専門誌の読者欄に「史上最強の長谷川を偲ぶ」というタイトルが目
に入った。史上最強といっても江戸から現代までという意味ではな
いと思う。土俵の広さ、仕切り制限時間の有無、仕切り線の有無及
び幅、場所数、取組方式など様々な点で異なる。年6場所制以降と
捉えるのが納得しやすい。それでは長谷川は本当に最強関脇か。検
証してみた。

候補として2代目琴錦、安芸乃島を加えた。まず小結・関脇在位場
所数を比較してみた。
小結 関脇 連続
長谷川 9 21 8(2度)
琴錦 13 21 6(2度)
安芸乃島 15 12 4
長谷川の8連続はいずれも関脇である。小結・関脇在位場所数は琴
錦、長谷川、安芸乃島の順になる。
優勝・三賞はどうか。
優勝 殊勲 敢闘 技能
長谷川 1 3 3 2
琴錦 2 7 3 8
安芸乃島 7 8 4
長谷川は上位12勝以上が1回しかなく、それが優勝となった。琴錦
は上位13勝が1回、12勝が2回ある。2回目の優勝は下位であった。
ただし、上位戦は3番あったから14勝1回であった。安芸乃島の幕
内最高成績は11勝であった。

三賞は安芸乃島が19回受賞と最多数記録者である。琴錦が18回と続
いている。現在の賞金に直すと琴錦がトップである。長谷川は2600
万円、安芸乃島は3800万円になる。安芸乃島、長谷川の順になる。
上位勝率、横綱戦、金星をみていこう。
上位勝率 横綱戦 金星
長谷川 0.495 19-37 9
琴錦 0.539 17-61 8
安芸乃島 0.501 24-54 16

上位勝率は琴錦、安芸乃島、長谷川の順になった。休場は除外して
いる。横綱戦の勝敗差は●18長谷川、●30安芸乃島、●44琴錦とな
った。金星は安芸乃島がダントツの最高記録で16。長谷川9、琴錦
8と続いた。
結論、総合的に判断すると関脇最強は琴錦ではないだろうか