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■名古屋7日目 珍妙な一番となった白鵬対翔猿戦

平日はガラガラだった客席は、土曜という
こともあってお客さんが帰ってきた。早い
人は12時前から並んでいた。長蛇の列に
13時を待たずに開場となった。

結びの一番、白鵬対翔猿戦は珍妙な相撲と
なった。翔猿が仕切り線から離れて仕切った。
かつて貴闘力が横綱曙に仕掛けたことがあっ
た。

<見合う白鵬と翔猿>

相撲は最初小競り合いから、両力士離れて
見合うことしばし。白鵬から飛び込むことは
ない。一時頭四つにもなったが、再び離れて
見合った。そんな流れのなかからいきなり
組んで白鵬が左上手を取るや翔猿を投げ捨て
た。白鵬の勝因は翔猿のペースにのらなかっ
たことである。

<白鵬、上手投げで決着>

白鵬、照ノ富士が簡単に退けた逸ノ城。とこ
ろが、正代に対して巨体をぶつけるように
出て行った。正代なすすべなくあっさり土俵
を割ってしまった。正代はまたも黒星先行
となった。これでは大関の面目丸つぶれで
ある。

<正代4敗目>

若隆景と明生の対戦は今日一番の好取組。
若さと力と技能のぶつかり合いとなった。
若隆景に一日の長があった。また十両の
阿炎が7連勝して幕下から21連勝を記録
中である。阿炎の連勝はどこまでいくのか。
新たな見所である。

<若隆景、明生に勝利>

【名古屋情報】
雨の降らぬ日はなし大相撲。初日から連日
雨にたたられる名古屋である。7日目は雨は
降らず、ようやくピリオドをうった。こんな
に雨にたたられる七月場所は記憶にない。
連日の猛暑はあった。朝の7,8時から暑い
のである。このとき関取はファンサービス
として愛知県体育館の正面から入場していた
のだが、待つファンの体調を気遣って、途中
で中止にしたほどである。降り続ける地域の
雨の被害が心配である。

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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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