大相撲

■夏5日目 相撲内容がいい日馬富士・高安

2017年5月18日

今日の稀勢の里の対戦相手は、新鋭の千代
翔馬である。千代翔馬は考えた相撲を取った。
素早く右へ動いて上手を取って、投げ、足技
で揺さぶりをかける。稀勢の里は上手が取れ
ず、ひたすら相手の攻撃を忍ぶ。体勢が大き
くくずれることはないが、攻め手に欠ける。

だが、千代翔馬の右の上手が切れて、流れが
変わった。千代翔馬の下手投げは通じない。
逆に稀勢の里が右上手をがっちり取って引き
つけ、一気に寄り倒した。稀勢の里、辛抱の
1勝だった。

白鵬は難敵御嶽海戦で、一つ間違えると敗戦
につながる相手である。だが、白鵬は立ち
合いから張って、かちあげで右四つに組み
とめると、上手から崩すと御嶽海は土俵を
割った。その流れは速く、御嶽海に少しも
相撲を取らせなかった。

序盤戦を終わって、上位で5戦全勝は日馬
富士・白鵬・高安の3力士である。まだ序盤
戦だから、どうこういうのは早いが、相撲
内容は日馬富士と高安がいい。日馬富士は
立ち合いが鋭く早い。そのため、後手にまわ
ることがない。自分のリズムで相撲が取れて
いる。

高安は明らかにパワーアップしている。3日
目琴奨菊とあたり合ったとき、あの琴奨菊が
はじかれてしまった。琴奨菊は立ち合いの
あたりから一気に相手を後退させ、がぶって
寄っていく相撲である。その琴奨菊がはじか
れるとは、信じられない光景を見る思いで
あった。

稀勢の里と大関が早くも2敗し、鶴竜が早々
と休場してしまった今、場所を盛り上げる
のは好調の日馬富士と高安である。白鵬が
さらに調子をあげていけば展開は面白くなる。
それにしても横綱・大関が6人いて、4人が
後退とは寂しすぎる現実である。

マスによってつくお楽しみ袋券。
今場所はマグカップ+手形でした。

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よしなに
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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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