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大相撲の問題点をめぐる相撲メモ

▼11月25日用
【平成21年問題山積の相撲協会】
武蔵川(元三重ノ海)理事長(当時)と北の
湖前理事長と何が違うのだろうかと思えて
きた。武蔵川理事長がやったことは、立ち
合いに手をつくことを徹底させたことくらい
である。中には勝負後にやり直すというしら
ける場面も見られた。
立ち合いの正常化に取り組むなら1回目の
仕切りから呼吸を合わせるように指導して
しかるべきである。そもそも手はつくもの
ではなく、おろすものである。腰を割れば
自然に手はおりる。それも片手を先におろし
て呼吸をはかるのではなく、両手をおろせば
お互いに立つ目安となるはずである。
武蔵川(元三重ノ海)理事長には取り組んで
もらいたい問題が山積みしている。
1.追手風部屋にみる躾と称する暴力体質が
角界を覆っている現状
2.宮城野部屋のいびつな形
3.独立部屋の厳格な資格
1はことばや規定の上だけでは染み付いた
体質はどうにもしがたいということを表して
いる。他のスポーツのトレーニングはどの
ようにしているか。目を相撲以外にむけ、
稽古は、部屋生活はどうあるべきかを再考し、
意識改革をするぐらいの指針を打ち出して
いただきたい。
080217白鵬倶楽部 349
<元竹葉山>
 
2の事の経緯はこうだ。平成元年元廣川の
宮城野急逝後、部屋付きの元竹葉山が部屋を
継いで白鵬を育てた。平成16年8月26日より、
北の湖部屋所属の元十両金親が、廣川宮城野
未亡人と養子縁組をした後に廣川宮城野の
次女と結婚し、宮城野を襲名して宮城野部屋
を継承した。これにより、元竹葉山は年寄
熊ヶ谷に名跡を変更して、宮城野部屋の部屋
付き親方となった。
白鵬が横綱になるさい北の湖理事長は、白鵬
の師匠は元竹葉山と明言したが、宮城野部屋
は一門が違う形式師匠と実質師匠が存在する
いびつな形の部屋となった。本来、元竹葉山
熊ヶ谷は一門の部屋に弟子とともに所属し、
金親宮城野は自分で弟子を探し、育てる
ところから始めなければならないはずだ。
こんな形は今後入門する力士のためにも、
けして相撲界のためにはならない。
110123千秋楽打ち上げ 036
<北の湖部屋出身の元金親>
 
3の狙いは部屋数が多すぎる現状を打破し
たいのだろうが、これは親方の弟子養成権
を奪うものだ。自分が強くなることと人を
育て強くすることはまったく別の要素だ。
※余談だが、当時幕下以下のホープとして
以下の力士をあげている。
 
竜電、旭秀鵬、魁聖、貴ノ岩
3人は現在幕内で活躍している。竜電は
今場所十両に返り咲いた。

雨は寝ているときだけにに降ってくれると
ありがたいののけれど。

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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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