6月8日、千代の国の断髪式が行われた。正式には
千代の国引退佐ノ山襲名披露断髪式である。千代の
国断髪式のチケットは大阪府立体育館内で本人から
直接購入した。6000円全自由席である。把瑠都の引
退相撲が7000円全自由席であった。
プログラムを見ると千代の国が幕下以下のときの写
真を使用している。特色は、取組がいっさいないの
である。十両はもちろん幕内もない。
プログラムではほかに千代の国最後の一番があった。
本当は兄(元力士)との対戦を予定していた。だが、
重病のため、急遽関取・元関取を相手にぶつかり稽
古の受け止め役となった。ほかに千代の国改め佐ノ
山甚句が披露された。
断髪式は450人という多さであった。そのため司会
の刈屋氏が一部例外を除いて肩書なしで進行した。
千代の国は途中で方向を変えて向こう正面を向いた。
一般のなかに松鳳山がいた。女性枠もあり、土俵下
で対応した。先代師匠千代の富士の夫人、娘たちが
はさみをいれた。
協会関係者のはさみになった。部屋の関取、親方は
じめ、一門の力士、親方が中心であった。進行が予
想以上に早く、対応が間に合わない親方がでた。止
めばさみを前にスポットライトが千代の国にあたっ
た。司会の刈屋氏が千代の国の苦闘、相撲人生を変
えた言葉などを紹介した。
師匠の九重(元千代大海)が止めばさみをいれた。
四方に礼をした。このあと歌手SEAMOが登場した。
2曲熱唱した。Continueは千代の国が元気をもらっ
た曲だという。
娘から作文読まれ、家族から花束が贈呈された。最
後に千代の国が挨拶に立った。支えていただいた方、
育てていただいた方への感謝を述べた。挨拶後四方
に礼をして断髪式はつつがなく終了した。