日程・チケット・番付の見どころ確定番付を読み解く ▶休場ルールと影響 ▶金星の条件と褒賞 ▶注目力士まとめ ▶
台風の進路は北上して右まがりとなって夜関東地方を直撃するとい
う。台風がくるとあって帰りの電車はいつもより空いていた。国技
館を出た後の電車は時刻通りであった。以前国技館帰りの台風で数
時間かかって帰宅したことがあった。今回は地元の駅まで予定通り
到着した。そこから自宅までは風も雨も強くなってきた。最後は疲
れる大相撲観戦日となった。
琴櫻と藤ノ川の2敗同士の対戦が実現した。通常なら琴櫻有利なの
だが、藤ノ川が何かやってくれそうな予感がした。藤ノ川は120キ
ロながら相撲はすばらしい。思い切りのいい技、スピード、粘り、
反射神経が一体となって土俵に展開される。それゆえ藤ノ川が何を
みせてくれるか注目した。

立ち合いは琴櫻が圧倒した。藤ノ川はうまくまわりこんで突き合い。
うまく左差し、上手を相手に与えない。すぐ勝負に出た。上手投げ
をはなって決めた。藤ノ川の思い切りの良さが出た一番だった。大
相撲人気はかなりの部分藤ノ川が占めているのではないだろうか。
それだけ魅力的な相撲をみせる。
霧島はまだ負けると前日記した。それがすぐ実現することになると
は思わなかった。9日目の対戦相手は大栄翔である。全盛期は過ぎ
ている。それでも大栄翔は突いて出た。霧島も突いて出るが、土俵
際大栄翔が腕をたぐる。霧島がバランスをくずしたところを大栄翔
は攻め込んで最後引き落とした。霧島はばったり手をついた。
安青錦は調子をあげてきた義ノ富士と対戦した。両力士当たり合っ
て左四つ。上手を取った義ノ富士が果敢に出る。安青錦がすくい投
げ。義ノ富士が外掛けで反撃するも安青錦はずす。再度義ノ富士が
攻めながら外掛けにいくと、安青錦は跳ね上げてすくい投げで決め
た。安青錦の勝負にかける一念がまさった。

大の里は初顔の藤凌駕と対戦した。藤凌駕は初の横綱戦でもあるが、
勝負はあっけなかった。大の里は立ち合いからあたってすぐ引き落
とし。藤凌駕は横転した。大の里は危なげなかったが、自分の相撲
からはほど遠かった。こんな相撲がいつまでも通用すると思わない
ことである。

上位で1敗大の里、2敗熱海富士・藤ノ川・美ノ海となった。