幕内力士は横綱・大関との対戦圏内とそうでない2
部制である。だが、一月場所は複雑な様相を見せて
いる。関脇大栄は横綱照ノ富士との対戦がなぜかな
かった。また照ノ富士と同部屋の熱海富士・翠富士
は当然対戦しない。金峰山・玉鷲・隆の勝は1番だ
け横綱あるいは大関と対戦している。
そこで横綱・大関との対戦を除いた関脇以下の成績
をベースに番付を編成した。ただし、横綱・大関に
勝利した場合は成績に加えた。そうすると宇良は6
勝7敗 熱海富士は6勝6敗、翔猿は7勝6敗になる。
それで編成した番付が以下である。
琴ノ若の大関昇進は確定である。ただし、途中休場
の貴景勝の風下に立つ正当性はない。この点、番付
の不合理性は時代に逆行している。歴史的には1ケ
タ勝利大関よりは新大関上位の方がはるかに長かっ
た。
幕内上位はおそらく協会番付とは異なるであろう。
ただし、それはそうとう無理がある番付になる。
幕内と十両の入れかえは5人におよんだ。新入幕予
想の尊富士は実現すれば十両1場通過になる。1年
前の三月場所は三段目だった。なお、遠藤も十両を
1場所で通過している。
三月場所の番付は2月26日に発表される。