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稀勢の里、横綱初土俵のカギは稽古

18日牛久市で行われた稀勢の里のパレードに、
5万が人集まったという。とてつもない人数
である。筆者が常磐線の牛久駅で下車した
とき、明らかに稀勢の里のパレードが目的と
ひと目でわかる方を何人も見かけた。明治
神宮の1万8千人といい、久々の日本人横綱
とはいえ、稀勢の里の人集め能力には驚く
ほかない。
170218稀勢牛久パレード 050
<牛久での優勝パレードに5万人が集まった>
 
これで稀勢の里の行事はすべて終わった。
稀勢の里は遅れて優勝したから、琴将菊、
豪栄道がどうして優勝の翌場所1ケタ勝利に
終わったか、彼らの失敗から学んでいるはず。
今後は後援会や関係者の祝宴にひっぱられ
ないよう、心がけていただきたい。
170218稀勢牛久パレード 069
<稀勢の里の行くところ人が集まる>
 
あとは三月場所に向けて稽古に専念するだけ
である。一月場所後のため、幸い巡業はない。
巡業は1日ごとに移動するカタチが多いだけ
に、負担が大きい。大勢のため、稽古時間も
限られてくる。それだけに腰をすえて稽古に
打ち込める。本来なら横綱のいる部屋に出稽
古に来るのが本当だが、この慣習が崩れて
いるのはなげかわしい。柏戸は両国から横綱
若乃花のいる阿佐ヶ谷まで出稽古にいった
ものである。
日刊
<牛久で配布された日刊スポーツの稀勢の里特集>
 
ただ、三月場所は季節の変わり目のため、
体調維持が難しい。三寒四温だけではない。
現代は花粉症もある。「荒れる春場所」と
いわれるのもこの辺りにある。もっとも一月
場所は、これ以上ないくらい荒れすぎたので
、三月場所は土俵をしめていたただきたい。
昨年の三月場所、稀勢の里は13勝2敗で、
白鵬と優勝を争った。ここから好成績がスタ
ートした。横綱への足固めを踏み出したゲン
のいい場所といえる。ただ、新横綱はなに
ぶん初めてのことが多く、優勝はわずか7例
しかない。最多優勝を誇る白鵬でさえ、11勝
で終わっている。稀勢の里はとにかく稽古に
集中して自信をつけることである。あれだけ
稽古したのだから負けるはずがない、と。
160429幕内稽古総見 203
<三月場所のカギは稽古次第>
 
三月場所は好むと好まざるとに関らず、稀勢
の里は最大の注目になる。変身した稀勢の里
の雄姿を再び大阪で見せていただきたい。

牛久の稀勢の里のパレードの興奮が
まだ残っています。

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よしなに
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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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