大相撲

2022年5月横綱・大関に挑む11人のサムライ

横綱・大関に挑むサムライは11人である。
東前頭筆頭逸ノ城は新型コロナウイルス感染
で休場である。そのため阿武咲を繰り上げた。
また、西前頭筆頭高安は元大関のプライドに
よって挑戦者からはずしている。11人のサム
ライのここ1年の横綱・大関戦及び上位での
勝ち越し、負け越しは以下である。

ここ1年横綱・大関とフルに対戦している
サムライは3人いる。まず、先場所優勝した
関脇若隆景である。負け越しは七月場所のみ
で5場所勝ち越している。上位に定着した
だけでなく、実績を残している。

<若隆景>

たが、横綱戦は勝てず、大関戦も4勝11敗
と勝てなくなってきている。大関戦は7連敗
していた。先場所の14日目貴景勝に勝って
連敗をようやく止めた。五月場所の大関戦は
果たしてどうなるのか。若隆景にとって大関
は強敵である。

次に小結に返り咲いた大栄翔である。横綱
照ノ富士に2勝。負けても大善戦している。
押し相撲は勢いづくと怖い存在になる。先場
所は5勝7敗から3連勝して勝ち越した粘力
もある。

<大栄翔>

ただ、若隆景同様大関に勝てなくなってきて
いる。5連敗したことがある。若隆景と異な
るのは、このなかに大関時代の照ノ富士戦が
2番あることである。そうはいっても大栄翔
はひたすら押すしかない。

最後に隆の勝である。隆の勝は貴景勝と同
部屋で対戦がない。横綱・大関戦だけでなく、
上位戦そのもので成績を残せなくなってきた。
ここ1年42勝48敗である。先場所は4勝11敗
と大敗している。

<隆の勝>

一時は関脇に定着していた時期があっただけ
に成績は下降している。27歳と衰える年齢
ではない。相撲を覚えられたのか、ツメまで
もっていけない傾向がみえる。圧力をかける
相撲だけに相手にとってはいやなタイプで
あることは間違いない。

関脇阿炎の突き押しは威力がある。先場所は
正代・貴景勝戦がないという取組編成のお粗
末さがあった。そうしたなかでの8勝だった
ので割り引いてみなければならない。五月
場所は阿炎の真価が問われる。突き押しの
破壊力は横綱・大関に通用する。押し相撲の
貴景勝、横綱照ノ富士に勝ったことがある。

<阿炎>

豊昇龍は新小結の場所を勝ち越した。この
自信は大きい。大関とは互角に近い戦いが
できる。年齢が22歳と成長途上である。若隆
景が優勝したことに刺激を受けている。きっ
かけがあれば急激に強くなる。そのためにも
五月場所は勝ち越しておきたいところである。

<豊昇龍>

初日は近い。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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