新番付が発表された。照ノ富士が大関のトップに立った。
先場所の新番付で照ノ富士が豪栄道、琴奨菊の風下に立
つ不合理さを指摘したが、ようやく正常になったことを
照ノ富士自ら証明した。豪栄道、琴奨菊にそもそも大関
の実力があるか疑わしい。人気沸騰の九月場所だが、そ
れに応えられるかは照ノ富士の活躍次第である。
<照ノ富士>
栃ノ心が小結にカムバックした。五月場所では西筆頭で
9勝6敗、妙義龍が西関脇で7勝8敗だった。これも栃
ノ心が先場所小結に昇進してもおかしくないのに東前頭
筆頭に止められた。たかが番付と思うなかれ。なにしろ
神風は三役になってもおかしくないのに筆頭で止められ
た。怒りがおさまらない神風は翌場所突然引退したほど
である。
<旭天鵬最後の相手となった栃ノ心>
今場所は復調2場所目となる遠藤は7枚目まであがった。
英乃海、青狼は幕に留まるか十両に落ちるか微妙だった
が、幕に残った。新入幕は大栄翔。十両2場所目の御嶽
海が5枚目まで上がってきた。最近、十両を2、3場所
で通過して入幕する威勢のいい力士がいないだけに御嶽
海に期待したいところである。
<七月場所十両優勝の御嶽海>
幕下の詩
幕下、それは十両をうかがう地位
特に15枚目以内は十両昇進に直結する
わずか7番しかない取組
一番一番の星が重い
それをお互いにつぶしあう
だから、幕下力士全員の幸福はない
選ばれし者となるか去り行く者となるか
どちらになっても
それぞれの人生において主役にはなれる
幕下は先場所4連勝3連敗の高砂部屋の朝弁慶が幕下西
筆頭まで番付を上げてきた。大翔鵬4枚目、豪頂山7枚
目とモンゴル勢も上位にきた。先場所序二段で7戦全勝の
宇良は三段目西18枚目まで上げた。彼らが九月場所でど
んな成績を残すか注目したい。
【新番付余話】
友人が両国に住んでいるが、番付を国技館に購入に行く
のは早朝だという。一番のりかときくと、実はもっと早
い人がいると言う。国技館に近いということは本場所開
催中の台風や大雪のとき国技館に出向いたり、帰宅した
りするときの影響が少ない。夏の健康体操も参加しやす
い。地の利がある方がときどきうらやましく感じる。
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