大相撲

大相撲人気に水さす不祥事

賭博店への出入りで一月場所を謹慎していた
英乃海と十両紫雷の処分が正式に決定した。
英乃海は1場所出場停止と2カ月の20%報酬
減となった。紫雷は付け人として同行した
としてけん責処分となった。英乃海は掛け金
10万円以下で、常習性はないという判断だっ
た。

<英乃海>

英乃海はすでに一月場所を謹慎したことから
三月場所から出場できることになる。月給で
はなく、報酬と表現された。これは月給と
報奨金、手当てなどを含むということである。
紫雷はけん責処分のところ一月場所を謹慎
したので、もしかしたら番付は据え置きかも
しれない。なお、師匠木瀬(元肥後ノ海)の
処分は見合わせとなった。

<芝(紫雷)対宇良(右)の幕下優勝決定戦>

思い起こすのが2010年の野球賭博である。
このとき悪質とみられた琴光喜と元貴闘力の
大嶽親方は解雇になり、10人の力士が1場所
出場停止になった。10人の力士はどの程度
関与したのかは不明であった。NHKの放送
は中止となり、ハイライトのみになった。
協会挨拶は武蔵川(元三重ノ海)に代わり、
村山理事長代行がお詫びした。七月場所の
ことである。

<野球賭博後の七月場所協会挨拶>

それにしてもこのところ不祥事続きが気に
なる。大相撲はコロナ禍の限定観客を脱して
東京場所では椅子席を全使用、一部マス席を
除いて4人マスになる。いつまでも限定観客
では収入減になるとの判断によるものであろ
う。

コロナ禍以前の大相撲は過熱していた。発売
当日1日でチケットがなくなったほどである。
通常開催となった2020年一月場所のチケット
は異常だった。

<過熱人気だった2020年一月場所案内>

まず、土日祝日だが、ほとんど購入できない
発売開始即完売であった。かろうじて7日目
が入手できた方がいたが、あとは討ち死にで
あった。14日目先行予約でゲットした方が
いる程度であった。その選考予約も当選率が
その前東京場所より芳しくない、との報告を
聞いていた。相撲仲間は10時0分0秒で動い
たが、それでも悲惨な結果に終わった。東京
場所のチケット争奪戦はまさに凄まじいの
一言に尽きた。

まさかコロナが大相撲人気に影響を及ぼす
ことになるとは想像できなかった。大相撲は
観客増員に向けて動き始めた。不祥事は、
ご法度であることはいうまでもない。

ビックカメラにいってきました。
興味深いテーマをこれからもお届けします。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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