相撲ファンを悩ます質問がある。「次の横綱
は誰ですか」である。この場合、横綱は若く
息の長い横綱を意味する。現在横綱は3人
おり、満たされているように思える。しかし、
白鵬33歳、鶴竜・稀勢の里32歳である。高齢
化は当然ながら1年1年進んでいく。
<鶴竜(左)と稀勢の里>
なにより休場が目立つ。今年、白鵬が36休、
稀勢の里が54休である。鶴竜は9休だが、
昨年は55休であった。九月場所、3横綱が
フル出場したのは、きわめて珍しいことなの
である。さかのぼれば、稀勢の里の大関時代、
平成28年十一月場所、3人が皆勤して以来の
ことなのである。
素材がよく、未来の横綱まちがいなしという
逸材は、すぐには見当たらない。貴源治に
しても十両7場所を経過して52勝53敗である。
こうしてみると時間の問題で横綱不在が十分
考えられる。
<横綱玉錦のブロマイド>
横綱が実質地位化した常陸山以降、横綱不在
の時代は2度ある。最初は大阪横綱の宮城山
が昭和2年の東西合併以降務めていたが、
昭和6年春場所限りで引退した翌場所からで
ある。なお、宮城山はフル出場して引退して
いる。近年はあまりみかけない。朝青龍は
体力の限界というより、事件で責任をとった
カタチで引退している。昭和6年3月場所
から昭和7年10月場所までの7場所間、横綱
は不在だった。翌場所、玉錦が横綱に昇進
して解消された。
2度目は平成にはいってからである。平成
4年五月場所前北勝海が引退したことによっ
ておきた。実質的には平成4年五月場所から
平成5年一月場所までの5場所である。こち
らは曙が横綱に昇進して解消した。あとに
貴ノ花という逸材がおり、期待感があった
時代である。
<白鵬>
白鵬は東京オリンピックまで横綱を務める
という。その2年弱に横綱あるいは横綱候補
は現われるのだろうか。場合によっては再び
横綱不在の時代がきても不思議ではない。
3連休はいいのですが、郵便局の休みが
不便です。
興味深いテーマをこれからもお届けします。
↑↑↑↑↑↑↑↑
当サイトはブログランキングに参加しています、どうか応援をお願いいたします!
【ブログランキング】で、土俵の目撃者を応援して頂けるかたは↓をクリック
【日本ブログ村】で、土俵の目撃者を応援して頂けるかたは↓をクリック
にほんブログ村