平成18年三月場所、白鵬最後の関脇のとき横綱朝青龍と優勝決定戦
になった。それは千秋楽ともに1敗できた両雄にとって意外な結果
によっておこった。白鵬は大関魁皇に、朝青龍は大関栃東に敗れて
2敗同士の優勝決定戦になった。本割では白鵬が勝ったが、決定戦
は朝青龍が下手投げで制した。朝青龍16回目の優勝であった。白鵬
は場所後大関に昇進した。
翌五月場所、白鵬は新大関の場所で初優勝した。成績は14勝1敗で
あった。元大関雅山との優勝決定戦で勝利した結果であった。白鵬
はこの初優勝を「人生で一番嬉しかったこと」と語っている。この
場所朝青龍は途中休場したため対戦はなかった。

白鵬大関2場所で横綱に昇進か。そんな話題のなかで七月場所が始
まった。この場所は朝青龍が初日から連戦連勝。白鵬は2敗で追走
したが、及ばなかった。14日目に全勝朝青龍の優勝が決定した。千
秋楽、朝青龍と白鵬の対戦は白鵬が勝って13勝と綱への望みをつな
いだ。だが、朝青龍の独走を許したため白鵬の横綱昇進はなかった。
白鵬の大関時代の朝青龍との対戦成績は以下である。
白鵬3(ー○●ー●●○○)3朝青龍
白鵬は大関4場所目にケガのため全休している。
平成19年三月場所、朝青龍は初日、2日目連敗スタートとなった。
だが、そこから13連勝した。大関白鵬は1敗で14日目に朝青龍と対
戦した。だが、敗れて並ばれた。千秋楽はともに勝って優勝決定戦
になった。勝負はあっさり決まった。白鵬がはたき込みで優勝した。

翌五月場所、白鵬は再び横綱をかける場所を迎えた。ここで白鵬は
全勝優勝を達成した。文句なしで横綱昇進を決めた。筆者は当時白
鵬倶楽部に所属していた。まだ横綱のよの字も見えないころ、宮城
野(元竹葉山)親方からこの場所を目指すことを聞かされていた。