大相撲

三月場所新番付を読み解く

2015年2月23日

三月場所の番付が発表された。以下である。なお番付に
○枚目はいつものことながら書いていない。

白鵬   横綱 日馬富士
鶴竜 
稀勢の里 大関 琴奨菊
               豪栄道
照ノ富士 関脇 隠岐の海
玉鷲   小結 妙義龍
栃煌山  前頭 逸ノ城
佐田の海  2   宝富士
高安       3  碧山
豪風         4  栃ノ心
豊ノ島      5  遠藤
安美錦     6   魁聖
誉富士     7  徳勝龍
松鳳山     8  時天空
嘉風          9  常幸龍
旭秀鵬    10   北太樹
大砂嵐    11   旭天鵬
千代鳳    12   琴勇輝
勢         13   蒼国来
佐田の富士14   荒鷲
豊響       15   臥牙丸
阿夢露     16   千代丸

実力にふさわしい番付にするなら横綱は白鵬ひとりでいい。
大関は日馬富士・稀勢の里・鶴竜の3人で十分。琴奨菊・
豪栄道は残念ながら関脇の実力しかない。

三役は総入れ替えで、照ノ富士以外は幕内中位からの
昇進である。新関脇隠岐の海はこれまで小結の経験が
2度あるが4勝11敗、7勝8敗と負け越している。その
ほか平幕上位にいたことが10度あるうち勝ち越しは3度
である。まだ安定的な実力に達していない。
番付

新小結玉鷲は上位を4場所務めたが、すべて大負けで
終わっているので実績不足である。実力はまだまだ上位に
通じていないのが現状である。再小結妙義龍は関脇・小結
で勝ち越しの実績がある。ただ、ここ1年は上位から
遠ざかっている。

幕内でまだ横綱・大関との対戦がない力士は10人いる。
佐田の海(三月場所対戦あり)、誉富士、徳勝龍、旭秀鵬、
琴勇輝、蒼国来、佐田の富士、荒鷲、阿夢露、千代丸
である。幕内力士の約24%にあたる。旭秀鵬あたりは
意欲的に上位を目指してほしいところである。

注目したいのは新十両の阿炎と石浦である。きびきびした
相撲は十両に新しい風を巻きおこす可能性がある。その
反面勝ち越しを不安視する見方もある。ともかく元幕内が
目立つ十両では若い力に期待したい。

 

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denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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