大相撲

2024年一月場所総評

★優勝争いについて

12日目を終了した時点で横綱・大関3人が2敗、関
脇琴ノ若が1敗という近来稀にみる展開だった。し
かも4人は13日目以降直接対決するのだから最高潮
で最終盤を迎えた。

<優勝照ノ富士>

★優勝した照ノ富士に関して

3場所連続休場後だけに不安はあった。連敗したら
休場もありえた。しかし、途中からぐんぐん調子を
あげていった。琴ノ若も霧島も照ノ富士には通用し
なかった。優勝は予想以上の成果だった。

★優勝同点の琴ノ若は

今場所は大関への地固めと思っていた。それがあれ
よあれよという間に勝ち進んで13勝をあげた。一気
に大関をつかんだ。父先代琴ノ若を超えた。祖父横
綱琴櫻に並べるか。楽しみは膨らむ。

<琴ノ若>

★大関霧島について

2場所連続優勝、即横綱は幻想とこれまで書いてき
た。しかし、現実に2場所連続優勝すれば横綱に昇
進してしまう。それでも霧島から盤石・常勝・安定
性抜群とはいかない。結果は連続優勝とはいかなか
ったが、11勝で大関としての面目は保った。琴ノ若
に勝って12勝ならなおよかった。

★休場者が多数出たが

初日は関取休場ゼロだったのに最大t人に及んだ。そ
のため取組数が幕内18番の日があった。全員出場の場
合21番になる。貴景勝は来場所カド番になる。

<休場後再出場した朝乃山>

★幻の取組は

・小結以上
照ノ富士対大栄翔
霧島対宇良
昨年の五月場所でも照ノ富士対大栄翔戦はなかった。
幻の取組がなくなる日はくるのか。

★大相撲人気について

一般発売日から1週間たたないで残りわずかのマー
クだけになった。2023年内には協会ホームページに
完売御礼がでた。昨年の九月場所も完売御礼だった。
東京場所は今後も早い段階の完売御礼がでそうであ
る。

★三賞について

殊勲は優勝照ノ富士を倒した若元春。敢闘は横綱・
大関・関脇琴ノ若に敗れながら11勝をあげた大ノ里。
技能は優勝同点の琴ノ若となった。今回は文句なし
の三賞選考だった。

<殊勲賞若元春>

★ほかに気がついた点は

14日目の幕内後半、不戦が1番あり、実質8番であ
った。にもかかわらず、放送は18時1分までかかっ
た。もちろん物言いも取り直しもない。お粗末な進
行だった。

★最後に場所の採点を

75点

 

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denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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