円→2000万円に倍増!関取月給も増額 来年初場所から」2026年7月30日
  • 公益財団法人日本相撲協会「本場所入場料金の改定について」令和8年7月30日(協会からのお知らせ

※金額はすべて2026年8月10日時点で確認したもの。以後の改定があれば更新する。

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