関脇最強は誰

田口の結論は「関脇最強は琴錦ではないだろうか」である。年6場所制以降の関脇から長谷川・2代目琴錦・安芸乃島の3人を、三役の在位、優勝と三賞、上位勝率・横綱戦・金星で比べた。3人のなかで上位勝率は琴錦の0.539が最も高く、三賞は安芸乃島の19回、金星も安芸乃島の16個が最も多い。

いまの関脇は誰か、は下の節にある(2026年九月場所は熱海富士と藤ノ川)。

目次

史上最強の関脇を比べる|年6場所制以降の長谷川・琴錦・安芸乃島

スポンサーリンク

きっかけは、専門誌の読者欄にあった「史上最強の長谷川を偲ぶ」という題だった。田口は、史上最強といっても江戸から現代までという意味ではないだろう、と受け止めた。土俵の広さや仕切りの制限時間、場所数、取組の方式が違うので、年6場所制以降と考えるのが納得しやすい、と書いている。

長谷川のブロマイド
長谷川のブロマイド

長谷川は本当に最強の関脇か。田口は候補に2代目琴錦と安芸乃島を加え、3人を比べた。

三役の在位場所数|小結・関脇の合計は琴錦が最多

力士小結関脇連続小結・関脇の合計
長谷川9場所21場所8場所(2度)30場所
琴錦13場所21場所6場所(2度)34場所
安芸乃島15場所12場所4場所27場所
出典=田口 通廣の本文。合計は当サイトが足した。「連続」は田口の表の列名のままで、本文には長谷川の8連続は2度とも関脇だったとある

小結・関脇の在位場所数は、琴錦・長谷川・安芸乃島の順になる。長谷川の8場所連続は、2度とも関脇での連続だった。

優勝と三賞|三賞は安芸乃島が19回

力士優勝殊勲賞敢闘賞技能賞三賞の合計
長谷川1回3回3回2回8回
琴錦2回7回3回8回18回
安芸乃島—7回8回4回19回
出典=田口 通廣の本文。長谷川の三賞の合計は当サイトが足した

三賞は安芸乃島の19回が3人でいちばん多く、田口は安芸乃島を三賞の最多数の記録者と書いている。琴錦が18回で続く。いまの賞金に直すと琴錦がトップで、長谷川は2600万円、安芸乃島は3800万円になる、とも書く。

琴錦
琴錦

長谷川は上位で12勝以上が1回しかなく、それが優勝だった。琴錦は上位で13勝が1回、12勝が2回ある。2回目の優勝は下位の地位だったが、上位戦が3番あったので14勝が1回になる。

安芸乃島の幕内の最高成績は11勝だった。

上位勝率・横綱戦・金星|上位勝率は琴錦、金星は安芸乃島

力士上位勝率横綱戦金星
長谷川0.49519勝37敗9個
琴錦0.53917勝61敗8個
安芸乃島0.50124勝54敗16個
出典=田口 通廣の本文(上位勝率は休場を除く)。横綱戦は本文の勝ち-負けの書き方を勝敗の形にした

上位勝率は琴錦・安芸乃島・長谷川の順で、休場は除いてある。横綱戦の負け越しは長谷川が18、安芸乃島が30、琴錦が44だった。

安芸乃島
安芸乃島

金星は安芸乃島の16個がとび抜けていて、田口は最高記録と書いている。長谷川が9個、琴錦が8個で続く。

田口の結論|総合では琴錦

田口は、すべてを見渡して関脇最強は琴錦ではないか、と結んでいる。表で見ると、三賞と金星では安芸乃島が上回り、上位勝率と三役の在位場所数では琴錦がいちばん上である。

田口は2人を別の連載でも掘り下げている。強豪関脇琴錦を分析(上・下)と、強豪関脇安芸乃島を分析(上・中・下)である。

いまの関脇は誰?|2026年九月場所は熱海富士と藤ノ川

2026年九月場所の関脇は、東が熱海富士、西が藤ノ川だった。熱海富士は8勝7敗、新関脇の藤ノ川は11勝4敗で敢闘賞を受けている(日本相撲協会の星取表と力士プロフィール)。

関脇の顔ぶれは場所ごとの番付で変わる。十一月場所(九州場所)の番付は10月26日に発表される(協会の年間日程表)。いま幕内にいる最高位関脇の力士と、その関脇の在位場所数は最高位関脇力士の在位場所数にまとめている。

スポンサーリンク

最強の関脇についてよくある質問

Q. 史上最強の関脇は誰ですか?
A. 田口は年6場所制以降の長谷川・2代目琴錦・安芸乃島を比べ、総合では琴錦ではないかと結論づけています。

Q. 三賞をいちばん多く受けたのは誰ですか?
A. 3人のなかでは安芸乃島の19回で、田口は最多数の記録者と書いています。琴錦が18回で続きます。

Q. 3人の金星の数は?
A. 安芸乃島が16個、長谷川が9個、琴錦が8個です。安芸乃島の16個を、田口は最高記録と書いています。

Q. いまの関脇は誰ですか?
A. 2026年九月場所は、東関脇が熱海富士(8勝7敗)、西関脇が藤ノ川(11勝4敗・敢闘賞)でした。十一月場所の番付は10月26日に発表されます。

関連記事:関脇以下最強は誰/最高位関脇力士の在位場所数/熱海富士は優勝したことがあるか/藤ノ川の成績

ブログランキング

当サイトはブログランキングに参加しております。記事をよんでいただいたら、以下バナーをクリックいただくと、ランキングに反映されます、1日1クリックよろしくおねがいします
にほんブログ村 格闘技ブログ 相撲・大相撲へ
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

少年漫画雑誌、日経関連の編集者を経て独立。現在は大相撲を専門に取材するライター。ほぼ毎場所、自ら土俵際で撮影している。にほんブログ村 相撲・大相撲カテゴリでランキング1位。

目次