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朝青龍の事件は部屋教育の限界を暗示

11月30日元朝青龍に関する番組が流れた。といっても
名勝負列伝ではなく、現在の元朝青龍を伝える内容である。
今白鵬が大鵬の最高優勝32回に並んだ。だが、あるいは
朝青龍が事実上の強制引退がなければ、先に並んだ可能性
があったかもしれない。ちなみに朝青龍は25回優勝して
いる。それが一転して引退に追い込まれた(形の上では
自分で引退届けを出したことになっているが)のは社会的
事件によるものである。
100124千秋楽表彰 049
2010年一月場所後に事件は明るみに出た。なにやら、土俵
の外が騒がしい。朝青龍の泥酔暴行事件が明らかになった。
やんちゃ横綱とかお騒がせ横綱で片付けられない問題を
含んでいる。以前巡業を休んで、モンゴルでサッカーを
して、謹慎として2場所出場停止処分になったとき、クビ
にしろという過激な?相撲ファンがいた。そんなときも
自分が勤めている会社の看板社員、売り上げ大貢献の
社員のクビに賛成できますか、と反論してきた。
090328春十四日目幕内 131
だが、法に触れるとなると話は別だ。なぜ朝青龍は
軽はずみな行動(暴行)に出たのか。一般の企業なら
クビである。サラリーマンなら、残りの年数の給料・
退職金、社会的立場・信用を失う。警察に留置され、
検察に調べられ、裁判に出廷しなければならない。損得
勘定だけから見ても失うものが多すぎる。高砂親方(元
朝潮)は「やってから後悔するのが朝青龍」と嘆いていた。
070211福祉 245
<朝青龍と高砂親方>
 
そもそも協会の看板力士の教育が部屋に丸投げでいいのか。
協会自らのりだす必要があったのではないかといまさら
ながら悔やまれる。朝青龍はもったいない横綱であった。

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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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