5場所経過した年間最多勝レース

九月場所終了時点の全力士の勝ち星と歴代年間最多勝は、年間最多勝2026の集計表で確認できる。以下は田口 通廣による2026年10月1日の論評。

九月場所が終了した。今年の本場所は残り1場所となった。両横綱
は休場がちで、豊昇龍は横綱優勝なしが10場所に及んだ。安青錦は
大関昇進と全休による大関降格、さらに大関復帰があった。今年は
ここまで12勝優勝と強者を欠いた状態だった。

年間最多勝レースはどのように展開しているのか、成績を出してみ
た。それが以下である。単なる数字の比較ではなく、横綱・大関と
の対戦率によってクラス分けした。また、幕内在位5場所の力士を
対照とした。

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九月場所8勝に終わった霧島が引き続きトップである。55勝だから
残り1場所でどこまでのばせるか。11勝なら66勝で1場所平均11勝
になる。次点は50勝の熱海富士である。5勝差を1場所で逆転する
のは難しい。

三月場所優勝の霧島
三月場所優勝の霧島

5場所38勝37敗が勝ち越しラインである。その近辺にいる力士が以
下である。
大栄翔 36勝39敗
美ノ海 39勝36敗
琴櫻 38勝34敗3休
豪ノ山 38勝37敗
平戸海 36勝39敗
獅司 38勝37敗
金峰山 37勝38敗
狼雅 36勝39敗
朝紅龍 39勝28敗8休
朝白龍 38勝37敗
錦富士 37勝35敗3休
年間45勝45敗で五分になる。残り1場所で年間勝ち越しを目指すこ
とになる。ケガによる思わぬ休場が怖い。

横綱戦で健闘している力士が藤ノ川の5勝1敗である。1不戦勝を
含んでいる。先場所初めて大の里に敗れた。大関霧島も同様の5勝
1敗の成績である。次が義ノ富士・熱海富士の5勝2敗である。残
り1場所でどう変わるか。

藤ノ川(左)
藤ノ川(左)

大関戦で負けなしが安青錦の6勝である。関脇以下では6勝2敗の
美ノ海である。1不戦勝を含んでいる。伯乃藤が5勝3敗で続いて
いる。こちらは最終的にどうなるか。

残り1場所、年間成績は十一月場所のもう一つの注目点になる。

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この記事を書いた人

少年漫画雑誌、日経関連の編集者を経て独立。現在は大相撲を専門に取材するライター。ほぼ毎場所、自ら土俵際で撮影している。にほんブログ村 相撲・大相撲カテゴリでランキング1位。

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