藤ノ川は京都で生まれ育ったのか。九月場所藤ノ川が関脇に上がっ
た。これは京都出身力士では198年ぶりの三役と紹介された。とこ
ろが藤ノ川には京都で生まれ育った形跡がないのである。実際は東
京江戸川区で生まれた。新弟子のとき、東京出身の記録がある。小・
中学校は東京で、高校は埼玉栄である。
京都は父甲山(元大碇)の出身地である。出身地は申告制であるた
め東京出身から変更したことになる。したがって京都出身の三役は
198年ぶりといっても京都はもりあがらないし、相撲ファンもどこか
白けることになる。出生地東京、申告出身地京都と割り切って区別
するしかない。

こうした例はほかにもある。嘉陽は千葉県市川市生まれである。12
歳からは新潟県に相撲留学して中学・高校時代を過ごしている。両
親が沖縄出身で申告出身地は沖縄としている。また、熱海富士は千
葉生まれの熱海育ちである。
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古くは貴ノ花がいる。初代若乃花の末弟である。若貴の父である。
北海道生まれ、北海道・東京育ちである。小・中学校は東京である。
それでも青森県出身であった。

逆鉾・寺尾の井筒兄弟は東京墨田区が出生地である。だが父の井筒
(元鶴ヶ峰)の出身地鹿児島を申告出身地にしていた。相撲界はい
いかげだ、と思われた方もいるのではないだろうか。それをいうな
ら安青錦をあおにしきと読み、北勝をほくと読むこと事態理解不能
になるが、それを含めて相撲ファンは楽しんでいる。
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次の本場所|大相撲 九州場所2026(11/8〜22・福岡国際センター)
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