2026年七月場所総評

★優勝争いについて

千秋楽2敗安青錦が3敗熱海富士に敗れ並んだ。さらに3敗霧島が
琴櫻に勝って優勝決定巴戦になった。これはこれで盛り上がったし、
相撲ファンは楽しめたと思う。だが、安青錦が勝ち抜く力を見たか
った。13勝優勝だとだいぶ意味が違ってくる。

★優勝した安青錦に関して

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大関降格直後の優勝は史上初である。2横綱1大関がくずれるなか
大相撲をよく支えた。ここ1年間で3回優勝した。最強になれる可
能性を秘めている。今後はケガを治して優勝のレベルアップに務め
ていただきたい。

優勝パレード 騎手旭海雄
優勝パレード 騎手旭海雄

★優勝同点霧島の横綱問題は

霧島は3場所連続12勝でよくやっている。ただし、横綱になると話
は別である。盤石の強さからはほど遠い。横綱とは横審がいう2場
所連族優勝でなれるやわな存在ではない。年6場所制で3カ月だけ
を切り取るのではなく直前5場所の安定性が求められる。

★豊昇龍・大の里の2横綱について

豊昇龍は7勝6敗から逃げ出し休場した。横綱9場所目で4回休場
している。大の里は9勝6敗よく負けて終わった。豊昇龍は横綱9
場所目で優勝ゼロ。横綱優勝率ゼロ%である。平幕戦は46勝17敗で
金星配給率は27%である。大の里は横綱7場所で優勝1回。横綱優
勝率14%である。平幕戦は34勝13敗で金星配給率は28%である。と
もに横綱の地力はない。パリ公演は凶と出た。

豊昇隆藤ノ川に敗れる
豊昇隆藤ノ川に敗れる
大の里豪ノ山に敗れる
大の里豪ノ山に敗れる

★カド番を脱した琴櫻に関して

8勝7敗で論外である。もはや期待や関心はない。大関の地力もな
い。

★幻の取組は

三役以上では熱海富士対琴勝峰戦である。上位の勝ち越し同士では
以下である。
霧島対大栄翔
琴櫻対大栄翔
安青錦対大栄翔
藤ノ川対伯乃富士
藤ノ川対大栄翔

★三賞について

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熱海富士の敢闘賞と安青錦の技能賞がすんなり決定した。7勝7敗
の藤ノ川が勝てば殊勲賞とここまではいい。藤ノ川は勝ち越して殊
勲賞を獲得した。琴栄峰と尊富士の勝者が敢闘賞。高安・藤凌駕・
獅司が千秋楽に勝てば敢闘賞となった。11勝は敢闘賞の資格ではな
い。上位戦は以下である。
琴栄峰 熱海富士 義ノ富士
高安 伯乃富士 琴勝峰 義ノ富士
藤凌駕 隆の勝
尊富士 大の里 安青錦
獅司  琴櫻 熱海富士
対戦相手が厳しいのは尊富士と獅司である。高安は元大関であり、
7枚目の中堅どころで星をかせいでいる。どうしてもというなら
琴栄峰の敢闘賞か。

三賞受賞者
三賞受賞者

★ほかに気がついた点

親方売店はいつも混んでいる。並んでばっかりでは取組が見られな
くなる。パンフレットなどは大阪のようにほかでも買えるようにし
ては。あるいは11時開店を10時にするなど工夫が必要である。

★最後に場所の採点を

55点

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この記事を書いた人

日本経済新聞で15年間記者を務め、日経HRの編集者を経て独立。現在は大相撲を専門に取材するフリーライター。ほぼ毎場所、自ら土俵際で撮影している。にほんブログ村 相撲・大相撲カテゴリでランキング1位。

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