8日目の日曜白鵬、照ノ富士ともに好取組は
なかった。白鵬の対戦相手は上位初挑戦の
琴恵光。どう見ても白鵬を脅かす要素はない。
相撲は白鵬が終始圧倒した。引退危機説を
よそに予想外のストレートで勝ち越した。
照ノ富士は翔猿と対戦した。翔猿は奇襲が
あるわけではない。落ち着いて取ればまず
負ける相手ではない。小競り合いのなか、
気を見てはたき込んだ。8勝で後半に入って
いく。
場所は復活を目指す白鵬と横綱昇進に挑む
照ノ富士の2強の優勝争いになってきた。
白鵬か照ノ富士か。強いのはどちらだ。両
力士に今後ケガがなければという前提である
が。
残りの7日間両力士の予想対戦相手をみて
いこう。
■照ノ富士
隠岐の海、千代大龍、明生、高安、正代、
御嶽海、白鵬
照ノ富士はカモにしている朝乃山戦がないの
が痛い。苦手とするのは高安戦である。ここ
をのり越えられるかがカギになる。正代戦、
先場所は幻に終わった。今場所こそ白黒を
つける時である。御嶽海には挟みつけての
寄りで完勝している。
■白鵬
千代大龍、隠岐の海、若隆景、御嶽海、高安、
正代、照ノ富士
白鵬は大関としての正代は初めてになる。
といっても正代は不調である。白鵬はここ
まで隆の勝戦のようにスキのない相撲ばかり
ではなかった。1敗もありえるかもしれない。
問題は直接対決となる照ノ富士戦である。
どちらが勝ってもおかしくない。しいていえ
ば2連覇の照ノ富士に勢いがあるような気が
する。したがってやや照ノ富士有利とみたが、
いかがだろうか。
【名古屋情報】
相撲仲間続々と名古屋入り。2日目まず、
東京から来た熱心な相撲好きの方と話し
込んだ。さらに大阪の相撲仲間が観戦に
来た。二人で写真を撮って、共通の知人に
送信。共通の知人はこのところ相撲現場
から間遠になっている。大阪の相撲仲間は
9日目に再び観戦に来るという。3日目思い
がけない方から声をかけられた。東京場所、
マス席で同席している方である。よく見つ
けられたと感心しきり。7日目、かつて相撲
の会のメンバーだった2人が名古屋入り。
3人で高崎までちゃんこを食べにいったこと
がある。みんな本物の相撲好きである。