大相撲

■名古屋7日目 珍妙な一番となった白鵬対翔猿戦

2021年7月10日

平日はガラガラだった客席は、土曜という
こともあってお客さんが帰ってきた。早い
人は12時前から並んでいた。長蛇の列に
13時を待たずに開場となった。

結びの一番、白鵬対翔猿戦は珍妙な相撲と
なった。翔猿が仕切り線から離れて仕切った。
かつて貴闘力が横綱曙に仕掛けたことがあっ
た。

<見合う白鵬と翔猿>

相撲は最初小競り合いから、両力士離れて
見合うことしばし。白鵬から飛び込むことは
ない。一時頭四つにもなったが、再び離れて
見合った。そんな流れのなかからいきなり
組んで白鵬が左上手を取るや翔猿を投げ捨て
た。白鵬の勝因は翔猿のペースにのらなかっ
たことである。

<白鵬、上手投げで決着>

白鵬、照ノ富士が簡単に退けた逸ノ城。とこ
ろが、正代に対して巨体をぶつけるように
出て行った。正代なすすべなくあっさり土俵
を割ってしまった。正代はまたも黒星先行
となった。これでは大関の面目丸つぶれで
ある。

<正代4敗目>

若隆景と明生の対戦は今日一番の好取組。
若さと力と技能のぶつかり合いとなった。
若隆景に一日の長があった。また十両の
阿炎が7連勝して幕下から21連勝を記録
中である。阿炎の連勝はどこまでいくのか。
新たな見所である。

<若隆景、明生に勝利>

【名古屋情報】
雨の降らぬ日はなし大相撲。初日から連日
雨にたたられる名古屋である。7日目は雨は
降らず、ようやくピリオドをうった。こんな
に雨にたたられる七月場所は記憶にない。
連日の猛暑はあった。朝の7,8時から暑い
のである。このとき関取はファンサービス
として愛知県体育館の正面から入場していた
のだが、待つファンの体調を気遣って、途中
で中止にしたほどである。降り続ける地域の
雨の被害が心配である。

 

当サイトはブログランキングに参加しています、どうか応援をお願いいたします!

【ブログランキング】で、土俵の目撃者を応援して頂けるかたは↓をクリック


【日本ブログ村】で、土俵の目撃者を応援して頂けるかたは↓をクリック
にほんブログ村 格闘技ブログ 相撲・大相撲へ
にほんブログ村
  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

-大相撲

Copyright© 土俵の目撃者(毎日更新) , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.