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豪栄道引退大相撲レポート

2020年一月場所後の豪風引退大相撲以来、
観客を入れての引退大相撲が実現した。
豪栄道引退大相撲である。コロナ禍では初
である。もちろん、この間関係者だけで実施
した引退大相撲はあった。

開場は10時半と早い。豪栄道と夫人が挨拶に
立つが、そこは後援者のみがそばを通り、
普通のお客さんとは柵でさえぎられた場所に
なっていた。係員が撮影させまいとさえぎる。
一般のお 客さんは客でないかのような扱いに
腹を立てる方を見かけた。

<挨拶に立つ豪栄道>

観客席は通常開催と同じであった。4人マス、
5人のボックス席、間隔を空けないイス席で
あった。ただ、入りは芳しくはなかった。
12月上旬にチケットを売り出し、1月29日の
開催ではPR期間がなさすぎた。東京場所を
2場所くらい経なくては難しい。また今回は
3人の引退相撲が集中してあるので、観客が
分散されることも考えられた。

出し物は11時半からスタートした。特別な
出し物はない。幕下トーナメント、初っ切り、
甚句などである。豪栄道グッズが売られて
いるが、お客さんが長蛇の列である。最後に
なって1200円の豪栄道パンフレットを入手
した。パンフレットというより写真集である。

<はさにをいれる元白鵬の間垣親方>

本番の断髪式は、400人がはさみをいれると
いう。長時間が予想された。はさみをいれた
方に舞の海さんがいた。最後に協会関係者が
はさみをいれた。妙義龍をはじめ境川部屋の
関取3人、親方たちがはさみをいれたのは
当然であった。ほかに元白鵬の間垣親方には
ひときわ目をひいた。力士会会長の照ノ富士、
新大関の御嶽海などもはさみをいれた。

その後、暗く なった国技館内の中で豪栄道に
スポットライトがあたり、 相撲人生が語ら
れていった。 最後は師匠の境川(元両国=
前名小林山)で とめばさみとなった。境川
と豪栄道は四方に 一礼した。 最後に家族
から花束が贈呈された。

<豪栄道と境川親方>

だが、豪栄道の演出はまだ続いた。整髪した
豪栄道が最後に洋装で現れ、感謝のことばを
述べた。最後まで目を離せない豪栄道引退
大相撲であった。

<整髪後挨拶する豪栄道>

勢の引退大相撲は来年になるそうです。-
興味深いテーマをこれからもお届けします。

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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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