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白鵬が驚異的なスピードで迫る通算勝利数その後

「白鵬が驚異的なスピードで迫る通算勝利数」と題して
綴ったのは平成27年5月(皐月)7日である。あれから
1年、その後どうなったか改めて検証してみたい。その
前に魁皇の通算勝利数を白鵬が破ると最初に思ったのは
いつか。実は魁皇が千代の富士の1045勝を破って1046
勝をあげた平成23年七月場所のときである。まず、当時の
メモからふり返ってみる。
160522千秋楽幕内表彰 621
<白鵬、鶴竜から通算987勝をあげる>
 
★魁皇前人未踏の1046勝+αは超人白鵬によって破られる
魁皇が左四つ十分の体勢で、旭天鵬に上手を与えず寄り
切った。これで通算勝利数1046勝をあげ、千代の富士
を超え、新記録を達成した。しかし、この瞬間にも超スピー
ドで追いかけてくる力士がいる。超人白鵬である。白鵬は
先場所までの60場所で604勝をあげている。しかも平成21
年、平成22年は86勝をあげている。
魁皇A
<魁皇最後の勝利となった安美錦戦>
 
今後12.5勝平均をあげていくと40場所(6年4場所)で
1104勝に達する。白鵬の実力ならここ3年は6場所で78
勝以上あげていくのでは。そして柔軟性がある体質は、
けがをしにくく、休場は少ないと考えられる。魁皇の記録
はすでに破られる運命にある。

▼通算勝利数

勝利数A
αは結局1で魁皇は通算1047勝をあげて、この場所引退
した。最後の勝利は安美錦からであった。現在、白鵬の
通算勝利数は987勝である。名古屋に1000勝を目指すと
いう。今後、控えめにいっても1場所12.5勝をあげるとなる
と、休場がなければ来年の三月場所で新記録達成の可能
性が出てくる。
なお、横綱勝利数と幕内勝利数は白鵬によってすでに破
られている。場所数からいくと白鵬は他の力士より驚異的
に早い。今後はどこまで数字をのばしていくかに焦点が集
まる。白鵬が残す数字は、絶後になるかもしれない。

▼幕内勝利 数

勝利数B
▼横綱勝利数
勝利数C

6月も後半に突入。
興味深いテーマをこれからも届けます。

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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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