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次の大関は誰か2017年版→2020年版

次の大関は誰か。実はこのテーマ、2017年
時点では、次のように書いている。
御嶽海、貴景勝、阿武咲、北勝富士が有力
候補である。これに30歳は超えているが、
若々しい相撲を取る玉鷲を入れた5人のなか
から次の大関が、出る可能性が高いと思わ
れる。
190512初日十両 1156
<貴景勝、大関最初の土俵入り>

あれから3年、実現したのは貴景勝のみで
ある。それだけではない。実力者御嶽海は
2度大関挑戦に失敗した。こうまでもろさを
露呈しては、今後は大関候補にあげにくく
なった。玉鷲は2019年に初優勝したが、そこ
までであった。それ以降は大関候補からはず
れていった。北勝富士はまだ可能性を残して
いる。
論外なのは阿武咲である。貴景勝とほぼ同じ
年齢なのに進歩が止まってしまった。昨年は
ただの1度も横綱・大関戦がないという情け
ない状況だった。阿武咲は死に物狂いで現状
打破をはからないと、埋もれたままで終わり
かねない。
さて、現代はどう変わったか。最有力大関
候補は朝乃山である。なんといっても10勝、
11勝と連続2ケタ勝利をあげている。相撲
内容も圧力をかける速攻相撲で長足の進歩を
とげている。豪栄道にはめっぽう強い。もう
一歩進んで優勝を争える力をつけていただき
たい。白鵬のかちあげ、張りさしに対抗する
ための工夫をみたい。
190913六日目幕内 801
<2019年9月 豪栄道を圧倒する朝乃山>

阿炎が上位で4場所連続上位勝ち越し中で
ある。何かきっかけがつかめると大化けする
可能性を秘めている。今年は初優勝したいと
口にした。その裏づけとなる猛稽古が不可欠
である。稽古をしないと威力は増さない。
取口が広がらない。相手の力を封じ込めない。
一皮むけた阿炎がみたい。
191119十日目幕内 941
<阿炎>
将来は琴ノ若、琴勝峰、豊昇龍、納谷、塚原
などの出世争いが見ものとなる時代がぜひ
きていただきたい。

外での奉納土俵入りは雨で別個所になりました。

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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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