引退、十両落ちがあれば、一方で新しい力
あるいは復帰した力士で幕内は形成されて
いく。2021年九月場所幕内在位と思われる
力士の年齢はどのように構成され、どのよう
な順位なっているのか番付にしてみた。年齢
は2021年8月3日現在である。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2021/08/年齢番付A.jpg)
七月場所、全勝優勝した白鵬は幕内最年長で
ある。年6場所制の横綱でも最年長の優勝で
ある。ここへきて白鵬が柔道の会場日本武道
館へでかけたことを問題視する発言が芝田山
(元大乃国)広報部長から出ている。白鵬は
モンゴル五輪委員会のアンバサダーを務めて
おり、関係者として入場している。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2021/08/210718千秋楽表彰-181-e1627982238925.jpg)
琴勝峰が十両に低迷した今、幕内最年少力士
は七月場所技能賞を受賞した豊昇龍である。
続く力士は敢闘賞を受賞した琴ノ若である。
七月場所はヤングパワーが爆発したわけで
ある。貴景勝は彼らに続く24歳だが、8月
5日に25歳になる。なお、阿武咲とは約1カ
月違いの遅い生まれである。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2021/08/210704初日幕内-703-e1627982258479.jpg)
さらに、霧馬山・明生・若隆景の若い力にも
期待したい。ただし、大関の可能性はあっても
横綱は難しそうである。大関になるのも現在の
ままでは難しく、さらなる成長が求められる。
朝乃山はついに大関優勝がないまま大関の座を
去ることになった。出場停止はまだまだ続き、
年齢的にも横綱を狙うのは難しくなった。
例外はあるにせよ、29歳を過ぎると成長の
伸びしろは少なくなる。北勝富士以下の力士
は現状をいかに維持していくかがカギになっ
てくる。そういう力士は26人と幕内過半数を
超えている、それが幕内の現実である。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2021/08/210704初日十両-1017.jpg)
暑さで予定が遅れます。
興味深いテーマをこれからもお届けします。