大相撲

到来するか横綱不在時代

2018年10月9日

相撲ファンを悩ます質問がある。「次の横綱
は誰ですか」である。この場合、横綱は若く
息の長い横綱を意味する。現在横綱は3人
おり、満たされているように思える。しかし、
白鵬33歳、鶴竜・稀勢の里32歳である。高齢
化は当然ながら1年1年進んでいく。
180908初日前日 311
<鶴竜(左)と稀勢の里>

なにより休場が目立つ。今年、白鵬が36休、
稀勢の里が54休である。鶴竜は9休だが、
昨年は55休であった。九月場所、3横綱が
フル出場したのは、きわめて珍しいことなの
である。さかのぼれば、稀勢の里の大関時代、
平成28年十一月場所、3人が皆勤して以来の
ことなのである。

素材がよく、未来の横綱まちがいなしという
逸材は、すぐには見当たらない。貴源治に
しても十両7場所を経過して52勝53敗である。
こうしてみると時間の問題で横綱不在が十分
考えられる。
2玉錦2
<横綱玉錦のブロマイド>

横綱が実質地位化した常陸山以降、横綱不在
の時代は2度ある。最初は大阪横綱の宮城山
が昭和2年の東西合併以降務めていたが、
昭和6年春場所限りで引退した翌場所からで
ある。なお、宮城山はフル出場して引退して
いる。近年はあまりみかけない。朝青龍は
体力の限界というより、事件で責任をとった
カタチで引退している。昭和6年3月場所
から昭和7年10月場所までの7場所間、横綱
は不在だった。翌場所、玉錦が横綱に昇進
して解消された。

2度目は平成にはいってからである。平成
4年五月場所前北勝海が引退したことによっ
ておきた。実質的には平成4年五月場所から
平成5年一月場所までの5場所である。こち
らは曙が横綱に昇進して解消した。あとに
貴ノ花という逸材がおり、期待感があった
時代である。
180113初日前日 273
<白鵬>

白鵬は東京オリンピックまで横綱を務める
という。その2年弱に横綱あるいは横綱候補
は現われるのだろうか。場合によっては再び
横綱不在の時代がきても不思議ではない。

3連休はいいのですが、郵便局の休みが
不便です。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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