大相撲

稀勢の里メモにみる「打倒白鵬」

2016年8月17日

稀勢の里はかつて大関候補であった。平成
22年九月場所の稀勢の里メモをみてみよう。
この場所、白鵬が全勝で優勝し、連勝を62
までのばしたときである。メモは次のように
書かれている。

稀勢の里の大関への条件は何か。九月場所、
稀勢の里は小結で負け越してしまった。中日、
2勝6敗で折り返したのだから、勝ち越しは
危うかった。しかし、なんとか盛り返し、7勝
8敗にもちこんだ。稀勢の里は以前、琴欧洲
のライバル、朝青龍キラーとして日本人期待
の星といわれた逸材である。関脇以下で
最大の実力者であり、横綱・大関にとって危険
な相手である。
2010稀勢の里A
<稀勢の里、千秋楽に安美錦から7勝目>
 
実力はあるが、星数がともなわない。初代
若ノ花。星の内容はあるが、星数が足りなか
った。その若ノ花の先輩であったプロレスの
力道山は言う「打倒ルー・テーズ、わしを強く
したのはこの言葉だ」。今の稀勢の里に必要
なのは「打倒白鵬」である。白鵬を倒すには
どういう稽古をしたらいいかを質・量ともに
考え、取り組む。それが稀勢の里を強くする
方法である。
2010A
<9/4初代若乃花が国技館にお別れ>
 
以上が当時のメモだが、この後の十一月場所
で白鵬の連勝を63でストップした。さらに、
一月場所でも白鵬に勝ち、連勝した。そして
平成23年十一月場所後大関に決定した。稀勢
の里自身が「打倒白鵬」を意識したことがある
かどうかはわからない。だが、横綱へさらに
強くなるための道も白鵬をのり越えることである
ことになんら変わりはない。
2010白鵬A
 <4場所連続全勝優勝を達成した白鵬>

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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