大相撲

大島部屋の変貌

かつて立浪(元安念山=2代目羽黒山)から独立し
た部屋にあった。元旭國の大島部屋である。旭鷲山、
旭天鵬などはそこの弟子だった。時は流れ2012年4
月元旭國の大島は定年を迎えた。そのとき部屋を継
ぐ者はいなかった。旭天鵬はまだ現役を続けたかっ
た。

<元旭鷲山と元旭國>

大島部屋は閉鎖され、弟子は友綱(元魁輝)部屋へ
移籍した。旭天鵬は2012年五月場所から友綱部屋所
属として土俵にあがった。その場所で思いがけなく
平幕優勝した。37歳の栄冠であった。

友綱(元魁輝)は2017年6月で定年になった。この
とき旭天鵬は引退していた。2015年七月場所後のこ
とである。年寄大島であった。このとき年寄名跡を
交換して元旭天鵬が友綱部屋を引き継いだ。元魁輝
は年寄大島として再雇用で協会に残った。

<元魁輝>

元旭天鵬の友綱はしばらく友綱部屋として弟子の育
成、部屋の経営に取り組んだ。2022年2月1日年寄
名跡を再び交換して友綱部屋は大島部屋に改称した。
元魁輝の友綱は6月に再雇用を終了した。友綱は弟
子の魁聖に8月引き継がれた。

元魁聖の友綱は2023年五月場所後、かつての兄弟子
元魁皇の浅香山部屋に移籍している。現在の大島部
屋は四股名に旭の文字をつけ、かつての大島色に変
貌している。さる五月場所三段目では旭海雄が優勝
している。かつての友綱部屋の色は失われてしまっ
た。

<元旭天鵬>

 

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denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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